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BUNGAKU@モダン日本 neo

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かつてYahooブログに存在し、アクセス累計100万回を超えた(だったはず)のBUNGAKU@モダン日本の「リミックス」です。 はてぶにアーカイブされている記事をリライトしてアッ… もっと読む
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記事一覧

学校と不登校の再定義―多様性を包摂する教育の未来

不登校は不適応?学校が社会の縮図であるならば、その教育機関内で生じる不登校の問題は、単に…

野中潤
2か月前
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Google Jamboard 提供終了とユーザーの声―権力と正義のはざまで

Googleが教育ツールであるJamboardの提供終了を発表した際、多くの教育関係者からの驚きや失望…

野中潤
3か月前
18

読書家よ、積ん読を誇らしげに語ることなかれ!

「積ん読」は誇らしいことなのか?1年を振り返って、今年読んだ本、買った本について語るラジ…

野中潤
4か月前
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日本文学協会第78回大会シンポジウムに先立って―期待される議論の帰趨

シンポジウムの概要本日、明治学院大学白金キャンパスにて、日本文学協会第78回大会シンポジウ…

野中潤
5か月前
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【書くことの実験2】日本近代文学研究がAIによって自動化される未来を妄想する

 日本近代文学研究は、明治大正期以降の日本の文学作品を研究対象とする学問分野である。これ…

野中潤
6か月前
8

図書館DXとデジタル教育、最前線!@パシフィコ横浜

4年ぶりで開催された図書館総合展に初めて参加しました。 授業にデジタルサービスと電子出版…

野中潤
6か月前
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ディスプレイの向こうの戦場―ウクライナ、ガザ地区とテレヴァイズド・カタストロフ

テレヴァイズド・カタストロフ――多くの方にとって馴染みのない言葉かもしれませんが、きわめて身近な事象であり、悩ましい問題です。 「テレヴァイズド=テレビで放映された/カタストロフ=大惨事」というのは、メディアが報道する災害や戦争が視聴者に心理的なダメージをもたらす現象を指します。 今まさにウクライナとロシア、イスラエルとガザ地区で繰り広げられている戦争は、テレヴァイズド・カタストロフの典型例です。 日本に住む人々が、遠く離れた地で起きている戦争の映像を通じて感じる心の傷

Jamboard提供終了―私たちはなぜ声をあげないのか?

GoogleのJamboard提供終了の発表が行われた際、SNS上には教育関係者からの驚きの声、失望の声…

野中潤
7か月前
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文系のプロンプトエンジニアリング―非構造化データとしての「オブジェクト」

対話型生成AIとのやりとりを始める際、通常は何らかの「プロンプト」と呼ばれる文字情報を投げ…

野中潤
7か月前
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占領政策で作られた映画のシナリオを収録した1950年代の国語教科書の目次

いろいろあった1日。 最も重要な仕事をする前のスキマ時間を利用して、東書文庫へ。 CIE映画…

野中潤
7か月前
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Chat GPTと教育

野中 潤(都留文科大学教授) テクスト論と対話型生成AI 天才的な作家が独創的な作品をゼ…

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テクスト論から見たAIと著作権―2度めの「作者の死」

はじめに AI(人工知能)、とりわけ対話型生成AIの著しい進化によって、言語による知的生産物…

野中潤
8か月前
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震災後文学としての葛西善蔵「椎の若葉」

 東日本大震災の後、数年経って感じたのは、災害によって受けた心の傷は、そんなに簡単に癒え…

野中潤
8か月前
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明日から使える!ロイロ×Googleの国語授業活用法

 四国中央市立川之江小学校で「しこちゅ〜大研修会 ロイロの夏2023 ロイロ認定自治体×全国のスーパー認定ティーチャー」が開催されました。  100名を超える参加者が集まり、8つの会場に分かれ、60分ずつ、全国のロイロ認定ティーチャーが2回ずつワークショップをおこないました。  私が担当したのは、ロイロノート・スクール × Google Classroomで国語科の授業をどう実践するかというテーマでした。60分しかないので、やれることは限られていましたが、大学の授業実践を例に