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失礼をしてしまった

最近、僕はダラダラしない。

朝早く起きてお風呂に入っても、一時間もせずに出てこれる。
浴槽でメールチェックや調べ物は相変わらずしている。
そこで仕事の確認やスケジュールを組むのがやっぱり今でも一番いい。

けど、それも自分がしなければならない事。
自分が動かなければ成り立たない事。
自分がしなければ回らない家事や仕事。
それを理解しているから重い腰も手足も頭も心も動くのだ。

これは僕と自分の未来との信頼関係があるから出来るようになった事。

・・

今朝、母親が何かの会に着物で行かなければならなかった。

その為、僕は朝の7時半には母を美容室まで送り、待機し、会場まで運ばなければならなかった。

先に説明をしておくが

僕と母親との間には信頼関係はない。
一切ない。

僕と母との間には悪い事しかない。


しかし僕が母に対して、
気を許すような言動をしてしまうと最悪だ。


僕が、母との距離感を少しでも近づいたような言動をしてしまうと、
母は一気に距離を詰めて、ベタベタ、馴れ馴れしく、恋人同士、夫婦のような距離感で何でもしてくる。

そして、母は自分が気に入らない事があれば烈火のごとく怒り、機嫌が悪くなる。癇癪を起し、発狂する。

それが母と僕との今までだ。

・・

僕はいつも夜の3時くらいに寝るので、朝の7時半は眠い。
それでも僕は手際よく準備をし、運転手を務めた。

補足説明。

母は、公私が混同している。線引きが出来ない。
境界線が無い。

仕事でする用事も、自分(母)の用事も、同じように僕に頼んでくる。
親子、家族だから当然と人は言うが、僕は給料をもらっているから仕事をしているだけだ。

仲が良いから母親の用事や頼まれごとをする理由は僕にはない。
仕事だからしなければならない義務があるからしているだけ。

そして、このような運転手を母が僕に頼む場合。
僕がそれを拒否すると

「お金を払わない(給料を払わないから)」

と、僕のライフラインを切ると言う。
これは一種の毒親によくある言動だ。恐喝に近い脅し。

・・

昨日は月初め。

我が家は、家族全員の生活費を母が家の通帳から降ろして、僕が生活費を受け取る。それで我が家の食費や日用品を買っている。
その中から祖母の病院代や介護費用にも使う。
このお金がなければ生活費が全くない状態だ。

