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御陣乗太鼓

毎年の事だが、この時期はどうにも 眠ダルい… (=_=)
今朝もご飯を美味しくいただき (と言っても、自分で作るのですが…)
そのあと、二度寝をしてしまった。
すると…
何やらものスゴい音がする。
覚めきらぬ頭の中で「ん? 洗濯機が壊れたのか…」「いやマテヨ… 洗濯機を回した覚えはないな…」などと思いながら、
やがてはっきりと目覚めると、音は外からだった。

どこかの宗教団体が一致団結して大集団となり、一斉に襲いかかってくるような、太鼓の音がする。 (いや、襲いかからねーだろ~^^;)
地響きすら聞こえてきそうだ。
窓を開けてみると、音はどうやら近くの公園からのようだ。 祭りか…?
まだ、ここに越してきて間もないので、周辺に起こる事はよくわからない。とにかく自転車にまたがり、公園に行ってみた。

子供から青年ぐらいまでの男女が揃いの黒のTシャツを着て、
代わるがわる太鼓を叩いていた。
愛好会なのだろうか、もはや演奏と呼ぶにふさわしいものだった。
聴くだけでも素晴らしいが、やはり太鼓は叩く姿も見ながらの方が
断然よろしい♫  音と、躍動感あふれる映像が調和する時、
わけも分からず涙腺が崩壊する。
しばし立ち尽くし聴き惚れながら… そして思い出していた。

能登の御陣乗太鼓は、普段の日も観光客用に演奏しているが、
祭りの本日は七月三十一日だ。
僕はこの御陣乗太鼓が好きで好きでたまらなくて、
何年か続けて、祭りの日に合わせて行ったことがある。
夜、海岸で行われるそれを見ていると、嬉しくも悲しくも悔しくも無いのに、気がつくと涙があふれ出ているのだ。
僕はもしかして、前世は太鼓だったのだろうか…
いや… 叩かれるより叩く方であったと願わくば思いたい。

なんだか今年あたり行ってみたくなった。


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