今回はUXデザイナーなら知っておきたいデザインに関する基本的なデザインの原則をまとめたいと思います。

これらのいくつかはUIデザインにも関連しています。プロジェクトを開始する前または後で、必要に応じてプロジェクトを改善できるように、この資料をチェックリストとして使用してみてください。

1. 実際のユーザーのニーズについて考えよう

実際のユーザーのニーズは、あなたがそれについてどう思うかではなく、重要な側面です。

例えばデザインが素晴らしいものでも、主要な対象者に属していない場合は意味がありません。私たちは主要な対象者が製品に満足しているかどうかを理解する必要があることを意味します。

製品のユーザビリティテストでは、ユーザーが製品を使用しているときにすべてが明確であるかどうか、製品に問題があるかどうか、およびなぜそれらが発生するのかを判断します。調査中、回答者に質問し、彼らの行動を注意深く観察しましょう。

2. フィードバックを忘れないで！

ユーザーは、今何をしようとしているのか、そのアクションの後に何を期待するのかを知りたがります。

製品との相互作用が予測可能であるほど、ユーザーが製品に与える信用度が高くなります。そして、それはより良いユーザー・エクスペリエンスにつながります。フィードバックを忘れないでください。

ユーザーがシステムのステータスを推測する必要がない場合はとても便利だと感じます。インターフェースを見て全てを理解できるからです。

3. 標準に従おう！

Nielsen Norman Groupのニールセン博士は簡単な起動とインターフェイスの一貫性により、ユーザー・エクスペリエンスが向上すると考えています。

標準のパターンに従ってデザインください。クリエーティブではないと感じるかもしれませんが、一貫性と標準の原則に関する記事を読んで、それがどのように機能するかを理解してください。

より多くのユーザーがインターフェースを知っているほど、ユーザーはあなたのサービスをより速く、また簡単し使用できます。なぜならユーザーはあなたの製品の使い方を学ぶ必要はがないからです。誰も時間を無駄にしたくありません。

4. 間違いを防ごう！

ユーザーが製品を使うときに表示されるエラーメッセージは、実際のエラーメッセージではない場合があります。多くの場合はシステムを表示して、間違いを防ごうとしています。

ユーザーが何をすべきかわからず、デザインが十分にユーザーフレンドリーでない場合、実際の間違いが発生します。

例えば、以下のようなことをすると間違いを防ぐことができます。

• アクションの制限を作成し、不注意による誤操作を減らします。
  たとえば、[保存]、[削除]などのボタンの間の距離を十分に取ることでミスクリックを減らします。

• ヘルプを与える

5. 情報の負荷を減らそう！

私たちは製品についてもっと伝えたいので、Webサイトにすべての情報を提供しようとします。これは多すぎる情報とみなされます。そして顧客はこのすべての情報を頭の中で整理する必要があります。

すべての情報がユーザーの注意を引くため、パーツは互いに競合していると言えます。そして、ユーザーは重要な何かを見逃す可能性があります。
ユーザーのニーズに集中し、重要な情報のみを提供する必要があります。

また伝えたい情報を分割して、適切なタイミングで表示する必要があるものを表示する方法もあります。これが、情報の負荷を軽減する方法です。情報を1つずつ提供します。

6. アクセシビリティも大切

デザインの重要な原則はアクセシビリティです。

地球上の約10億人がさまざまな種類の病気を患っています。また、障害を持つユーザーの10人に7人は、利用できない場合にWebサイトをしようするのを諦めます。

したがって、身体的な制限のある人にも適したデザインを開発してください。ユーザーの年齢、文化的特異性、身体的制限などについて考えてください。

7. オートコンプリート機能

ユーザーは、インターフェースのさまざまな部分から、全ての情報を覚えておく必要はありません。それはユーザーを苛立たせ、時間を無駄にするでしょう。

• リマンダー機能は、ユーザーが物事を思い出せないことを認識できるようにします。

• オートコンプリート機能は、ブラウザーに入力したIDやパスワードを記録する機能です。 オートコンプリート機能をオンにすると、IDやパスワードを一度入力すれば次回アクセス時には自動的に入力されます。必要なときにユーザーを支援して、ユーザーがパスワードなどを覚える必要がないようにします。

