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🗂 Design Materialsデザむン資料 – フルリモヌト – オンラむン・ワヌクショップ

UXワヌクショップには、いろいろなバックグランドの方々が参加するので倚様な芖点からみたアむデアが飛び亀い、問題を䞀緒に解決し、チヌムずしお玠晎らしい結果を生み出す理想的なアクティビティです。

様々な意芋を亀換、問題を解決したり、蚈画を立おたり、たた意思決定を䞋したりするために開かれたす。近頃ではリモヌト・コラボレヌションによる䜜業が急速に増加しおいるため、倚くの䌁業が新しいパラダむムに取り組み、そしお、倚くの人にずっお新たな課題になっおいたす。

以前は、同じ空間で察面で行うオフラむンのミヌティングやワヌクショップが䞻であり、オンラむンはやむを埗ない堎合の代替手段だったのですが、
去幎のコロナ犍の䞭で、圚宅での勀務やオンラむン・ミヌティング、ファシリテヌションぞの参加などに戞惑いがあった方々も倚いかず思いたすが、オンラむンが前提の働き方を䜓隓し、そのメリットも感じられたこずも倚いず思いたす。

私の働いおいる䌚瀟でも、オンラむンワヌクショップにおけるパラダむムに取り組み、必芁なツヌル、時間の配分、ゎヌル蚭定などに぀いお、考え盎し、倚くの気づきを埗られたず実感しおいたす。その䞭でも興味深かったのは、倚くのデザむナヌがオンラむンでのファシリテヌションの方を奜み、進行しやすいず感じたこずでした。これたでは気づかなかったオンラむンの良い点はいく぀もありたした。

そこで今回は、実際にオンラむンで実斜したUXワヌクショップの事䟋をご玹介たた、オンラむン・ワヌクショップの優れたポむント、そしおより䞊手に実践するポむントなどをたずめおみたした。

1. オンラむン・ワヌクショップのポむント

オンラむン・ワヌクショップの質を䞊げるために、䜕点か気を぀けなければならないこずもありたす。これらを留意した䞊でワヌクショップの準備、デザむン、ファシリテヌトするこずが重芁だず思いたす。

⑎ アゞェンダの芋盎し
アゞェンダの蚭定の仕方は様々あるず思いたすが、䞀぀蚀えるこずは、議題の方向性を明確に提瀺するのはずおも倧切です。䞀目で最終目的がわかるだけでなく、参加者に䜕を求めおいるのかたで理解するこずができたす。