僕の給料は月に10万。10日が給料日。

そこから自分の携帯代、あと仕事で乗っている自分の車のガソリン代(月に2万円~3万円)、あとは他の支払いに使う。

しかも、その給料から仕事で使う経費も払っている。

何故給料から経費を払うのかを思われるだろう。
これは一旦、経費は僕が立て替えるという形。

経費は後から支払って貰う。
ただ、その経費がいつ払われるのかは分からない。

そこは僕も母親も、なあなあ、で来ているところに問題がある。

細かい事は言わないようにしている。
いちいち、家の中でギスギスしたくない。

うちの会社も家も、決して楽なお金の事情ではない。

僕は僕で、家や親に対して、気を使うと言うより、現実として考える部分はあるのだ。

・・

それでも、給料に関しては、大の大人が月10万円で生きるのは大変だ。

家賃が要らないとはいえ、仕事の経費もここから支払っているから、僕の懐はいつもギリギリだ。いつも結構な負担が一時的に生じる。

だから、月初めの生活費が遅れると、我が家も僕の仕事も完全に停止してしまう。

それを平気で

「あ、忘れていた」
「忙しいからあとで」

と言ってしまうのが母だ。

社長である母は、「経費は払う」と言うが、それは後回しになる。

我が家の生活費も
「理由があって足りない時は、下ろしてくる」
とは言うが、実際には出し渋る。

確かに、お金は命と同じくらい大事だ。生命線だ。


何でもかんでも無尽蔵にお金が出せるような家ではない。
我が家は金持ちではない。

ただ、そこで事あるごとに
「金払わん」「金一切出さんけん」という脅し文句を使うのは問題だと今でも考える。


・・

僕は子供の頃から
「親や子供を殺しても罪にならないから」
と母が僕を怒る時に言われてきた。

毒親の言動らしい言葉だ。

これに関しても、それが嫌なら家を出て行けばいい、就職して仕事を変えて一人暮らしをしろ、と言う人がいる。
けれど、それは正論のようで、少し間違っている。

祖父母も、その娘である母も。
母の息子の僕も。

この機能不全家族の中、負の連鎖の中で、
地獄のような人生を生きてきたのだ。


・・

もう一つ、改めて説明させてもらいたい。

僕の母は

僕が物心ついた頃から、僕を私物化する。

自分が気に入らないことは許さない。
自分の思い通り、言ったとおりにしなければ癇癪のように怒り発狂する。


これを言うのが一番理解されやすい。

僕の母は、自分の子供(僕)の性処理を覗き見るのが癖だ。


僕の交友関係を探るのが癖だった。

僕が女の子と一緒にいれば
「あんたがチャラチャラ遊ぶために給料を払っているのではない」
といって、給料を減らす。

過干渉と言うより、異常なのだ。
これを過保護や、親心と言う人がいるなら、

「あなたも、子供さんのオナニーや、恋人との電話を盗み聞きしていたのですね」


と僕は言いたい。聞きたい。

・・

母が食事を作る事は我が家にとっては良くない。

なぜなら、一度でも誰かが、母の作ったご飯を食べてしまうと、次の日から母はご飯を作り始めようとするからだ。

それの何が問題かと言えば、次の事が始まるからだ。

「忙しい忙しい」

と言い、バタバタと家の中をかき乱し。
自分が全部仕切ろうと過剰に動き出す。


うるさい、騒がしい足音や物音を立てて、
オーバーリアクションをしながら食事を作り始める。

忙しいなら作らなくていい。

そもそも我が家は、全員が自分で自分の食事もできる。

・・

祖母は今は認知症だが、家事は僕が今はしているので、母がここで出しゃばる必要はない。

忙しいのに、イライラ、バタバタさせながら家の中でいられることが我が家にとってどれだけの迷惑や被害を与えているのか、それを母親は自覚(理解)出来ていない。

これは自己愛性、境界性パーソナリティー、毒親、カサンドラ症候群を調べて考えて欲しい。


家族が仲良く、家族の事をお互いに助け合ってしているのではない。

我が家は、母が動けば誰かが嫌な思いをする。
本人は一切そう思っていない。

「私がしなければ」
「私がしてるの」
「私がしてあげてるの」

という、少女老婆が、

自己満足の為に、詳細も知らない家の事。
忙しいならしなくていい家の事。
そもそも母がする事ではない家の事。

家の事を勝手にして、人の迷惑もお構いなしに

「疲れた」
「私がこれだけしているのに!」
「私がいなければ出来ないでしょ!!」

と一人で気持ち良くなっているだけなのだ。


人の迷惑も理解できない人間が、
一人で騒ぎ散らして家族を傷付けているだけなのだ。

・・

母は基本的に家事をしない。
そもそもしなくていい。
そういう風に、我が家は、僕が産まれた時から成り立っている。

それは母が家事が出来ないからではない。
母は仕事をずっとしている。

だから我が家は僕が産まれた時から、祖母が我が家の家事の全てを担っていた。それで我が家は成り立っていたのだ。

今は祖母から僕が家事を引き継いでしている。

・・

母は料理も出来るが、
また、そのご飯を食べないと機嫌が悪くなる。

「食べて」
「これ食べて」
「これ美味しいの!」
「なんでそんな食べ方するの!!」

その押し付けが激しいのは、境界線が無い人の悪い特徴だ。

