なおき

外資系企業で仕事をしています。読書、仕事での気付き、キャリア、について発信します。

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最近の記事

いますぐ転職しないけど転職を考えている人へ

新年度の4月以降は転職の多い時期かもしれない。僕も最初の転職は4月だったし、一番最近の転職が決まった時期も6月だ。もしかすると転職を考えている人も多いかもしれないし、実際に動き始めている人も多いかもしれない。 一方で、なんとなく転職を考えたことがあるけれど今すぐではない、という人も多いだろう。しかし、今すぐ転職しなくても、今すぐやっておくと良いことがある。それは自分の現在地を確かめておくことだ。今の自分に向き合うと言い換えても良いかもしれない。 今の自分に向き合うとは以下

    • SDGsは企業活動に内部化される必要がある

      SDGsという単語は最近あちこちで見かけますが、果たしてどういったものなのか、ちゃんと理解していないと手に取ったのが「SDGs思考 2030年のその先へ 17の目標を超えて目指す世界 」です。 2015年に国連で採択された「アジェンダ2030」に含まれる17の目標と169のターゲットについての説明にとどまらず、2000年のMDGs、もっと遡った国連憲章からの背景を含め、その成り立ちの理解に役立ちました。 また、企業がSDGsをいかに内部化していくか、またその重要性が繰り返

      • 『実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス』(石野雄一著):経営企画の人、経営企画に異動・転職する人が読むべき本

        石野雄一さんの新刊『実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス』を読みました。 タイトルの通り、講義を受けているような文章でとても分かり易い内容でした。 経営企画の人が読むべき本 ファイナンスという単語が含まれており、且つ石野さんはファイナスを専門領域とする方ですから、当然財務部門に所属する人にとってはとても役に立ち且つ実践的な内容となっています。 しかし、ファイナンスに限らず、本著無いで出てくる内容を見ると、実は事業や投資の「やる/やらない」の判断をする職位にある方全員が

        • 海外駐在2か国経験者が考える海外駐在すべき6つのメリット

          コロナ禍において、海外駐在どころか海外出張も難しい時期が続いていますが、危機はいつか終わります。駐在者数を減らす企業が多くなるかもしれませんが、それでもゼロにはならないでしょう。 さて、海外駐在のメリット・デメリットを書いていきたいと思いますが、結論から言うと、海外駐在はオススメです。株の世界で言えばストロング・バイです もし既に駐在の打診があるのであれば是非、オファーを受けて頂きたいし、チャンスがあるのならそのチャンスを掴むための努力をすることをオススメしたいです。

        いますぐ転職しないけど転職を考えている人へ

        • SDGsは企業活動に内部化される必要がある

        • 『実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス』(石野雄一著):経営企画の人、経営企画に異動・転職する人が読むべき本

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          オシムの言葉-それを言うと戦争を肯定してしまう

          本棚を整理していたら懐かしい本が出てきた。 「オシムの言葉」 14,5年前に読んだ気がする。 90年イタリアワールドカップ。NHKの衛星放送が全ての試合を放送し、中学生だった僕は食い入るようにワールドカップに熱中した。当時のユーゴスラビアが後に名古屋でプレーするストイコビッチを中心にフィールドを駆け、南米の雄アルゼンチンを苦しめた。 ユーゴスラビアのサッカーなんて見たことが無かったから、アルゼンチンの選手に引けを取らないテクニックとスピードに驚嘆した。結局、PKで負け

          オシムの言葉-それを言うと戦争を肯定してしまう

          苦しみも味わい尽くせば希望が見える。ジブラーンの詩「苦しみについて」を読んで。

          少々遡りますが、年末年始は実家で過ごし、少し本を読む時間がありました。そこでジブラーンの「預言者」という詩集にある「子どもについて」という詩を読み返しておりました。そのついでにこれまで読んだことが無かった「苦しみについて」という詩を読んでみました。なかなか重たいタイトルですが(笑。  2018年夏の海外赴任からの帰国に始まり2021年1月現在まで、色々と変わりましたが、分かっていた変化、自ら変化させたもの、思わぬ変化など変化の形にも色々ありますが、一気に変化すると大変だな、

          苦しみも味わい尽くせば希望が見える。ジブラーンの詩「苦しみについて」を読んで。

          Kindle Paperwhiteが「絶対買い」な理由5つ!…では収まりきらなかった。

           Kindleを買う買わないで迷われている方がいますが「絶対買い」です。Strong Buyですね。なかでもKindle Paperwhiteを推します。紙派の方は併用でもいいので買いです。 なぜKindle Paperwhiteが良いのか、タイトルの通り理由を5つにまとまり切らず10になった理由を書きます。 Kindleを買うべき理由①読書以外に何もできない  ②充電池(バッテリー)が長持ち ③軽くてかさばらない ④紙本より安く買える ⑤目が疲れない ⑥文字サイズの変更

          Kindle Paperwhiteが「絶対買い」な理由5つ!…では収まりきらなかった。

          危機管理は経営の必修科目『OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント』

          近年あらゆる場面で危機管理、リスクマネジメントという言葉を目にする。順調に事業を伸ばしていた企業がたった一つの不祥事で倒産の危機に瀕することがある。危機管理は経営陣自らが本気で取り組まないといけない、いわば必修科目となっている。品質保証や総務部に任せっぱなしではいけないのである。 危機管理とは何か、リーダー(経営陣)としての心構えを学ぶ上で、元日本航空(JAL)の小林宏之氏の著作『OODA 危機管理と効率・達成をマネジメント』は必読書である。 危機管理能力とは以下の二つに

