野尻真里

様々な媒体で活動をしている歯科医師です。 オーラルフィジシャンという日本最先端の予防歯…

野尻真里

様々な媒体で活動をしている歯科医師です。 オーラルフィジシャンという日本最先端の予防歯科を勉強し、将来は予防に特化した歯科医院を作るべく勤務に励んでいます。

最近の記事

歯科治療の正しいゴールとは

先日、虫歯の除去と詰め物を行った患者さん(保険診療) 保険ではありますが患者さん自身満足はしてくれました。(ありがとうございます) しかし、ここから5年10年と経つと詰め物が浮いてきたり、境目が着色したり、お口環境によっては二次的な虫歯になることも。。 ここを治療のゴールとしてしまう歯科医師ではいけないのです。 他の歯がもうこんなことにならないように、今回なぜこんなことになってしまったのかの究明と改善点を見つけ、 これ以上の侵襲をしないために全力を燃やし、 実際維持がで

    • 口唇癌の女性のケース

      口唇癌の発生頻度はかなり低く、口腔がんのうちの1〜2%、日本ではおおよそ100人程度です。 また、女性の口唇癌はとても稀です。 私の患者さんで女性の口唇癌の患者さんがいました。 この方は口唇癌を発症して一年。 ご家族が緩和病院を望んでおらず私と出会いました。 この方は、壊死部分以外のケアをできる範囲でしっかりと行なってくださる方でした。 主治医となってから、私も沢山勉強しました。 しかし、ここまで進行してしまうと私たちにできるのは口腔外科との連携、壊死部分並びに口腔内の

      • BP製剤で顎骨壊死が起こったケース

        この患者さんは先日インプラントがごそっと抜けてきた患者さんです。 この患者さんは、過去にインプラントを埋入し、前後関係はわかりませんが、骨粗鬆症のお薬を飲んでいた時期がありました。しかし、それも短期間のもので現在はもう何年も服用されていない方です。 (このインプラントは自院で入れた物ではないのですが)歯医者さんのメインテナンスを長らく拒否されており、ご自身での歯磨きもまともには行ってくれない方でした。 その理由は高額な治療費をかけて治療したのだから、絶対に大丈夫。調子が良

        • なぜ予防歯科がしたいか

          まず最初に歯学部に行くまでのお話も書きます。(よく質問で頂くため) 私は岐阜県の高山市で生まれ、実家に医療系は誰もおらず、医療というものに触れる機会がないまま地元で中学生まで育ちました。 高校生になり、山梨県の駿台甲府高校に進学するころ、姉が医学部に進学、医師となることから私も医療に興味は持ち始めていました。 しかし、国語と英語が昔から成績が良く理系に嫌気がさしたこともあり、女子アナやキラキラOLに憧れていた私は、理系をやめて文転をすることにしました。 先生に提案しに

        歯科治療の正しいゴールとは

          経歴

          歯科医師 職歴2018年3月 朝日大学歯学部歯学科卒業 2019年3月 朝日大学研修医終了 コスメコンシェルジュ資格取得 2019年4月 岐阜県うずら歯科医院勤務(現在も勤務) ★ 2020年   S Beautyグループ ホワイトニング顧問監修 (現在は退職)      CAMBRAサティフィケート      歯科食育士、口育士取得 2020年   訪問歯科診療専門歯科医院にも勤務 2023年  最先端の予防学会JOF入会 臨床研修指導医取得 メディア≪2006年以前≫