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気象予報士を目指したキッカケ

今回の第61回気象予報士試験に合格された方、おめでとうございます!


今日3月11日は僕にとっては気象予報士試験に合格した日。
それでこの記事を書こうと思います。


前の記事では

『登山を始めたキッカケ』

を書きました。

今回の記事では

『気象予報士を目指したキッカケ』

を書きます。

結論から申しますと

自分1人で安全に登山を出来るようにするため


です。

と言うのも登山を始めてから、無計画、無装備、無鉄砲と言う有り様。

・夏の低山での脱水症状
→頭がボーッとした状態で道を間違える
何か違うと思いつった両足を引きずりながらなんとか元の道に戻る

・道迷い
→暗い内から出発、リボンを見失い見つけたと思ったら元の場所に戻ってた

・日没後下山
→昼から登り出してまた迷って日没を迎えてしまった
ヘッドライトはあったが回りの草木からは目の光があちらこちらに

・荒れた天気でのテント泊
→ロープウェイのスタッフさんにやめといた方がいいよと優しく引き留められました

などなどがありました。

今後も一人で登るしこりゃ知識をつけないと、、、!

と思い手を出したのは遭難の本。
本が嫌いですが遭難の本だけは案外すらすら読める。
そしていろいろ読んでいると遭難にもいろんな種類があることに気づく。
その中の一つが『気象遭難』である。

今までは遭難=道迷いとしか思ってなかったし、正直天気で人が死ぬなんてあんまりイメージ出来なかった。

引き続き読んでいると一度に大勢が亡くなる遭難は大体雪崩か気象によって引き起こされていた。
と言うことで気象も勉強するかぁー!となった。
これが2020年の年明けぐらい。

と言っても天気の知識など何もなかった。
義務教育で学んだ記憶もなければ高気圧や低気圧もわからない。
台風は数字(気圧)が大きいものが強いと思っていた。

なので抵抗はあったがとりあえず危険な天気図だけは頭に入れておこうと、

『山岳気象大全』


なる本を買った。

これが面白かった。
高気圧や低気圧の話から本格的な山の天気のお話まで。
そこでの高気圧が時計回り、低気圧が反時計回りに風が吹くと言うことに感動した。
『あぁ、地球って意味があって風が吹いたりしてるんやなぁ、、、』と。

一旦は面白いと言う感想だけで終わったのだが、春になるとコロナがやってきた。

最初の緊急事態宣言が出てバイトも休み。
更には延長することも目に見えてたので暇つぶしに何しようかなと考えてた。
その時にお友達から
『何か勉強したいな』
と言うお言葉を頂き、すぐさま二人で実行。

ネットで気象予報士試験の参考書を購入。

『受かるかどうかはわからんが損になることはないな』


と思い勉強開始。
ここが2020年5月。
そこからはのんびりお勉強。
翌年の春にはアルバイトを辞め受験に専念。

その結果、
55回で一般知識
56回で専門知識
57回で実技
と合格し晴れて2年前の今日(2022年3月11日)、完全合格を果たしました。

詳しい勉強方法などはこちら↓↓↓

まーくんって名前です。
物凄く長いので本当に受験を考えている方だけどうぞ。

そんなこんなで簡単なきっかけをお話させていただきました。
登山がきっかけで最初に読んだ本が山の天気の本でしたので必然的に山の天気が平地のより好きになりました。
故に今の山の天気に関する仕事に繋がっています。

勉強すればするほど難しく思える気象の世界でまだまだわからないことだらけではありますが半歩ずつでも成長していけたらなと思います。
そして天気を気軽に勉強できる環境を作って気象遭難を無くしていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。


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nonbiriotenki@gmail.com

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