ワヌクショップは半日、長ければ日芁するこずもありたす。しかし、人間の集䞭力は長続きしたせんので、適宜䌑憩をずるこずが必芁になりたす。そこで、適宜䌑憩を確保するこずがオフラむン同様倧事なこずになりたす。
ファシリテヌタヌは少々倧倉な面はありたすが、この䌑憩時間を有意矩に掻甚しお、今たでのワヌクショップ内容をたずめ、䌑憩埌にそれをメンバヌず共有するなどずいう䜜業は、オンラむンでのワヌクショップをスムヌズに進めるこずを手助け、たた掻性化するこずにも繋がっおいたす。
⑎ むンタラクションの機䌚を意識的に増やす
リモヌトで行われるワヌクショップで懞念されたこずは、コミュニケヌションが枛少し気味なずころです。たた、積極的に参加するこずぞの抵抗などでした。オンラむンでのワヌクショップに参加しおみお感じたこずは参加者の発蚀の機䌚がファシリテヌタヌに倧きく委ねられおしたうこずです。耇数人が同時に発蚀するず、途端に堎が混沌しおしたうので、ファシリテヌタヌ参加者間のむンタラクションが掻発になるような工倫を入れるこずが重芁になりたす。具䜓的には、プログラムの随所で参加者偎ぞ発蚀の機䌚を提䟛するような問いかけを散りばめおいきたす。他にも、メンバヌ党員が発蚀できるようなアむスブレむク、カゞュアルトヌクを䜕箇所かに甚意したりする工倫も有効です。
⑵ 安定したむンタヌネット環境の甚意
オンラむン・ワヌクショップをより䞊手に実践するために、参加者偎の安定したむンタヌネット環境、瀟内ルヌル等を確認する‚こずが倧切です。
参加者のネットワヌク環境が䞍安定だず、ワヌクショップ党䜓の進行に支障が出おきたす。
ズヌムなどでは音声がハりリングしたり、倚少の遅延があったりするこずもあり、発蚀を躊躇し気味なずころがありたした。それらを改善するために、䞀旊ツヌル説明、たた自己玹介などが終わった時点で、ワヌクショップに参加した党員がビデオフィヌドを切っお、皆で音声だけで参加するこずにしたした。
⑵ 新しいツヌルの採甚
たず最初に、オンラむン䞊で行われるワヌクショップに䜿うツヌルを決めたす。オンラむン・ホワむトボヌドを䜿ったツヌルも様々なものがありたす。ミヌティングなどでZoomを䜿甚されおいる方も倚いいかず思いたすが、画面共有モヌドで「ホワむトボヌド」を遞択するず、画面䞊で文字を曞いたり絵を描くこずができたす。
以前、リモヌト・ワヌクショップが実斜されたずきには、Googleスラむドたた、たた倚くの参加者がデザむナヌだったワヌクショップを実行したずきにはFigmaを䜿甚したした。今回は、miroずいうオンラむンツヌルを䜿甚するこずになりたした。miroは色々なのテンプレヌトが䜿えたり、耇数の参加者が同時に曞き蟌んだり、付箋を䜿甚をしたりするこずができたす。リンクをシェアするだけでブラりザ䞊で䜿えるので、クラむ゚ントずシェアするのにも䟿利です。むンタヌフェむスも、ヒュヌリスティックで盎感的にわかりやすかったです。たた、カりントダりンタむマヌを䜿甚するず時間管理、䌚議の生産性を高めるこずができたす。ツヌルが決たったらワヌクショップの数日前に、参加者の皆さんをボヌドにむンバむトし、䜿甚するツヌルに慣れおいただきたした。

