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一回目は頑張れるのに、どうして二回目も頑張れないんだろう。という話

どうやら最初が重要らしい

何事も始めが肝心というのはよく聞く言葉です。
その人に抱く印象は、最初の数秒で決定するっていうのもよく聞きます。私も就活の時それを意識してめっちゃ頑張りましたわ。

今回はそうした「新しい人との出会い」においての一回目と二回目についてのお話を記していきたいと思います。

生まれてこのかた人見知り人生

私が小さい時から変わらない性格。それが人見知りというものです。ええ、ええ、絵にかいたような人見知りを送っております。
多分誰もがそうだと思うのですが、明確な理由はなく気が付いたら人見知りになっていた。というような感じです。

小さい時は割とみんな人見知りを発動するものじゃないですか、私も親戚に人見知りをこれでもかと発揮して泣きに泣きまくり、バイバイをする数分前に打ち解ける。そして次会った時はまた大泣き。みたいなのを繰り返していたそうです。

成長に伴ってその人見知りが抜ける人もいますが、どうやら私は抜けなかったみたいです。小中高とか、新し出会いとか、苦手。だって人見知りですから!!

けれど、私の人見知りはちょっと違くて小学生・中学生の時はあまり記憶にありませんが、大学とかその先での新しい出会いの時、最初は頑張れるんです。
自分から話しかけに行けるかと聞かれるとそれとはまた少し違うんですけど、話しかけてもらえれば普通に会話しますし、すぐに会話が途切れることもなくむしろ話は弾むし。

でも、二回目が私にとってはまあ地獄なわけです。
自分から話かけに行けるわけがないし、話をしていても上手くその話題を広げることはできないし。

例えば相手から質問をされて、それに答えて、相手はその回答を上手く広げてくれるのに、「いざ私が、」と同じことを相手に質問をして答えてくれても「へえー。」とか「そうなんですねー」とか「私あんまり詳しくないんですけど興味はあります!」とかとか。

死です。爆死です。
そんなもん。
広がらんの。話が。

一回目と二回目の違いとは…?

何でこんなに違いが生まれてしまうんでしょうか。

私は思ったんです。
一回目はなんか、お決まりの会話みたいなのがありませんか?名前、血液型、誕生日、とかいわゆる自己紹介みたいなものです。
個人情報特定に行きつかない限りの「私とは」みたいな会話。これが一回目の定番の会話だと思うんです。

いや、ゆうて自己紹介も苦手ですよ、私。でもまあ初対面なので話が盛り上がらないことなんてお互い多少は想定済みじゃないですか。
そしてこの時に繰り広げられる会話において、少しずつ自分を小出ししていく感じというんでしょうか、相手がこれを出してきたからじゃあ私はこれを出そう。みたいな。

相手と会話をしている中で、じゃあ次は部活の話かな?その次は趣味?みたいなこの辺り障りない会話が出来るんです。
しかも、歳を重ねて経験を積めば、「実は初対面の時にする会話って同じじゃない?」と感じる時がありませんか?話す内容の順番が違うだけで実は同じなんじゃない?みたいな。
なので、「これを言われたらこう言って」みたいな蓄積が自分の中に出来ているんだと思います。

けれど!
二回目はそうはいかないのです。本当に。
人によって全く違いますから。会話が。

しかも、一回目の自己紹介の中で自分に関する情報はもう相手に与えてしまっているのです。これによって自分が一番分かっている自分自身について聞かれることはもうありません。

これつまり、私にコミュ力瞬発力が求められるのです。加えて、まだ相手とは二回目なのでそんなにパーソナルな部分とか相手に出せないんですよ、少なくとも私は。

これがとても私には難しいんです、人見知りだから。

なんて言ったらいいんでしょうか。
自分が自分のことをあまり好きじゃないのに相手に自分を見せることの恐怖とか、私はどこまでさらけ出さないと相手に受け止めてもらえないんだろうか、とか。そういういらんことを考えてしまうんです。もっと楽に考えられたらいいのに。

それぞれに巡ってくる役割の順番

そんな時に友達が私にこんな風に話してきました。

「今までずっと人見知りを発動してあんなにしゃべれなかったのに、自分が年長者の時はそれほど苦手意識がないんだよね」
といったものでした。

これ、私も少し理解できるんです。
ちなみに同様にグループで自分が一番年長者だった時に限りです。同期とか先輩がその場にいたらまた話は変わってきます。

たしかにこの友達が言う通りなんですよ。例えばアルバイトで新しく入った後輩との会話とか、何かの集まりで自分が一番年長だった時とか。意外と今の自分が話せているんです。確かに人見知りで、自分の話に自信はないけれど、どちらかというと自分が会話を展開させている場面が多くあります。

そして納得しました。順番が巡ってきたのだ。と。
自分達が先輩にそうしてもらってきたから順番で、今度は私たちがそうする番になったんだろうね。ってその子とまとまりました。

本当にその通りなんだと思います。今まで自分達が先輩方に助けてもらって、そうしてもらって嬉しくて安心したから。
今度はそれを私たちがしてあげる番なんだね、それを意識しなくてもやってんだろうね。って。

こうした風に人には順番でその時の役割が回ってくるんだと思います。
そして今の私にはちょうどその順番が回ってきて、いろいろ新しい役割を担っていく段階なんだと認識しました。

そしてそうした役割を果たしていくうちに経験を積んで、同期や先輩とか、そうした人たちとの一回目と二回目の境目が溶けてなくなって苦手意識がなくなればいいな。
一回目頑張れたんだから二回目も頑張れるようになれたらいいな。
と、思っています。

今回はこうした、人見知りと、一回目と二回目、順番に回ってくる役割について記してみました。