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食を通じて万葉の世界とつながった夜

[万葉集講座]注目さる

ほぼ日の学校[万葉集講座] 第7回。

前回の俵万智先生のあとから、今回の授業までに変わったこと。
それは、元号の(直接の)出典元が万葉集という事件!

授業が始まる前、なぜか皆さん、わけもなく誇らしげな様子がおかしかったですが、誰よりも先に万葉集を学び出しているということは事実で、冒頭、学校長もそれに触れざるを得ず!

歌も詠むし、万葉集のことも学んでいる我らも誇らし気であっていいはずですw

注目もあって取材も入っての授業でした。

今回の先生

今回の先生は、発酵学者の小泉武夫先生。
万葉集講座に、なぜ発酵学者の先生が??
もちろん、古代の食という見識もお持ちですが、実は「NHK日めくり万葉集」というエッセイの連載も、過去お持ちだったとか。

授業は、思った以上に歌に関するお話が多く、今話題の大伴旅人の話もされていました。旅人は、酒の歌が多いということで、発酵学者の小泉先生には、他の詠み人に対してよりも、お詳しそうに見えました。

しかし、私にとってはそれだけではありません。実は私、[万葉集講座]には小泉先生がいらっしゃったから申し込んだようなもんです。

テレビなんかでお見かけすることはあったんですが、そのときに惹かれたのではなく。
私は、小泉先生の食に関するエッセイのファンなんです。

最初に読んだのはいつだったでしょう。

最初見たとき、なんというんでしょう……
表現が………下品だったり、眉をひそめるような擬音が多かったり、と私は感じました。
とにかくもう「嫌なこと書く人だな」と思ったわけです。

けど、あとで思い出して読みたくなったり、当時、表現は嫌だったけど、読むとそれが非常に旨そうに感じ、ゴクっと喉を鳴らすことが多い文章でした。いつの間にやらファンになっていました。
今、読んでいるのはこちら(↓)と、

こちら(↓)

今も、日経の夕刊で先生の連載があり、毎週楽しみにしています。

いつか小泉先生にお会いしたい! それが叶うことでもう楽しみで楽しみで……

授業の日、4月3日は息子の6歳の誕生日。
家族のディナーは前夜に済ませていただき、今日は、会社を休み一緒に過ごす時間は昼に済ませ、子と妻と別れ、授業へ向かいます。

授業の様子

例のごとく、そのうちオンライン講座で見ることができるようになるので、詳細は記載しません。

速報はこちら(↓)

ん、もぅ、くさおいさん、笑いの部分が落ちてますよ。

テレビにもよく出演されるし、ほうぼうでお話されることも多いと思いますが、慣れない設備でアタフタされたり、やわらかな物腰と、聴き手の反応を見つつもオレ流な授業の進め方、そのチャーミングさに皆さんやられました。

この先生が、あの文章を書くんだなーと思いながら、ファンの一人として授業を十二分に堪能いたしました。小泉先生には、もっとファンが増えて欲しいと思いますし、食について、私が今後「食べること」を書くときには、きっと参考にしていこうと目論んでいます。

私としては万葉集の話はなくてもよかった授業ですが、万葉集の話、旅人の話、歌の話、万葉〜奈良〜平安時代の食の話と盛りだくさんで、もうお腹いっぱいです。

ほぼ日の学校関係者の皆さま、今日は、私が夢にみた体験をさせていただきありがとうございました。

授業以外のこと

生徒の一部の方が参加されているLINEグループで、歌を交互に読み合う「歌仙」ごっこ(575のあと、77を詠み、あとに575を詠む)が進んでいます。歌をつなぐこと、歌を選ぶこと、選んだ後の展開を考えること、誰がその歌を選んだのか? など、歌をつなぐということを楽しんでいます。次回(4/17水)の永田和宏先生による「歌仙」の授業、最初は不安も大きかったですが、段々と楽しみになってきました!

もう一つ、授業以外で個人的なこと。以前、永田和宏先生が主宰されていた「塔」短歌会に入会しました。学校の宿題(任意)で「一日一首詠みましょう」というのがありますが、フィードバックがないことが、継続を難しくしているように感じていました。

入会一年未満の歌を集めた「若葉集」への投稿、添削依頼を通じて、歌のフィードバックを得たいな、と思っています。

授業の予習・復習

[天上の虹]も読み終えてしまったので、自分が詠む歌だけでなく万葉集について、次は何に触れようかなー

やっぱ先生方の本から入ろうか
(ほぼ日の学校[万葉集] - ブックリスト)

あぁ、あと3回で授業が終わるなんて……
でも、改元を機に万葉集を学ぶ人が増えていく中、悲しむばかりではない気がしますね(実は修学旅行なんて企画もありますし)。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。