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PMとしてnoteで発信を始めて3年。学びのトリプルループがまわった話。

こんにちは。プロダクトマネージャーのたけまさです。
この記事は「SmartHRのプロダクトマネージャー全員でブログ書く2024」への参加記事です。25人が持ち回りで毎週記事を投稿します。ぜひご覧ください!

PMのお仕事に関する発信を始めて3年が経ち、19記事を公開しました。今回は発信をはじめる前後で何か変わったのか?良いことあったのか?を振り返ります。

noteやブログを書きたいけど一歩目がわからない。興味はあるがその先のイメージがわからない。そんな方のご参考になれば幸いです!

発信を始めて一番変わったこと

学びのトリプルループが回るようになった

自分の学習プロセスに「外部からの知見と学習機会」がもたらされたことが一番の変化です。自分が発信したことを通して、外部から知見や機会が提供され学習結果が強化されるようになりました。学びの構造を3つのループで説明します。

学びのトリプルループ構造図

1つ目のループ:日常的な試行錯誤

これはわたしの基本となる活動です。日々の業務の中で試行錯誤をして、新しい学びを蓄積します。誰でも自分の仕事の中で持っている学習ループです。

2つ目のループ:学びの発信

これは日常業務から離れて学びを振り返り、プロダクトマネージャー向けに一般化して発信するようになった活動です。記事を書くために自分の経験した状況を複数比較して、共通のものは何か?その背景にあるものは何か?と深掘りと抽象化を行います。その振り返りプロセスで学習が強化されて、再び1つ目のループを回します。発信をはじめた背景や狙いは後述します。

3つ目のループ:外部から知見と機会提供

これは外部から勉強会や相談や登壇などお声がけをいただいて、2ループ目で発信した記事を起点にして生まれる活動です。トピックに対して、他の方が経験した事例や知見が集まり、自分が経験してきたことを超えて学習が強化されます。このループでは1つ目の日常的な試行錯誤への還元だけでなく、新しい挑戦の場をいただく経験もありました。

発信の量的な蓄積が遠心力を産んだ

はじめはこの1ループ目だけでしたが、2ループ目が蓄積するにつれ、3ループ目の外部の知見と機会提供のループがまわるようになりました。

なぜnoteを書きはじめたのか

きっかけはドキュメント作成業務の効率化

自分の仕事では「新しい挑戦をはじめる、カオスな状況に規律と秩序を持ち込む、安定化させたら次の人へ引き継ぐ、また新しい挑戦へ。」という機会が多くありました。

新チームの立ち上げ、異動、出向、転職など環境が変わると、同じ内容のドキュメントを何度も作成していることに気が付きました。
そんな時に「再現性がある課題解決は、どこでも汎用的に使えるようにしてポータブルにしよう!」と思ったのがきっかけです。

何を書いているのか

あっ、これ何度も出会った問題だ

自分が複数の事業や組織で、再現性を確認したテーマを中心に記事を書いています。ゴールは「課題の構造を整理して、解決策をポータブルな状態にすること」です。

世の中には同じテーマの記事はあるかもしれませんが、自分の視点で使いやすく加工した課題解決の道具なので特に気にしていません。気楽に書いてます。

誰にむけて書いているのか

第一は自分

記事を書く最も大きなモチベーションは、「同じ内容のドキュメントを何度も作りたくない。」という自分がラクをしたい一心です。笑

第二に一緒に仕事をする(した)チーム

ある課題解決に一緒に取り組んだ人たちが、別のチームで同じ課題に遭遇したとき参照できるものであればいいなと思っています。

第三に同じような課題に困っている人

自分が困ったことはどこかの誰かも困っている。自分で汎用化したノウハウが役に立つことがあればいいな、くらいの気分で書いています。

いつ書いているのか

書きたいとき、書きやすい場所で

休日や電車の移動時間に書くことが多いです。この記事も大部分はスマホでポチポチ書いています。気負わず続けられることを優先しています。

身についたことはあるか

課題の再現性への嗅覚

目の前で起きている課題は、環境依存の固有のものか?環境を超えて再現するものか?それを嗅ぎ分ける嗅覚のようなものは身についたと思います。

再現性が高い課題解決は、将来的に横展開させることを見越して型化までやる。そんな使い分けもするようになりました。

具体と抽象を往復する習慣

基本的に課題を生の事例のまま発信することはありません。内容を一般的な話にする必要があります。

内容は抽象化しただけでは伝わらないので、多くの人が理解しやすい具体的な事例を考える必要があります。この抽象と具体を何度も往復する作業が習慣化しました。

この記事でも「学びのトリプルループ構造図」が最初に浮かんで、それをどう具体的に説明しようかと考えました。

まとめ。何かよいことはあったのか?

いつからか自分の活動にレバレッジが効いている、と思うことがあります。
自分の使い方を外の方が見つけてくれて、新しい学びや挑戦につながりました。これは2つ目、3つ目のループの遠心力によってもたらされました。

誰かの残した知見が、遠くの誰かに活用されて、また新しい価値を生みだしていく。そんなプロダクトづくりのミームを、引き続きマイペースで発信していこうと思います!

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