この国は狂ってる!
朝のニュースを見ていた夫が、開口一番、「この国は狂ってる!」と言った。
また小学校での銃乱射事件で児童含む6名が亡くなった。
まだ3月なのに2023年で、すでに米国内の銃乱射事件は130件、学校で発生した銃乱射事件の数はなんと89件。
夫が叫ぶのも当たり前だ。
たった3ヶ月で学校で起きた銃乱射事件が89件なんて、本当に狂ってるとしか思えない。
銃の規制が緩いアメリカ、州によって規制が異なる。
ハワイ州は銃の規制が厳しいと言われているため、裕福な家庭ならハワイに移住して安心して子育てすることも可能だが、ミドルクラスのミドル以下だと経済的にそれも無理だ。
子どもを安全に育てるのも金次第なんて…
酷すぎるアメリカ社会。
ミドルクラスのロー以下だと、銃規制の緩い州に住むことになる。
治安が良いとは言えないので、土地家屋が安く物価も安め、教育レベルも下がる。
この世の階級はピラミッド型だからアメリカ人のミドルクラスから下にかけての階級の人の方が多いことになる。
安全とは言えなくても、仕方なくそこに住み、子育てしなけばならない人の方が多いってことになる。
我が子が学校で乱射されて死ぬことが起こり得るかもしれないなんて事を親が想像するなんて、あまりに酷すぎる。
ちなみに下記のリンクを見るとどれだけ銃による死者の数が多いのかが州ごとにわかる。
一番酷いのは死亡者数テキサス州 4164,、次にカリフォルニア州 3449、3番目はフロリダ州3041…ハワイ州は50で一番少ない。(ちっぽけな島で平和そうに見えても、実は50もあったとは…)
しかしこれは2020年なので、2023年は更に増えるのではないだろうか。
Firearm Mortality by State
https://www.cdc.gov/nchs/pressroom/sosmap/firearm_mortality/firearm.htm
トランプ前大統領は「銃規制の法制度改革は銃乱射事件の防止には繋がらない。銃を持った悪人を止める唯一の方法は銃を持った善人だ。教師も銃を持つべき」と述べたことは有名な話。
まあ、よくもそんな事が言えたもんだ。
そもそも銃がなければこんな悲惨な事件は起きない。
トランプはライフル協会で、大統領になれば銃携帯を認めるという憲法上の権利を断固として守ると演説した。
子どもがどれだけ死んでも投票数を稼ぎたいトランプ。
2021年、トランプ支持者はアメリカ国会議事堂を襲撃し、その時に死亡された人々の遺族はトランプを提訴した。
トランプのやり方は卑劣で暴力的。
個人的にはトランプを見るのも嫌だ…
そもそも大統領になるなら国民の平和、健全で幸福な社会を守ると約束してくれ!
なんなんだ!この人のやってきた事は…
と思ってしまう移民の私。
一方日本は…
登下校も1人でできるし、帰宅後に近所の友だちの家に一人で出かけても安全。
少し大きくなると、電車にも子どもひとりで乗ったり、子ども同士でディズニーランドに遊びに行ったりできる、なんて安全な国なんだろう。
アメリカは高校卒業するまではたいてい親が子どもがどこに行くにも送迎するのが当たり前。
アッシーであるだけでなく、安全面でもそうしなければならない。
だからある意味、日本人から見るとアメリカ人は過保護な部分もあるし、子ども同士がプライベートでどこかに行ったりする自由な時間を作るのは日本の子ども達より少ない。
お子さんを持つ親御さんが安心して子どもを学校に送り出せることができる社会がずっと続く日本でありますように…
平和で当たり前のことって実はとても幸せな事なんだとつくづく感じる。
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