見出し画像

眠気うなぎとの闘い

2月も10日ですネ。

えっ、10日!?
はやくない!!??

つい先日「東京の中学受験当日(2/1)だなー」なんて思っていて、ずっと応援してきた友人の息子君の志望校合格の報に歓喜し、3日には恵方巻きをもしゃもしゃ食べた(我が家では普通にカットしてどちらの方角も向かずにいただいています)と思ったら、もう2月がこんなに過ぎていた。

皆さん、うかうかしてるとすぐに桜咲きますよ。

(うかうかしててもいいと思います、寒いですし)

そういえば、2月1日には劇団四季の「アナと雪の女王」を観てきた。
昨年の9月に取ったチケットである。
あやうく忘れるところだったのだが(四季のチケットは本当に観るまでに時間がかかる……)、冬に見られたのは季節的にもピッタリだったかもしれない。それはそれは美しく、感動した。

それすらもう10日前とは。

先週後半あたりから舌痛症の痛みがまたジワジワと現れ始めたため、夜に飲んでいるお薬が微増した(半錠ぶん)。
その影響なのか、
はたまた別の薬の影響なのか、
とにかく日中ねむい。

特に午後がねむい。
ねむいナァ~、なんてのんびりしたものではなく、眠気という沼からザバァと巨大悪魔眠気うなぎが現れ、一気に沼の奥へと引きずり込まれるようなものすごい激しさ。
「ねむむむむむいいいいいいぃぃ~~!!」という感じだ。抗いようもない強さで引っ張られる。
(自分で書いててこわい)

で、たまたま今は季節的にもそういう時期なのか、職場の他の方々も一様に「なんかねむいですよね」「今日すごいねむい、起きてらんない~」などと言っているので「ですよネ~、わたしも!」なんてなんとかごまかしているが、わたしの場合はあきらかに他の方と違って薬の影響である。季節の変わり目とか、気圧の問題ではなくて。

困ったものだな……。舌が痛くなるのは困るし、かといって巨大悪魔眠気うなぎに毎日ずるずる引き回されるのもつらい。

と、いうことで、上品先生に「午後の眠気に困っています」とシンプルに相談してみたところ、「午後ですか……午後は薬の影響は一番少ない時間帯のはずなんですけどね」と首を傾げておられ、「夜は眠れてますか?」と尋ねられる。
そういえば、最近夜になると、寝つきは良いのだが必ず2~3時間おきにバチッと覚醒してしまう。ふと目覚める、なんて柔らかなものではなく、バチィッッ!という感じに目覚めてしまうのである。

これは、以前にわたしが目の病気になって心のお薬を飲んでいた時にも同じ事象が起きていたので、ああ、同じことが起きているんだなと思っていた。舌痛症で似たような薬を飲んでいるし。バチィっと覚醒してもしばらくすればまた眠り直せるので、寝る→2時間でバチィッ→寝る→2時間でバチィッを繰り返しているわけだ。

まぁ、深くは眠れてないでしょうネ。

その話をすると、「それが原因ですね」と深刻な顔して頷く上品先生。え、そこ?「ちゃんと眠れてないから午後に眠気が来るんでしょう。眠りを整える柔らかめのお薬を処方します」と、なんだかまたお薬が増えてしまった。
眠剤ではないのだが、なんだかメラトニンの力で睡眠のリズムを整えてくれるんだそうだ。

しかし処方される薬が増えると、なんか、自分がすごい病人になってしまったような気がして凹むんだよな。まぁ、病人なんだけど。
しょぼんとする。

……で、その「睡眠を整える柔らかめのお薬」を飲んで寝てみたのだが、相も変わらず2時間でバチィッと覚醒、に加え、今度は起きたあとの午前中も眠くて眠くてたまらないということになっている。

ねむい!!!!!!

と、宇宙に向けて叫びたい。
ねむいよー!!!!
が、今日は仕事である。

がんばります、がんばるしかない。

・・・

昨日は仕事がお休みだったので、久しぶりに吉祥寺に行ってきた。

これに行ってきたんです。
出久根育さんの絵画展。
とても素晴らしかった。美しい色、空気感、どんな風にしてこんな絵が描けるんだろう。

撮影OKゾーンで取りました

ちょっと体はキツかったけど(眠気うなぎが……)、行ってよかった。
お近くの方はぜひとも、おすすめです。

しかし、吉祥寺という街は行くたびにガヤガヤ感が増しているような気がする。
わたしにとってはリトル渋谷だ。
何しろお店が多すぎる。情報が渋滞していて、歩いていると疲れてしまう。駅ビルのアトレもとにかく広すぎる。色々ありすぎて、逆に「無」に見えてしまうんだ。

だから、本当にこの展覧会だけ見て、そそくさと帰ってきた。ちょっともったいなかったかな。でも、わたしはもう膨大なお店がある街を楽しんでうろうろすることはできない気がする。それってやっぱ、若さと関係ありそう。

・・・

最近は、

西加奈子さんの『くもをさがす』を少しずつ読んでいる。とても面白い。
文章がとても上手い方だなと思う。カナダで乳がんになられた体験記だが、それだけではない、あぁ、とハッとする言葉がいくつもあり、大切に読んでいます。