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クラウド・ルー盧廣仲『自我的介紹 in peace』 歌詞和訳と解説

◆ミュージックビデオ

2021年12月8日発行のニューアルバム《勵志論》
先行第2弾シングル『自我的介紹 in peace』

作詞:クラウド・ルー盧廣仲、討海人、威廉霍華、Awriter H.
作曲:盧廣仲
編曲:盧廣仲、黃少雍、簡道生、張瀚中 

◆対訳歌詞

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知的な本を読み終えた
今日は覚えてたけど 明後日には忘れた
ポストモダンの時と永遠の間で揺れている
固執なのかもしれない

あなたが言ってた話が気にかかってる
退屈だと思った 本当はまばゆかった
摩訶不思議に現れるシーン
あなたはいつも あんなに美しかった

永遠に待ち続けてる
あなたに触れて欲しくてたまらない
遠すぎる希望を抱く勇気はまだない
失敗がしみついてしまった

雨に濡れながら バスを待っている
裏目に出てばかり もう慣れた
最も苛まれるのは生きることじゃなく
あなたに見放されたぼくが独りまだ生きていくこと

いつだって 永遠に待ち続けてる
あなたに触れて欲しくてたまらない
ひとことでいい 真実を教えて
河を越え僕を連れて行って

適当にやり過ごせない 僕を許して
どうして やるほどに間違えてばかり
あなたに気にかけてもらえなくなった後の僕は
暗黒の空に いまにも呑み込まれてしまいそう

教えてよ
戦いの炎のない場所を
救済を必要とする者のない場所を

あなたはそこで きっと僕を待っている
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◆歌詞解説 (随時加筆中)


①作品コンセプトと創作縁起

この作品は、10年前の夏(2011年頃)クラウド・ルー盧廣仲がアフリカを訪問した際、高い高度で飛ぶ飛行機から地表で爆弾が炸裂するのを見て強い衝撃を受けたことが最初の着想となっている。
その後2015年に(2011年の出来事とは別に)曲のデモが完成していたが発表の機会を得ずに時が過ぎ、今回の《勵志論》アルバム製作で「5年ぶりのフルアルバムなので、僕という人間を改めて紹介する曲を入れたい」という考えから『自我的介紹(己についての紹介)』というタイトルが定まり、作詞・編曲などを経てようやく3つの材料が1つの作品に結実した。

最後の一節「戦いの炎のない場所を 救済を必要とする者のない場所を」はクラウド・ルー盧廣仲自身によって書かれており、本作の英語タイトル「in peace(平安に)」と呼応している。

クラウド・ルー盧廣仲は近年ユング心理学に傾倒していおり、この新曲の宣伝報道でも「歌詞の中に自我(じが/EGO)についての僕の見解を入れ込んであります。リスナーの皆さんと一緒に『我(おのれ)』とは何か、銀河の中を探索できたらうれしいな。」と語っている。


②作詞家紹介

本作はクラウド・ルー盧廣仲、討海人、威廉霍華、Awriter H. の4名による連名作詞。
前三名(クラウド・ルー盧廣仲、討海人、威廉霍華)は2014年シングル『大人中』の作詞トリオでもある。

※威廉霍華(William Howell)は陳綺貞cheer chenの別名
※Awriter H. は黃嬣の別名でクラウド・ルー作品初登場。黃嬣名義で丁當、梁靜茹、品冠などの作詞を手がける

主題は異なる作品ながら、本作と『大人中 Adult』の歌詞にはいくつかの類似したメンタリティが感じられる。
・本作の「被你放棄的我(あなたに見放された僕)」「我被你忽略(あなたに気にかけてもらえなくなった)」フレーズは『大人中』の「流眼淚的星星正在放棄我(涙を流し 星がいま僕を見放した)」を、
・本作の「在黑色天空 就快要被淹沒(暗黒の空にいまにも呑み込まれてしまいそう)」は『大人中』の「萬一我不小心墜落(もし僕がうっかり墜落してしまったら)」
を連想させる。

③訳詞のポイントと言葉の解釈
(作成中)

参考文献:『自我的介紹 in peace』公式MVの作品紹介部分、及び本作の宣伝報道
#クラウド・ルー #盧廣仲 #自我的介紹 #勵志論 #the6thAlbum

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