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コンテンツマーケティングの罠を避ける:短期的成果に惑わされない! #マープス

2月22日の無料マーケティング講座 [マープス] は、コンテンツマーケティング回。マープスの受講生は、コンテンツマーケティングに関わる人が多いのか、日々の勉強の成果なのか、申し込み時の事前アンケートでも、よくコンテンツマーケティングについて理解されているという池田さんのコメントではじまりました。

私はと言うと、ちょうど今、ホワイトペーパー作成してて、「これ役に立つか??」と感じながら、煮詰まっている最中です。

大事なことは、コンテンツによるマーケティング活動は、その目的と製品の特性により、制作する内容、届け方が変わるということです。そして、超重要なことは、短期的な施策ではないということ。ここを間違えると、結果、刈り取りをする前に製品が終了してしまい、かけた労力を無駄にしてしまいます。気をつけましょう。納得をして、周りにも納得をしてもらった上で、満足いくものを制作したいものですね。

コンテンツの得意なこと・不得意なこと

コンテンツが得意なこと

・有益な情報をまとめられる

コンテンツが不得意なこと

・見つけてもらう
・最後まで見てもらう
・買ってもらう
・何より、(成果が出るまでに)時間がかかる!

コンテンツマーケティングが陥る罠

・広告との違いを認識できていない
・コンテンツはストック型で資産になる
・コンテンツマーケの顧客は熱量が高い
・顕在顧客だけでなく潜在顧客にもアプローチ可能
・既存顧客のLTVを向上できる
・SNSでバズって集客力が上がる

〇広告との違いを認識できていない

リスティング広告より、CPA(Cost Per Action:顧客獲得単価)が安くなると思って、はじめるとダメ。

(前提)見込み客情報を獲得するには、リスティング広告がもっとも効率がよい
→ワードの買い合い、CPAが上がる
→でも、獲得単価がわかるのでだいたいのシミュレーションできる
→あれ、今期の目標が達成できない!
→コンテンツマーケティングで逆転だ!(ダメなパターン)

・広告を出して、さらに、3年後のお客様も育てよう・・・が、コンテンツマーケティングの基本。コンテンツを出して、累積のコンテンツ数が増えた3年後以降に成果につながる。が、1年2年で、待てずにサービスが終了してしまう…

〇コンテンツはストック型で資産になる

コンテンツは資産になる?
実際には、刹那的なものが多い。例えば、「2024年春のおすすめヘアスタイル」(賞味期限短い)

〇コンテンツマーケの顧客は熱量が高い

・潜在顧客は、まだ解決策があることを知らない。その段階で自社の商品の特徴を示しても、伝わらない

〇顕在顧客だけでなく潜在顧客にもアプローチ可能

・検索して入ってくるのは、「いますぐ客(顕在顧客)」
・広告主も自社も競合も「いますぐ客」を追ってしまう

〇既存顧客のLTVを向上できる

〇SNSでバズって集客力が上がる

・コンテンツを置いただけでは見に来てくれない。導線は自社でがんばるしかない。自社で導線を設計しないといけない

まとめ&感想

・コンテンツの目的を明確にする(注意喚起か、好意度・信頼度の向上か)
・良質なコンテンツを量産することができるかシビアに確認する
・コンテンツマーケティング一本は危ない(短期的なCVは広告で補完)
・成果を実感するには時間がかかるため、KGIは複数年で設計する

ちょうど、ホワイトペーパーの制作中で、これって、誰かの役に立つんだろう… ? と疑問に感じながら、作っている最中です。役に立つであろう、情報をまとめただけだと誰にも届きません。何のために、誰に届けるか? この基本に立ち返って、コンテンツを制作したいと思います。

※提出義務のない課題

コンテンツマーケティングに触れた時、
「自分にどんな意識・態度・行動変容が起こったか?」
メタ化(客観視)して考えよう!

すぐにコンバージョンに至るケースがいかに少ないか、また中長期の効果にも気づけるはず

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