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あなたのお仕事は、なんだろうか

みなさんこんにちは。境界知能知能当事者ノミです。

発達障害や境界知能の女性の方が、より安全な生き方が出来るような情報をお伝えしています。


突然ですが、あなたのお仕事は、なんでしょうか。

…。

質問の意図が分かりにくいので、条件を足してみますね。

あなたの人生という中でのお仕事・スタンスはなんでしょうか。

物事の良い面を見て明るく捉える楽天家?

シビアに現実を見つめるリアリスト?

または、物事に対してなんとなく悲観的な感じかもしれない。

世の中には、本当に、様々なスタンスを持つ人がいますよね。

そんな中、忘れないでいただきたい存在の方々がいます。

それは、盗み屋さん。

この方達のお仕事・スタンスは、どのようなものなのでしょうか。

少し考えてみてください。(言葉の意味からしてこんな感じかな…?)

…。

盗み屋さんとは、どのような人達なのだろうか

では、私からの考えを。

まずは、盗み屋さんの特徴についてのお話を。

誰かの資源を「サッ」と盗っていってしまう。(これだけ聞けば、凄腕のマジシャンですよね。)

最初は感じがよく、社交的で優しい、親切な人、という印象。(最初が肝心。ここで逃げられてしまっては、得るものも得られません)

そして、あなたが気付いた時には、盗られていた。(あるあるです。)

盗られてしまう物は、目に見える物だったり、姿かたちがないものかもしれません。

かすり傷程度の被害で済めばまだいい方ですが、甚大な被害を被る場合もあります。(気付いた時には遅かった…というパターンの場合は、もう、すでにかなり持っていかれている。原状復帰は、難しいかもしれない)

また、盗み屋さんには、意図的に立場を弱くさせる、弱い立場を作らせることも朝飯前。

盗み屋さんは、知能があなたよりも高いはずです。(手の内が分かってしまっては、欲しい物が得られないですよね)

本音を使っての搾取はバレバレなので、建前を使って耳障りの良い理由を盾にしたり、偶然を装い、ばれないようにゆっくり、でも着実に搾取を進めていきます。

…。

ここで、一つ疑問が出てきます。

なぜ、盗み屋さんは、他人の資源を盗るのだろうか?

では、次に。

盗み屋さんのスタンスを考えてみましょう。

また少し、考えてみてください。

…。

考えは出ましたでしょうか。

では、私からの考えを。

盗み屋さんが盗みをする理由、ひとつめ

ずばり、面倒くさいから。

自分の持っている資源、労力、お金、時間を使いたくないから。

だから、いわゆる「おんぶにだっこ」をしてもらいたい。

誰かにドサッと覆いかぶさりたい。(ぎゃっ!!!)
(誰か私を世話してくれないかな…と、始終お相手を探しているかもしれません)

いちから物事の選定をしたり、都度自分の立ち位置を確認して軌道修正すること。

そんなことよりも、誰かに乗っかるのが、楽。

自分の足で立つなんて、そんな時間も手間もかかること、したくない。

…。

確かに。

盗み屋さんのスタンスも、一理ありますよね。

…でも、正直、面倒くさいですよね。

自分の頭で考え、調べ、自分と取り合うこと。

湧き出た疑問を流さずに、向き合うこと。

何か勉強をしてみても、一回学んだだけでは、理解ができないかもしれない。

想定していたよりも時間がかかってしまうかもしれないし、確実に望んだ結果が出るかも、正直分からない。

何よりも、やったことのないことは、怖い。

目立つことはしたくない。恥ずかしいし。

だから、先頭に立つのも、めんどくさい。

誰かの後ろに偶然来たふうに装うほうが、はるかに労力が少なくて、マシ。

「たまたま通りかかっただけ」

「みんなが並んでいるから、並んでみただけ」

「私もやろうと思っていた。ただタイミングが遅れただけ。」

「別に、そんなつもりじゃなかったんだけどな。…。」

…。

盗み屋さんが、「未知数の労力・支出を割きたくない」という考えも、ある意味分かります。

盗み屋さんが盗みをする理由、ふたつめ

もしかしたら、盗み屋さんは、「盗る権利がある」と考えているのかもしれない。

具体的には、このような考えを持っているのかもしれない。

「私はこんなに大変なんだ!」

「これだけ私は辛いんだ!」

「私は今まで、こんなにも苦しい思いをしたんだ!」

「不当だ!」

「はずかしめを受けた!」

「…こんなの、盗らなきゃ割に合わない!!!」


…。

ここまで見てきて、どうでしたか?

