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25,000円の大同電鍋を売った日に買った3,000円の蒸籠が予想以上に大活躍しているよ。

ホットクックがワーママ三種の神器と言われるようになって久しくなってた2022年の確か秋、大同電鍋を購入した。

どんなゆる時短でも家事育児仕事どれかラクになるならラクにしたくて、まずは毎日のごはんの準備がラクになるならと思って、キッチン家電をむやみに増やしたくないなーホットクックって大きいんだよね?とも思っていて、ちょっとやそっとじゃ落ちない3kgを見て見ぬふりして数年経って、「蒸し料理が簡単にできたらヘルシーなんじゃない?」とか思い始めて、結局見た目で買ったかな。
大正レトロ感。台湾ポップ感。うんうんいいねぇ、と。

買ったからには使わねば―。
大好きなサツマイモを蒸してみたり、リンゴを煮てみたり、スープを作ってみたり、冷凍ごはんと冷凍パウチを同時に解凍あたためしてみたり、ワンタンをつくってみたり、蒸しパンつくってみたり、栗を蒸してみたり、肉まんを温めてみたり。
特にほんわり保温できるのがよくって、子供たちの保育園のお迎え前に保存容器に入れたおかずと冷凍ご飯を入れてON→帰ってきてOFF(保温モード)→ドタバタお風呂入って出てくるとちょうど子供たちが食べれるくらいの温かさ、というのはよかったですね。
子育ては意図せず火をつけっぱなしにしてしまうからさ。
冬場は加湿も兼ねれていいんじゃない?って思ってた。

2023年の夏。
最近全然使ってないなー。の割にかなりスペース取ってるなぁ…あぁ…まぁ…夏だし?仕方ないか…仕方ないか?と思い始めてた。
購入当初は煮込みにも!スープにも!と思っていたけど、煮込みとスープは既に持ってた我が家のキッチンでNo.1重宝しているSTAUBの無加水じっくり煮込みに敵うはずがなくて。
この時点で手放してもよかったなと今は思うんだけど。
25,000円もしたんだぜ、という貧乏根性。
まだせいぜい10,000円分くらいしか償却できてなくない?
うーん、勿体ない、とだましだまし、2023年→2024年冬を迎えて気づいた。

電鍋って私が思う蒸し料理できなくない????

1年使って見て見ぬふりしてた事実に気づいてしまった。
私が結局使い方をマスターしてないから、というのと、
ちょうどよいザルを結局買わなかったというのに尽きるのだけど。
蓋をしてしまうのでね。
イモをドーンを蒸すのはできるんだけど、いわゆる「蒸し野菜」みたいなものができない。
結局ちいちゃい蒸籠を中に入れる感じになる。
なんじゃそりゃ。
そしたら蒸籠買ったほうがよくない???
って気づいちゃった。
あぁでも火を付けっぱなし大丈夫かな…。
電鍋でも「電鍋を買ったからには」という原動力65%くらいで毎回使っていたんだもの…3000円の蒸籠なんか買っちゃったら使わなくなるのではないかしら…。
うーん、別の電動蒸し器買ってみる?
いくつか見てみたけど、それは結局商品が変わるだけのサイズ・価格・そのガジェットでできること。

見た目が大事な私のアイテム探しはインスタスタート。
そしたらこんなものが目に入る。

北欧、暮らしの道具店は写真がいいんだよなーーーー。
ただのザルなんだけど、コレ!これが私の求めていた!やつ!となる。
ポチりたくなる衝動を抑えて、買った人のレポ的インスタ投稿を漁る私。
見てて気づいた。
フライパンを火にかけてても、蒸す間は離れれるのか。(当たり前)
蒸すって意外とハードル低いのでは???
うーん、でも、手持ちのフライパンにこのザルinしたら、肉まんは1個ずつ加熱かー。サツマイモ丸ごと蒸すとかは難しそうだな…。

蒸籠買お。

さっそく電鍋をめちゃくちゃ磨いてメルカリ出品。
(なんかね、使い方だと思うんだけど、鍋底が数回使うとめっちゃ黒くなるんだよ。しかも普通に洗っても取れない。ジフで落ちた。ジフ最強。)
出品したら楽天市場で蒸籠セットをポチ。
サイズを見るにきっとフライパンでいける。うんうん、ヨシヨシ。

ふふ、蒸籠買っちゃったもんね。丁寧な暮らしに片足突っ込んじゃったもんね。
とか思ってたら、電鍋売れた。
5分で6000円ゲット。蒸籠代ひいて3000円プラス。
やったね。
売り上げた6000円は年始のメルカリ募金で能登への寄付に全額使った。
それも個人的には苦しすぎず貢献できた気持ちになれる寄付でよかったと思っている。

そんなこんなで蒸籠を導入して1カ月半くらい。

とても良い。

私には電鍋より蒸籠でした。

まず「レンジで済むけどせっかく電鍋持ってるんだからここは電鍋だよな…」という謎の使命感が消えた。
次に、モノとしてのサイズが小さい。
1年近く米櫃とオーブンレンジの間を占領していた空間が空いた。
どこにしまおうかなって思ってとりあえずラップの隣に置いてたコードも消えた。
そして、電鍋で蒸しっぱなしにして逆に水っぽくべちゃってなっちゃってた蒸し野菜がほどよく目をかけるのでいい感じにできるようになった。
手持ちのフライパンにジャストサイズ!
なんならSTAUBにもシンデレラフィット!
満足度が高いよ。
いい買い物をしたと思う。
結局昔から今もなお使われ続けてるものってそれなりの理由があるんだよねぇ。


今回の学び。
どんなに多機能でも、自分が使いこなせなければ意味がないこと。
色んなことができそうだぞ、というものよりも、自分やりたいことピンポイントだけが解消されるほうが実は満足度が高いこと。
特に完璧主義がベースの人間は、使いこなせない多機能商品を持つと変な使命感に追われてしまうこと。
台湾では1家に1台の必需品!って言われてたって自分には必需品じゃないかもしれないこと。
なんなら私 live in japanだし。
なんなら我が家live in japanなのに炊飯器無いじゃないの。(STAUBで炊いてるの。美味しいよ。)
電鍋使いながら「やっぱりホットクックだったかな…レンタルしてみようかな…」と思っていたけど、そんな思いも蒸籠買ったら消えた。
蒸籠買ったら、というよりも電鍋を手放すことを決めたら消えた。

結局シンプルなのがいいのかもしれないよね。という結論にたどり着く。

※今回のこの記事は「"私には"電鍋より蒸籠だった」という話です。
※電鍋は電鍋でとてもいいところがたくさんあるので、それぞれのライフスタイルや好み・料理の癖で選ぶのがよろしいかと。

今日なんか娘たちのご好評にお答えして2日連続でプリンとか作っちゃったもんね。
めちゃスが入ってしまったのが残念。
おうちプリンマスターしたいな。

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