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梯先生のお話ふたたび、以前とは違う心持ちで。

ほぼ日の学校[万葉集講座]の補講がありました

3ヶ月前、予定していたお話が最後までできなかったということで、なんとほぼ日の学校[万葉集講座]、梯先生による補講の開催です!

授業は、「昭和万葉集」の歌を中心に、軍人の歌、戦争で残された妻の歌の紹介から、前回、先生が話し足りなかった、作家の島尾敏雄とミホ夫妻のお話に続きます。

古典という素養を持った二人。
戦時中、その古典の世界に自分たちを重ね、やりとりする言葉で愛を深めていったこと、それが戦争終結前の極限状況で高まったこと、戦争のあとは・・・

9月に文庫版が出る『狂う人――「死の棘」の妻・島尾ミホ』を読みましょう。

授業の詳細は以下をご覧ください。

前回とは違う気分で授業を受けました

前回の授業のとき、私はまだシステムエンジニアという肩書きでした。ところが、今回、なりたて3日目ですが、編集・ライターという職種になっての授業です。

3ヶ月前にはなかった興味を梯先生の仕事に持っていました。先生の取材対象への興味の持ち方、考察、資料の掘り起こし、関係者への取材といったことに、です。

後半、梯先生、河野学校長、糸井さん、ライターの古賀史健さんの座談会で、その辺の話を聞くことができました。

書く対象を選ぶ、出会うには、偶然の要素が強いとのこと。
人から言われて取り組むことになることが多い。実は、取材対象がその人でよかったかどうかは、書く段階になって気がつくそう。書き出すのは、だいたい取材が終わってから。書くことは決まっているはずだけど、実際に手を動かして書いてみるまではわからない。本当は、章立て、小見出しを書き出し、それを埋めるような書き方のほうが、効率がいい。けれど、文章を書いてみて、今書いている文章が次の文章を連れてくる、という書き方をしたほうが、よりその人に近づけるとのことでした。10行書いて、20行消すみたいなことにもなるそうだけれど。。

また調べることも、ちょっと調べてみる、そうすると、「もしかして?」という疑問が出る。それを紐解いていくということでした。

梯先生は、しっかりしているように見られることが多いけど、
「明日できることは今日やらない」というスタンスだそうで、置いておく気分も大事にされているそうです。

取材、資料の読み込みなど、できることをしたあと、無理やり結論に導くのではなく、手を動かしてみる。小さい疑問を蔑ろにしない。私もそういったことを気をつけていこうと思います。

授業終わって

本当に、万葉集講座が終わるのは、さみしい。本当にさみしい。明日以降も、万葉集講座の余韻を感じながら、毎日、歌を詠んでいこうと思います。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。