素直な心

「あなたはいつもいい子だね」

どこかに後ろめたさがあるからなのか

自分の良くない部分を知っているからなのか 

どう頑張ってもその言葉を

素直に受け取れない



いい曲を書きなさい

書いて書いて書いて

売れなさい

そうじゃなければ

あなたがやっている事はただのクズだ

と言われたことがある  

いい大人なんだから


小学生1年生のとき初めて先生に怒られて

どうしようもなく悲しい気持ちになったこと思い出した

怒られていることより

怒らせてしまっていることに

すごくすごく悲しい気持ちになった




いい子でいたいと思った

でも歳を重ねる程に

自分の好きじゃない部分も増えていって

いい部分を見て言ってくれたであろうその言葉

受け入れることが出来なくて 

反対に

クズだと言われたときには

どうしようもなく悔しくなっては

そんな言葉を言わせてしまった時点で

きっとそうなんだと受け入れてしまった。


その人のこと1回大嫌いになりそうだったけど

私にはきっとそういう人が必要なんだと思ったら

感謝の気持ちが湧き出てきて

悔しさが糧になって頑張ろうと思えた

人間の心って不思議だ

そういうとき素直に受け取れる自分がいると

そう思える自分に気づいた時に

少し自分のこと好きになれた



今は、綺麗なものを綺麗だと思える素直な心が

少しは持てている気がする







でもやっぱり

どう頑張ってもいい子ではないなぁ


紅葉が集まった大きな紅葉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?