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【お手紙】ありがとう

あれはたしか、一番最初の家に住んでいたときだから、1番下の妹が産まれた頃。
私は小学校の低学年だったかな。

あなたは、誰かと電話をしてたね。
たまたま隣りの部屋にいて、聞こえちゃった。
電話口の向こうで、
相手が私の事を「優しい子」って
褒めてくれてたようだった。
それなのに、あなたから出た言葉は
「あの子は優しいんじゃない」
子供心に傷ついて、あなたが、私のことが嫌いなんだと思っていたよ。

少し大きくなって、
私が楽しかった話をすると、
いつも水をさすように、
騙されてるんじゃないかとか、
いいように使われてるんじゃないかとか
手放しで喜んではくれなかったね。
ちょっと寂しかった。
言うんじゃなかったなーって。

誰かと何かをやって、楽しかった話や
誰かのために何かをした話なんて特に。
褒めてくれない。
だから、嬉しかった話は
こっそり嬉しく思うことにした。
自慢されて、嬉しくない人もいるもんね。

大人になって、わかってきたこと。
子育てをしてわかってきたこと。

あなたが言った
「優しくない」って言葉は
私を守るためだったこと。

あなたは、私が優しいことをするんじゃなくて
私が、優しくしてもらって幸せになって欲しいのだと。

子供達は
男の子だからかな。
自分がやりたいことをやり。
言いたいことを言う。
生まれた時から反抗期。笑
でも、優しい言葉は言わないけれど
やさしい。

優しさに出会うと思っちゃう。
嬉しいの半分。
相手は自分が欲しいのを我慢して分け与えてくれているのではないのかと。

たまに、炊飯器に微妙な量のご飯が残っていて
少し足りないときに、私はまぁいいから、
(炊き直すと余るし)
子供達に食べさせようとするのだけれど、
長男は決まって、要らないと言う。
次男も続いて。
今、お腹が空いてないとか言って。
そんなはずはない。食べ盛り。

それに、お腹が空いてないから
要らないって言う嘘は、聞き飽きてる。笑
私もよく言ってる。

優しさって、なんだろと思う。

もし、子供達のことを誰かに優しいかと聞かれたら、迷わず私は言うだろう。
めちゃくちゃ優しいと。
NOと言える子供達だから。

今の私を優しいかと誰かに聞かれたら
あなたは何て答えるだろうか。
最近はずいぶん仕事で鍛えられてるから
NOを言えるようになってきたけれど、
まだ自分に優しくするのに
色んな言い訳が必要だから、
優しくはないのかもしれない。

いつも守ってくれてありがとう
これからも成長を見守っていてください^ ^
人にやさしく
自分にやさしく

やりたいようにやるからねー 

ありがとう。いつかのあなたへ。


おはようございます、のんちゃです。
この手紙はいつも楽しいことを考えてくれる、
こちらのお2人の初の共同企画に参加するために

https://note.com/hayashi_cat/n/n3bad3b54063b

https://note.com/kacchyjp/n/na334f254978f

最初に書いてみた手紙なのですが、
企画の主旨の「楽しい内容」かどうかと考えたら、少し違うような気がして、下書きに戻していた手紙です😊
ふと出したくなりました。
企画は終了しているので、企画に参加ではないけれど、エッセイとして出しますね。

すべての優しい人へ。
優しくしてくれてありがとう。

自分にも優しくね。

今日も素敵な一日を✨

たぶんしばらくしたら、下書きに戻しまーす。
ふふふ^ ^
ジャイアニズムのいい風が吹いてます。

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