・・

母は、僕を子供の頃から恋人同士のような親子を外でアピールする。

今は僕もこの年齢になり、強くなっているので、それが出来ないようにはなっているが、それでも僕が隙を見せたり油断すれば、女全開で、僕に近づいてくる。

今日のような美容室や着付けをした後、もし僕が美容師さんから

「お母さん綺麗でしょ」

と言われて

「そうですね、ありがとうございました、お世話になりました」

とか言ってしまうと、

もうその後の車の中では、恋人同士のような会話や距離感で、ベタベタと僕に接して話しかけてくる。

僕は

「俺はお前の彼氏でも旦那でも男でもねえんだぞ」
「気持ち悪いから、死ね」

と吐き捨てて牙をむく。


息苦しいと言うより、精神衛生が悪いのが我が家の実態だ。

・・

僕は23歳くらいから、その母と同じ空間でいると意識が遠くなってくる。
眠気と言うか、3分おきにあくびが出始めて、運転中でも眠ってしまう。

それは病院で「解離性記憶障害」と診断されている。

・・

そのような母と一緒に仕事をすることに問題があるのは分かっている。

ただ、うちは母(社長)と僕、二人で成り立っている会社。

そして、僕がしている仕事(事業)は、母がしている会社の一部門。

確かに僕と母の問題は、僕が会社を辞めれば解決するのかもしれない。
ただ、そうすることで我が家(会社)の収入は変わる。

自営業で経営をしたことが無い人には絶対分からないと思う。

母は不動産屋。
僕の仕事は遺品整理や付き添いや見守りなどの代行をする終活士。

この二つを、同じ会社で行う事はお互いに相乗効果がある。

だから、僕も今はまだ会社に所属し、会社から月に10万円の給料をもらい、自分の部門の売り上げは会社に納める。

少しは、その売り上げ分を、歩合として、自分の給料に上乗せをしてもらう。そうする事で僕は自分の収入(給料)を人並みにしている。

だから、他人が簡単に、家を出れば良い、仕事を変えれば良い、というのは少しだけ間違っている部分がある。

・・

母の友人の中には、僕の事を母の話から、
「なかなか自立しないドラ息子」
のように聞いていると思う。

母の愚痴を聞いている人は、そう思いやすいと思う。

なぜなら、母は人の悪口や自分の愚痴を言う事で、人をミスリード(誘導)させる癖がある。

だから僕は、母親の知り合いとは一切会わないようにしている。


それでも仕事上、どうしても避けては通れない。
同じ町で、狭いこの社会の中で生活をしている。
だから、一切会わないという事は出来ない。
ましてや僕もこの会社の営業として仕事をしている。
社長である母親の知り合いに合わないという事は不可能だ

・・

そういう背景がある事を知った上で今朝の話に戻る。


母と、母の知り合いの美容師さんが着付けを終え、店から出てきた時

「お母さん、綺麗になったでしょ」

と美容師さんに言われ、僕は咄嗟に

「ああ、まあ」

と応えてしまった。

咄嗟にとはいえ、態度が悪かったのだと思う。

僕は、それ以外、挨拶も、お礼の言葉も正しくしている。

ただ、挨拶の次の一言が、
「ええ、まあ」

年上の方の対して、それは失礼だったのかもしれない。

とはいえ美容師は仕事だ。仕事で着付けをしただけだ。
僕がそこまで気を使い遜る必要はないが、
とはいえ、自分が綺麗に着付けたモノを

「ええ、まあ」
「ああ、まあ」

と言われたら美容師としても、母の知り合いとしても、決して気分は良くないだろうと、僕は思う。

でも、その美容師さんは、それから一切僕の目を見なくなった。

僕が

「お世話になりました」
「ありがとうございました」

と頭を下げて、いくら声に出しても、一切返事をしなくなった。

僕は

「この糞ババア、何も知らないくせに、こっちは挨拶もしてるんだぞ。言葉にしてるんだぞ、ボケ、死ね」

と心の中で思っている。

でも、僕も大人として、社会人として間違った態度をしてしまったなと思っている。

だから、夕方になったら、気が向けば、謝りに行こうと思う。

「今朝は、失礼をしました。すみませんでした」

と謝罪か説明に行こうかと思う。

一生会う事も無いとは言わないが、母に

「あの人、うちに仕事を紹介してくれたするの?」

と聞いたら

「それは無い」

というから、僕も今後お付き合いすることは無いと思う。

でも、共通の知り合いがいる。

「○○さんの息子さん、態度悪かったわ」
「失礼な子よ。この前ね・・・」

と言われる可能性が強いだろう。

女の人はそういう話が好きだ。偏見かも知れないが、僕はそう思っている。

そんな今朝の話でした。

今日も一日頑張ります。

・・

追記

夕方になった。

僕は今もまだ家にいる。

よく考えた。

僕がここで謝りに行くのは、

俺は謝りに行ったからな。
お前のその態度は、今度は僕が失礼な事をしたのではなく
お前が失礼な態度をしているだけだぞ、と
攻撃したい気持ちが僕の中にあるのだろう。

自己分析だ。

ここから、僕が実際にその美容室にいくかどうかは分からない。

ただ、僕の心の中を自分なりに考えたという話。

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