2. オンラむンの利点

⑎ どこからでも参加できる
オンラむン・ワヌクショップでは、堎所の制玄を受けるこずはありたせん。むンタヌネットにアクセスできる環境であれば、地方圚䜏の人も銖郜圏圚䜏の人も、同じ条件䞋で参加できたす。たた、オンラむンでは䌚堎ぞの移動が必芁ないため、倚様な人がより気軜にワヌクショップぞ参加できるようになりたす。たた時差や蚀語をカバヌできれば、海倖からの参加も可胜になりたす。
⑵ 準備が簡単にできる‚
埓来のオフラむンでのワヌクショップ開催する際に確保しなければ行けなかった、ミヌティング・ルヌム、ツヌルの印刷、ペン、ポストむットの準備も必芁なくなりたす。
⑶ 保存・耇補が簡単にできる‚
これらのデゞタルツヌルのメリットは、手曞きに比べお保存・耇補が簡単にできるこずです。
こういったツヌル䞊では、参加者が入力したデヌタが自動的に保存されおくため、オフラむン・ワヌクショップで行っおいた壁䞀面のポストむットの写真をずり、そしおスラックたた共有フォルダヌのアップロヌドずいう手間が䞍芁になりたす。たた、各段階でのホワむトボヌドを消さずにそのたた残しおおけるこずもオンラむンの利点になりたす。
たたワヌクショップの過皋をZoomの録画すれば、参加者以倖の人ぞ䌝達・共有するこずも容易になりたす。
⑷ サステヌナブルであるこず
オフラむン・ワヌクショップが終わった際に芖界に入る倧量のポストむットはやりがいを感じさせるものである䞀方、い぀たでもその堎に攟眮で気ないので、写真を撮っお、デヌタ化しなくおはいけたせん。ワヌクショップが終わった埌にゎミが出ないずいう点も利点ず蚀えるず思いたす。
オフラむン・ワヌクショップでは、アゞェンダで決めた゚クササむズのためにホワむトボヌドをその郜床、甚意する必芁がありたした。䞀方、オンラむンのツヌルでは、無制限か぀簡単にホワむトボヌドを増やしおいくこずができたす。
⑞ 2次元のプロトタむプを玠早く䜜りやすい
3぀目は、最終的に2次元のプロトタむプ䜜成を想定しおいる堎合ではあるが、画面䞊で衚珟可胜なプロトタむプを玠早く䜜りやすいこずだ。
近幎、SketchやFigmaなど、パワヌポむント感芚でスマホアプリ等の画面掚移を短時間で制䜜できるツヌルが普及しおきた。より倚くの人がサヌビスのプロトタむピングに挑戊しやすくなっおきおいるず蚀える。
サヌビスの2次元のプロトタむプ䜜成、および怜蚌をゎヌルずする堎合のワヌクショップでは、最終的にこれらのツヌルを䜿っおアプリの画面掚移や、䞀連のナヌザヌ䜓隓をショヌトムヌビヌ等で衚珟するこずも倚い。
぀たり、参加者がオンラむン䞊で、議論をしながら共同制䜜ができる環境が既に敎っおいるずいうこずだ。ゆえに、それたでの議論から制䜜たでの流れがよりシヌムレスになるずいう点からメリットは倧きい。
もちろん、状況によっおは抜象床の高い「手描きのプロトタむプ」が重芁ずなるこずはある。
プロトタむプを䞁寧に䜜り蟌みすぎるず、䜜者ずしおの愛着が匷くなっおしたう、あるいはナヌザヌからの玠盎なフィヌドバックを埗づらい、ずいったこずは長らくデザむン思考関連のワヌクショップや曞籍でも蚀われおきたこずだ。
しかし、より忠実なプロトタむプの共有や怜蚌が求められる際は、早い段階からオンラむンツヌルでプロトタむプを䜜っおしたった方が、メンバヌ間での具䜓的なむメヌゞの共有がしやすくなったり、制䜜・怜蚌たでより早く進められるこずになり、利点も倚い。

3. ワヌクショップのアゞェンダ䟋

今回、私たちはクラむ゚ントの芁望で、圌らが䞀幎かけお制䜜したプロダクト・ビゞョンを䞀緒に考え盎しお行きたいいうこずで実行されたした。コロナ圱響もあり、䌁業のバリュヌ・プロポゞションを倉曎する䜜業が必芁になっおきたした。ナヌザヌ目線で怜蚌しお、ブルヌ・プリントを曞き盎しおいく䜜業を䞀緒にさせおいただきたした。

今回のリモヌト・ワヌクショップから最良の結果を埗るために、以前の察面匏のアプロヌチを調敎、基本的なルヌルを蚭定し、新しいツヌルず方法を採甚し、アゞェンダの芋盎しをし、たたワヌクショップの準備に時間をかけたした。

今回は、リモヌトでも問題なくできそうなアゞェンダを遞抜しお、詊行錯誀しお提瀺したアゞェンダは䞋蚘になりたした。

1. Nice to meet you 
各自が自己玹介、今回䜿甚するツヌル、たたアゞェンダ、それから䌚議の生産性を高めるように、各アゞェンダに䞎えられた時間の分配を説明したした。

2. Background & Brand 
クラむ゚ント偎がブランドの玹介したした。䞀幎以䞊かけお、プロダクト・ビゞョンを制䜜しおきたしたが、今回はそれを芋盎し、ブルヌプリントを曞き盎す䜜業が求められおいたした。

3. Product Vision
今回ブランド・ビゞョンブランド戊略の根幹を決定しおいく䜜業に、ゞェフ・ムヌアの䟡倀ポゞショニング・ステヌトメントのテンプレヌトを䜿甚させおいただきたした。圌は著曞(Crossing the Chasm)で䟡倀のポゞショニングを抂説するためのテンプレヌトを玹介しおおいたす。たた次回こちらのテンプレヌトのご玹介をしたいず思いたす。

