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【ビタミン】の力で、健康と美を手に入れる!


●はじめに

ビタミンは、人体に不可欠な栄養素のひとつです。人間の体内では合成することができないため、食事から摂取する必要があります。ビタミンは、大きく「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」の2つに分けられます。

【定義】

ビタミンとは、人体に微量に必要な物質で、生命維持や健康維持に重要な役割を果たす栄養素のことです。

【生理作用】

ビタミンは、体内のさまざまな代謝に関与しています。具体的には、以下の働きが知られています。

  • エネルギー産生

  • 細胞の成長や修復

  • 免疫機能の維持

  • 骨や歯の形成

  • 神経機能の維持


【歴史】

ビタミンの存在は、19世紀末に初めて発見されました。当時、脚気などの栄養失調症が問題となっていましたが、その原因が食事中の未知の物質であることが明らかにされました。この物質は、ビタミンB1と命名されました。

その後、ビタミンの種類は徐々に増え、現在では13種類のビタミンが知られています。


【分類】

ビタミンは、水に溶けるか油に溶けるかによって、大きく「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」の2つに分けられます。

  • 水溶性ビタミン:ビタミンB群、ビタミンC

  • 脂溶性ビタミン:ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK


【食事摂取基準】

日本人の健康維持に必要なビタミンの量は、厚生労働省が定めた「食事摂取基準」で示されています。食事摂取基準は、年齢、性別、身体活動レベルなどによって、摂取量の目安が定められています。


【欠乏症】

三大微量栄養素欠乏とは、鉄・ビタミンA・ヨウ素が不足することで、貧血や夜盲症、甲状腺機能低下などの症状を引き起こす。食生活の偏りや妊娠・授乳期、成長期などが原因で起こる。予防にはバランスのよい食事が大切。

ビタミン五大欠乏症とは、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンDの5つのビタミンの欠乏症を指します。これらの欠乏症は、貧血・脚気・口内炎・壊血病・くる病などの症状を引き起こします。原因は、食生活の偏りや、妊娠・授乳期、成長期などのライフステージ、貧困などの社会経済的要因などが考えられます。予防には、バランスのよい食事が大切です。


【過剰症】

ビタミンを過剰に摂取すると、過剰症を発症することがあります。過剰症の症状も、ビタミンの種類によって異なります。


【サプリメント】

ビタミンは、食事から摂取するのが基本です。しかし、食事だけでは十分な量を摂取できない場合や、特定のビタミンの不足が心配な場合は、サプリメントを利用するのもひとつの方法です。

サプリメントを利用する際には、用法・用量を守って摂取することが大切です。過剰に摂取すると、過剰症を引き起こす可能性があります。


【各論】

脂溶性ビタミン

脂溶性ビタミンは、油に溶けるビタミンです。体内に蓄積されやすいため、毎日摂取する必要はありません。

水溶性ビタミン

水溶性ビタミンは、水に溶けるビタミンです。体内に蓄積されにくいため、毎日摂取する必要があります。


プロビタミン

プロビタミンとは、体内でビタミンに変換される物質のことです。


ビタミン様物質

ビタミン様物質とは、ビタミンに似た働きをする物質のことです。


●まとめ

ビタミンは、体内で合成できない必須栄養素の一種です。13種類あり、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。

水溶性ビタミンは、水に溶けやすく、体内に蓄積されにくい性質があります。代表的なものに、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどがあります。

脂溶性ビタミンは、水に溶けにくく、体内に蓄積されやすい性質があります。代表的なものに、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどがあります。

ビタミンは、視覚、代謝、免疫機能、骨や歯の形成など、さまざまな働きに不可欠です。バランスのよい食事から、ビタミンを十分に摂取することが大切です。

具体的には、

  • 水溶性ビタミンは、果物や野菜を毎日、いろいろな種類を摂取する

  • 脂溶性ビタミンは、魚などを積極的に摂取する

といったことを心がけ、健康な生活を送りましょう♪



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