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スモアと言わずに、もっとどうぞ

みなさんこんにちは。境界知能知能当事者ノミです。

 発達障害や境界知能の女性の方が、より安全な生き方が出来るような情報をお伝えしています。


今回は、スモアについての記事です。

前回の記事に続いて、食べ物に関する記事ですね。

キャンプでもおなじみのスイーツ、スモア。

焼いたマシュマロとチョコレートをビスケットで挟んだ、アウトドアの定番スイーツです。

濃いめに淹れたコーヒーと、相性ばっちりですね。

私もスモアが大好きですが、語源はご存じですか?

サムモア(some more)、もう少し欲しい、もうちょっとほしい、という意味です。

なぜ、今回この食べ物についての記事を書こうかと思ったかというと、もう少しと言わずに、思いっきり幸せを感じてほしいと思ったからです。


何か辛いことがあっても、小さな幸せを見つけて大切にする。

それ自体は、とても尊いことですよね。

幸せを感じやすい、幸福体質と言えるかもしれません。

でも、気を付けていただきたいのが、
「私は幸せ」
「私は現状で満足」
と、思い込んでしまう可能性があるところです。

…。

存在が許されているだけ幸せ。

いつも決まって私が悪者だけど、まだ無視されないだけ幸せ。

私の稼いだお金が、「君も食べたいよね」という実質強制的な意見で消えても、一緒に時間を過ごすということが、夫婦。

たとえバカとか、使えないヤツと言われても、存在が認められているだけマシ。

辛くてもしんどくても家庭を回すということ。それが、家族というもの。

…果ては、生きているだけマシ、と思うかもしれません。


私のためを思って、この人は叱ってくれているんだ。

ダメな私を叱ってくれるこの人は、いい人なんだ。

悪役を買って出てくれている、とても心の優しい人なんだ。

もちろん、そのような考え方もあります。

でも、実際叱ってもらって、改善に至っていますか?

叱ってもらって、ヤル気になりましたか?

あなたの幸せ・QOLは、どう変わりましたか?

「悪いところ」を直して、叱られることは減りましたか?

…もしかして、事態が悪化していない?


もう少し言えば。

相手は、あなたの特性や、どうすれば理解できるかについて、把握していますか?

発達障害をお持ちの方が物事を解決するには、医療機関や支援機関などの、いわゆるプロの方達のほうが、得意かもしれません。

その介入を、相手は認めていますか?

それとも、甘えと言って、支援を断つ動きをとっていませんか?

(できないことを「お願い」するのは、まるで虐待のようですね。)


もしかして、叱って改善することがゴールではなくて、別のゴールが存在しているのかもしれません。

叱ることで、相手は何が得られているのでしょうか。

(実際に、叱られたことを改善して、なんだか相手の反応が白々しい、という感覚を体験したことはありませんか?)


外界との接触を断つ、無力感を植え付ける、思考放棄・思考強制をする、…。

こうして書いてみましたが、まるで、洗脳をするときに使われる手法のようですよね。


このような事実を、今一度、冷静に見つめなければいけない時が来ているのかもしれません。

「私は幸せなんだ」と、いきなり結論を出すのは、ちょっとだけ待ってください。

現状を見つめてみる。自分の身の安全について考えてみる。

サムモア・スモア、と言わずに、もっと、幸せになって。

今は、
「幸せに生きるなんて、そんな遠い夢のようなこと、私には無理だよ」
と、思うかもしれません。

ですが、あなたはまだ、知らないだけなのかも。

安心・安全・幸福な生活。

そのようなお楽しみが、これから先、待っているということを。


小さな一歩を踏み出すきっかけになったら、嬉しい限りです。

それではまた!

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