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New Normal とは? 〜ニューノーマルを理解するための3つのポイント

コロナ禍の情勢はまだまだ観察が必要だが、New Normal (ニューノーマル)という言葉も様々な所で謳われるようになってきた。単に製品を売るためのキャッチコピーと見分けるため、New Normal を考える上で重要となる3要素を記したいと思う。
 ・Various Normal 
 ・Digital Normal
 ・Good Normal 
である。

Various  Normal

 afterコロナ、またはwithコロナと言われる世界が近づいている(もう始まってる)。その世界が日常となるとNew Normalと呼ばれる。
New Normalの最初の1要素は、Various Normal 、多様性溢れる世界と考える。

テレワーク、飲食店からのテイクアウトといった家庭でのQOLを上げて、新しい日常を充実化させる人もいれば、やっぱり対面でのコミュニケーションが大切といって出社し、オンライン飲み会に飽きて夜の街に繰り出す人もいる。
実際は、多くの人はその両面を持って、バランスの良い日常を過ごしたいと考えているのではないだろうか。
新しい生活様式に飛び込むことも、古き良き時代に帰ろうとすることも、どちらの価値観も多様性であり、それを認める世界こそNew Normalなのである。

ただし、価値観の多様性だけでなく、教育を含めた格差が広がる可能性も高い。
この現実も冷静に受け止めて、対策を考えることも重要である。

良くも悪くもより個人の多様性が強調され、多様な価値観が混ざり合う世界、Various NormalこそNew Normalなのである。

Digital Normal

次にDigital Normal 。多様に広がる価値観がある世界の中で、人類が進む方向はデジタルな世界と考える。

コロナ禍以前(beforeコロナ)から言われていたが、現在は第4次産業革命であり、AIが躍進し、21世紀はデータの時代という慣性は変わらない。
DXが必要と言われると若干キャッチコピー感を感じるが、間違いなくこの方向に人類は進んできている。

しかも、コロナ禍により、有史以来のスピードで人類は変化しており、その原動力はデジタルなのである。
STAY HOMEと言われ、毎週倍速でテレワーク化が進み、街中にUber eartsの自転車が目立つ様になってきた。

デジタルの力による変革が加速度的に進み、まさに日常に溶け込んだ世界、Digital Normal こそNew Normalの進む方向なのである。

Good Normal 

最後はGood Normal 。 afterコロナはbeforeコロナより、より良い世界を作るという意志である。

コロナ禍当初、早く以前の日常を取り戻そうという動きも多かったが、科学的にも歴史的にもそれは直ぐには難しいという事が分かってきた。
それならば新しい日常を受け入れようという事でNew Normal が謳われるようになってきたのである。

また、以前の日常は本当に取り戻したい日常なのか?
この人類が急速に変化せざるを得ない状況だからこそ、以前の悪いところは直して、より良い世界を作り、新しい日常を良いものにしようではないか。
こうしたポジティブな考えこそ、New Normal に最も必要な要素と考える。

このように上を向いて歩こう、より良い世界を作ろうという意志、Good Normal こそ、New Normalの理念なのである。

サマリ

Various Normal, Digital Normal, Good Normal .
より多様性、多様な価値観が広がり、デジタル化の方向に進み、上を向いてより良い世界を創ろうという意志を持つ世界。
この空間によってもたらされる日常こそNew Normalなのである。


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