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【小説】壁と卵と思考の沼地(生成系AIとの共作) 

 無数の卵が、高くて不動な壁にぶつかり粉々になった。新鮮な卵、腐った卵、生の卵、煮卵、温泉卵。うずらの卵からダチョウの卵、そして象の卵の卵まで、それぞれが堅固な壁に突き当たり、壊れた。一見すれば、皆同じ卵に見えるかもしれない。だが、それぞれがその存在において特異で、一つとして同じものはない。

   *

 それぞれがどれほど特異な存在であったか。壁にぶつかり壊れた卵たちは、例えば、次のようなものたちだ。

   *

 地黄卵、地鶏有精卵、烏骨鶏卵。南アルプスの自然卵、ヤマギシの有精卵。ヨード卵・光、しんたまご紅。ハーブ卵褐色元気くん、スーパーDHA卵まんてんくん。栗木さんちのええたまご、きみちゃんのもっこりたまご。赤いたまご、森のたまご。
 そして、コロンブスの卵や金の卵まで。

   *

 どれほどの卵が壊れようとも、高くて不動な壁は機械的に存在し続け、永遠に崩れ落ちることはないだろうと思われた。
 むしろ、その壁は日々高さを増し、厚みを増し、一層堅固になっていった。

   *

 ある夕刻、非破壊検査の権威・石野岩雄博士とその助手・漆原武典が、壁の謎を解明すべく一日かけて行っていた組成分析の結果が、ついに明らかとなった。壁の成分分析(100グラムあたり)の結果は以下の通りだった。

 たんぱく質 12.4グラム  脂質 11.1グラム  糖質 0.9グラム  ナトリウム 128ミリグラム  鉄分 2.5ミリグラム  ビタミンD 200IU
 (参考)エネルギー 160キロカロリー

 誰もがこの分析結果が何を示すのか、すでに理解しているでしょう。漆原武典は興奮を抑えきれずに叫んだ。「ぎゃ!! 博士ッ! 壁の原材料は卵です!!」
 石野岩雄博士は、静かにつぶやいた。「うむ、つまり、卵が壁にぶつからなければ、壁は存在しなかったのだ。」

 ニワトリが先か、卵が先か?それとも、壁が先か、卵が先か?
 さて、果たして?
 最初の卵は、いったい何にぶつかって壊れたのだろうか?

   *

  いつの間にか周囲は漆黒の夜に包まれていた。

                       (夜間無人)


2009-02-27「壁と卵とオツムてんてん」をChatGPTでリライト

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