他人事として見ていても、どこかグサッと感じた方も、もちろんいると思います。(「楽をしたい。」この思いの片鱗を、私もあなたも、持っているのでしょう)

盗み屋さんが、盗むのは、当たり前。

これは、一生変わらない。

なぜなら、それがその人のライフワークであり、お仕事だから。

そんな中。

あなたが、自分の意見を持たない状態だと、どうなってしまのだろうか。

誰かが言っているから従おう、というスタンスでは、盗み屋さんとぴったりマッチングしてしまうかもしれない。(楽したい者同士噛み合ってしまうかも。または主従関係の組み合わせで噛み合うのかもしれない)

誰かの意見に従っているとき。

そこには、自分の意見を挟むスキマなんてないのかもしれない。
例えば…

・今年の流行色、素材、シルエットの服を着る。
(本当は、好みの色じゃないんだよね…。この素材よりも、しっかりとした素材の方が、私には似合うと思うし、そっちの方が好きなんだよな…。でも、流行に乗らないと恥ずかしいし…)

・噂の映えるおしゃれスポットに行って、新しく出たグルメやスイーツを食べる。
(本当は、私、静かなところで、のんびりと素朴なお菓子を食べるほうが好きなんだけどな…。でも、仲間外れにされたくないしな…)

・今最も熱いレジャー!観光スポット!アクティビティ!乗り遅れないで!という言葉が躍る広告達。
(私、そもそも興味ないんだけど、これ…。とりあえず話題作りとして、行ってみようかな…)

…。

このような感覚に、身に覚えがない、という人の方が少ないかもしれませんね。

必殺!ちゃぶ台返し!

このようなスタンスを持つ、盗み屋さんと噛み合わさってしまうのは、正直避けたい。(あなたも相手も、どちらも幸せな未来となるのは、なんだか難しそう)

割れ鍋に綴じ蓋を避けるには、どうしたらいいだろうか。

…。

一つ私からの提案を。

あなたが、「知らんがな!!!」とちゃぶ台返しをすれば、かみ合わないのかもしれない。

つまり、自分の意志をしっかりと持つ、ということ。

もしくは「ブチギレる」という表現の方が理解しやすいかもしれません。(今まで怒らない練習をしてきた・慣習にのっとってきた方は、こちらの感覚の方が分かりやすいかもしれません)

でも、注意してほしいのは、先ほども書きましたが、盗み屋さんはあなたよりも知能が高い、というところがポイントです。

つまり、下手をすれば、あなたが返り討ちにあい、より熾烈な状況へ追い込まれてしまう。(当たり前のことを書きますが、暴力は弱い者へと向かいます)

誰でも、幸福な物語にしたい

あなたが眠りにつくとき、満足して目をつむることができるだろうか。

「あれもこれも、本当はしたかったのにな」と、心残りはしないだろうか。

※発達障害・自閉症をお持ちの方は、定型発達の方よりも寿命が短め(40歳まで生きられないという説もあります)という研究も出ているようです。
Signs of autism: The little-known fact about living with autism. (mamamia.com.au)
People with autism 'die younger', warns charity - BBC News

あなたのお仕事は、なんだろうか。

では、締めくくりとして、私からの意見を書かせていただきますね。

あなたのお仕事は、自分の命を生かすこと。

それはまるで、人生のガードマン。

何を大切にしたいか、取捨選択をする重要なお仕事。

明日も、明後日も、その先も。

日々、安心、安全に生きること。

おとぎ話のように、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし」と、現実の世界でも物語を作っていってほしい。

見ず知らずの私が願うよりも、人生の主人公であるあなた自身が、自分の身の安全を願い、叶えていくことの方が、何十倍も大切で重要。

そのために、あなたが今するべきことは、なんだろうか。

物事は、小さなことから始まっていくし、そうでなければなりません。

きっと、今が一番いいタイミング。

考えるきっかけになったら嬉しい限りです。


それではまた!

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