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終わりが苦手というか終わりの先にある始まりが苦手というか...。という話し

4月、出会いの季節、あるいは始まりの季節

早いもので2024年ももう3ヶ月経ってしまいました。
あと数日で4月になるみたいです。
時間が過ぎるのは早いものですね、ほんとに。

そして3月、4月と聞くとよく耳にする言葉があるのではないでしょうか。
そう。
「出会いと別れの季節」
この2ヶ月間はこう表現されることが多いと思います。

私はこの季節がとてもとても苦手です。
毎年この時期をスキップする機能が人生にあればいいのにとすら思います。ちなみに年末も苦手ですが。

私と同じようにこの季節が苦手っていう人いませんか??
これを読んでくださっている方はいかがでしょうか?

春という季節は好きだけど3月4月は嫌い

そしてなんで私が嫌いなのかというと、「始まるから」なんです。
私はこの「始まり」が苦手だということに気がついたのです。

卒業式、クラス替え、終わりを感じる瞬間

3月と言えば学校の卒業式が開催される時期です。
皆さんは学校の卒業式で泣いた経験はありますか?
私は泣き虫だったので泣いた経験があります。

あとこの時期と言えば、私はクラス替えを考え始める時期でした。
3月に入った瞬間からクラス替えのことを考えて嫌で泣いていたこともあります。

とにかく私は本当にこの時期が嫌いなんです。

でもひとつ違和感を感じた時があったんです。
それは高校の卒業式。私はこの時泣かなかったんです。

正直絶対に泣くと思ってました。高校生活の思い出は沢山あるし、仲のいい子が地方の大学に行くから離れ離れになることが分かっていたから。
けれども泣かなかったんです。

1つの要因としてコロナの影響でいわゆる”卒業式”が出来なかったというのもあるのかなとは思いました。

けれども私はこの時ある考えにたどり着いたのです。
私は終わりが苦手というよりも、終わりの先にある始まりが苦手なんだ。と。

私の高校の卒業式が開催された時は、コロナの影響で大学の始まりがどうなるか、始まるのかさえ分かっていない状態でした。
そんなだったので私の目の前に「始まり」がなかったのだと思います。
自分が思うより終わりの先にあるはずの始まりに猶予があったのです。

アルバイトもそうでした。
私は社会人になる年の2月に長いこと続けていたアルバイトを辞めました。
とても長いことお世話になっていい思い出がいっぱいだったので、辞める時に泣くんだろうな。と思っていました。
けれども実際は全然でした。むしろめちゃくちゃ笑顔で辞めました。

これも多分、2月に辞めて3月がフリーだったから。
4月からの新しい生活への猶予があったというのが大きかったんだと思います。

どうやら私にとって人間関係を始めることへのストレスが強いらしい

このことから私は「人間関係」に限定して言うのであれば、関係が終わるストレスよりも関係を始めるストレスの方が圧倒的に強いのだと思います。

歳を取ればとるほど、あるいは学校という閉鎖的コミュニティの外に出ると、多くの人と広く浅くという親交が増えていくと思います。
学校と違って自分が人間関係を築いていかなきゃいけない数も分かりませんし、毎日知らない人と会って、会話をして。
そういうのが私にとっては苦手、ストレスになるようです。

何か新しいことをはじめる。とか、新しいことを始めなきゃいけない。とか、そういう風に感じてしまいがちなこの時期。
そうした自分の勝手な思い込みみたいなもので焦ってしまっているのかなと思います。
自分自身、環境への適応に時間がかかってしまう分、終わりより始まりが苦手なんだろうとこの文章を記していて感じました。

出会いと別れの季節。終わりと始まりの季節。
今年もやってまいりましたが、のんびり行きましょうと私にも、そして読んでくださっている方にもお伝えしたいと思います。

卒業とか進学とか、入学とか進級とか就職とか、新しい環境に身をおく皆様、おめでとうございます。
私と一緒にゆっくり生きていきましょう。
生きているだけで素晴らしいのですから。

今回はこうした「終わりと始まり」についての思考を記してみました。