          危機管理は経営の必修科目『OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント』

          2020年に読んで心に残った組織開発に関する5冊

          今年読んで心に残っているビジネス本 『両利きの組織を作る-大企業病を打破する「攻めと守りの経営」』:加藤雅則、オライリー 『組織は変われるか』加藤雅則 『やめる人・ぶら下がる人・潰れる人』上村紀夫 『折れないリーダーの仕事』 下園壮太 『コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える』冨山和彦 Kindle Unlimitedで読んだ中では大当たり感が強かった。共著のオライリーの「両利きの経営」がベースとなっているのはもちろんだが、AGC(旧旭硝子)の事

          2020年に読んで心に残った組織開発に関する5冊

          サボりとリーダー不在と

          ドイツ在住時はよくブンデスリーガを見に行きました。 僕は応援しているチームのアウェイゲームを見に行ったときのこと。後半の途中で3-0のリード。決まったかな、、と思っていたところ、どうも守備ブロックにズレが生じるようになってきたように見えました。 こういったズレが生じてくるときは、誰かがサボりはじめたときだと思っています。 チーム全体ということではなく、誰かが、サボりはじめるのです。このサボりの要因としては、もちろん疲労も大きな要因ですが、それ以上に気の弛みが大きいと思い

          サボりとリーダー不在と

          投資、現状維持と成長

          キャリアの大半で製造業の会社に勤めている。 設備投資にはざっくりと2種類あってひとつは現状設備の性能、生産量を維持するための投資。もうひとつは新製品、もしくは既存製品の生産増に伴う投資。 どちらも必要である。 当然投資活動を行わなければ、つまり現状維持さえしようとしなければ企業は衰退することになる。 これ人も然り。 しかし、人の場合は普段通りの生活をしている、つまり投資をしなくても、いままでと変わらないと勘違いしてしまうことが多いように思うが、実はどんどんと衰えてい

          投資、現状維持と成長

          実際「あなた」と言わないニホンゴ

          ドイツにいたころの話。 会社で4ヶ月間日本に行くことになった子に日本語を教えていた。かわりに僕もドイツ語を教えてもらうという仕組み。 日本語を教えるとまず思うのは、多くの状況で日本語は主語を省くということだ。 「私」と「あなた」で話をしている場合、自分のことを話すときに「私は~」をあまり言わない場合が多い。 ましてや「あなた」「君」など極めて使用頻度が低い。丁寧語で話す間柄でも、親しい友達でも、二人称代名詞を言わないか、代わりに名前を直接言うか、名前を言って注意を惹い

          実際「あなた」と言わないニホンゴ

          【ラグビーW杯所感④】

          ラグビーW杯、南アの優勝で幕を閉じました。残念ながらTV観戦だけでしたが、予選プールは日本戦とティア1同士の試合を中心に、準々決勝からは全試合見ましたが、良い試合ばかりでとても楽しかったです。 もう少し、思ったこと、感じたことをメモしておこうと思いました。 <守備の強いチームが勝つ> 多くのスポーツでも言えることだと思いますが、やはり守備が強いチームが勝ちあがるもんだなと思いました。南アの守備はオフサイドなんじゃないか?というぐらい守備ラインの出足が早く統率されていまし

          【ラグビーW杯所感④】

          【ラグビーW杯所感③】

          〈ラグビーは激しいけどフェアなスポーツ〉 ラグビー観戦中、観戦後に感じることは「フェア」「クリーン」「清々しい」といったことです。2015年W杯の時強く感じたことですが、今大会もやはり同じように感じました。 格闘技さながらの流血を伴う激しいコンタクトスポーツでありながら、そのように感じるのはプレーに「悪質さ」が少ないからだと考えています。 僕が一番長くプレー&観戦しているサッカーでは、「悪質」なプレーが頻繁に見られ、危険なファウル、インテンショナルファウル(わざと転倒する

          【ラグビーW杯所感③】

          【ラグビーW杯所感②】

          <ベスト8の偉業と次の目標> 今回のベスト8は誰もが認める素晴らしい結果だったと思います。選手や関係者が話している通り、狙った通りのことを実行できたのだと思います。ホスト国だからこその重圧を克服しての結果は感服です。 ホームアドバンテージのある今回だからもう一つ上に行けたかもという欲をかいてしまいますが、アイルランドでさえこれまでの最高成績がベスト8ということを考えるとステップバイステップの大きな一歩を進められたのだと思います。 また、あの激しい試合を5試合も続けることは

          【ラグビーW杯所感②】

          【ラグビーW杯所感①】

          【ラグビーW杯所感①】 ラグビーW杯はまだ4試合を残して続きますが日本はベスト8で負けてしまいました。 色々感じたことがあったのでいくつか書いてみたいと思っています。 <大会の成功→ホスト国の躍進> ホスト国が勝つというのは大会成功の鍵だと思います。 98年のサッカー・フランスW杯の時に、フランスに約一ヶ月滞在していましたが予選時はそれほど盛り上がっていなかったのがフランスが勝つごとに盛り上がっていったのを今でも思い出します。今回の日本代表が勝つたびにどんどん盛り上が

          【ラグビーW杯所感①】