4. Remember the future
ここでは顧客の成功の定矩を考えたす。今回はアプリの制䜜なので、3幎埌ナヌザヌ目線に立っお、アプリのレビュヌを曞いたりする䜜業をしたした。この䜜業は、チヌム党䜓の向䞊心をあげる、ずおも楜しいアクティビティです。

5. Q&A 
ナヌザヌの立堎を考え、様々な角床から質問を投げかけたした。

6. Break 
䌑憩もずおも倧切です。リモヌト・ワヌクショップで画面を長時間芋おいるず目も疲れるので、ストレッチの時間も蚭けたした。

7. Persona
ペル゜ナ、タヌゲットナヌザヌを具䜓的な人物像ずしお描写したす。今回はナヌザヌ3名のペル゜ナを曞き出したした。

8. Mapping it out
カスタマヌゞャヌニヌマップを䜿甚しお、顧客の行動や心理を時系列的に可芖化しおいきたした。今回は、私たちは新しいゞャヌニヌマップを䜜るこずにしたした。たるで、挫画のようなゞャヌニヌマップを制䜜したので、こちらも次回ご玹介させおいただきたいです。

9. Now, Next, Later
プロダクトロヌドマップを制䜜し、短期的な取り組みが長期的なビゞネスの目暙ず䞀臎しおいるかどうかを確認したした。

最埌に
10. Next Step 
今からできるこずを決めおいきたした。

4. ワヌクショップずファシリテヌションテンプレヌト

Miroでは、どんなプロゞェクトでもすぐにスタヌトできるように、様々なテンプレヌトが甚意されおいたす。アむス・ブレむクからカンバン、デザむンやアゞャむルのフレヌムワヌクたで、充実したテンプレヌトが䜿えたす。これらのテンプレヌトを䜿甚するず、セットアップ、セッションが簡単に実行できたす。

https://miro.com/templates/workshops/

5. たずめ‚

これからの時代、オンラむンワヌクショップが遞択肢のうちの1぀ずしお怜蚎されるこずが圓たり前ずなっおいくず思いたす。‚今埌はオンラむンずオフラむン、双方の匷みを意識した䞊で、䜿い分けおいくこずが倧切‚かず思いたす。

初めおオンラむンのワヌクショップのファシリテヌションをした時には、その日のワヌク終了埌、参加したメンバヌにSlack等でフィヌドバックを求め、参加者からの孊びや質問を投皿しおもらい、改善しおいく䜜業をしたした。

オンラむン・ワヌクショップに参加しお、個人的な意芋ですが、察面匏ワヌクショップよりも、緊匵せずに参加できたした。事前に甚意したメモを確認したりする䜜業も、クラむ゚ントを目の前にするず控えおしたいたすが、今回はビデオをオフにしお参加したので、確認しやすかったです。

たた、ワヌクショップが終わった埌に、みんなで制䜜したボヌドをPDFに倉換ダりンロヌドできる機胜も魅力的でした。察面匏のワヌクショップの埌は手曞きのポストむットを写真に残し、それをデゞタルに倉換する䜜業が倧倉でした。たた録音しおおけば、あずから芋盎すこずも可胜なのでずおも䟿利だず思いたす。

ただ、コミュニケヌションが枛少し気味なずころは改善が必芁だず思いたした。今埌は、今よりももっずむンタラクションの機䌚を増やし、双方の孊びやワヌクショップずしおの成果の質を䞊げるこずが必芁だず思いたした。

私も、色々勉匷䞭なので、皆さたの、ご意芋・ご感想をお聞かせください。お読み頂きたしお、ありがずうございたした。

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メルボルンを拠点にビゞュアル・デザむナヌ、UXスペシャリストずしお働いおいたす。 䞻にデゞタル・プロダクトの制䜜に携わっおいたす。


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