8. 視覚的階層

ユーザーがインターフェースをスキャンできるように、優れた視覚的構成を作成しましょう。

一番重要な情報を角に配置し、他の大切な情報をページの上部と下部に置き、対角線でつなぐことで、しっかりと読者の目線の動きに沿うようにページを構築しています。

さまざまなフォントや色などを使用して視覚的な構造を構築しましょう。

9. メンタルモデルの概念に従う

直感的なUIを提供するために、デザイナーは常に、平均的なユーザーの考え方を追跡するための新しい方法を見つけようとしています。

そのようなトリックの一つはメンタルモデルの使用です。

メンタルモデルは、人の心に存在し、その人の行動を導く過去の経験に基づくアイデア、戦略、理解の方法です。より広い文脈では、メンタルモデルは原因と結果を説明し、人生経験に意味を与えるために使用されます。 メンタルモデルは、ユーザーがそれを認識しているかどうかに関係なく、すべての人に自然で固有のものです。 ヒューマン・コンピュータ・インタラクションの観点から、メンタルモデルを使用してユーザー・インターフェイスを実装し、理解しやすくシンプルにすることができます。

一般に、メンタルモデルは特定の信念に基づいています。 つまり、ユーザーは何かが特定の方法で機能すると考え、それを実行します。

この概念に従うことで、デザイナーはユーザーと同じように考え、行動し、直感的でフレンドリーな製品を作成できます。

10. 強力なIAを構築する

情報アーキテクチャは、ユーザーがWebサイトを使用しているときに、彼らは自分がどこにいて、次に何をすべきかを簡単に理解できます。ユーザーが簡単にナビゲートできるようにWebサイトを整理することができます。

11. ユーザーのコンテキスト

デザインが素晴らしく、コンテンツが思慮深い場合でも、製品はユーザーを失望させる可能性があります。

したがって、コンテキストが重要であることを覚えておいてください。コンテキストの原則には次のものが含まれます。

• ユーザーの位置

• ユーザーの感情的な状態

• ユーザーが製品を操作する時間

• ユーザーを取り巻く人々

したがって、ユーザーがWebサイトをナビゲートしているときにベンチに座っている状況と、ユーザーがWebサイトを歩いてナビゲートしているときの状況と同じではないことに注意しましょう。

12. シンプルさは必須！

シンプルで効果的なデザインは、デコレーションよりも重要です。したがって、製品のテストを続けて、できるだけシンプルに保つように心がけましょう。

デザイナーがiPhoneのデザインについて語るときに、これらの製品がシンプルでありながら効果的であることに同意すると思います。

13. プレーンな言葉

シンプルな言葉を使って、ユーザーとコミュニケーションを取りましょう。

あなたのインターフェースが複雑な言語を使っているとき、ユーザーを悩ませます。シンプルな言葉は製品が友好的であることを意味し、それは本当に重要なことです。

14. パーソナリティを作成する

ペルソナは人々があなたの製品とつながり、それをよりよく理解するのを助けます。
あなたの製品のターゲット・ユーザーを具体的な人物像として描いたもので、UXデザインにおけるさまざまな場面で、誰のために製品を作っているのかを思い出させてくれる大切なツールです。

通常はユーザー・リサーチにもとづいてペルソナが作成されます。

まとめ

今回はUXデザイナーなら知っておきたいデザインに関する基本的なデザインの原則をまとめてみました。

製品を構築するとき、理論的な基盤がなければなりません。 プロジェクトを開始する前または後で、必要に応じてプロジェクトを改善できるように、この資料をチェックリストとして使用してみてください。

私も色々勉強中なので、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
お読み頂きまして、ありがとうございました。

メルボルンを拠点にプロダクトデザイナーとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。

［参考資料］