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ヘドロ色したはぐれメタルみたいな自分

ちょっと気持ちの調子を崩してしまってからは、日々のルーティンってけっこう大事だな、と思っている。

不安定なものを安定させるには、やることを決めておいて、ともかく考えずに遂行すること。
決めて、やる。決めて、やる。
考えなくていい。
だし、漠然と茫漠と過ごさないことで思考がネガティブに流れることを防げる。よな気がする。

というのも、先日、仕事が休みでいつものルーティンを大幅に崩した生活を送ってしまったら、かなり状況が悪化したからだ。
べちゃべちゃのぐちゃぐちゃに崩れた。
うーん難しい。
ヘドロ色したはぐれメタルスライムみたいになっちゃった。

気持ちとしてはぜーんぜんキビキビ動きたいわけじゃないけど、できればずーっと横になってたいけど、ある程度「これやってから」「これやって」って段取りを決めて動いたほうが心身に良く働くってことが分かってるんだな。いまは。

とりあえず、仕事がある日のルーティン。

6時半に起きる。
死ぬほどのだるさに耐えながら(朝がキツイのですよね)顔を洗う。
コーヒーメーカーを仕掛ける。豆を挽くタイプのやつです。ガー。
死んだような顔をしながら化粧をする。
こんな暗い気持ちなのになんでわたしは目の上を塗ったりしているんだろう……化粧ってなんでしなきゃなんないんだろう……なんて呪いのように思いながらマスカラまでばっちりキめる。
それ以外の手抜きバージョンが分からないからである。

とほほ……横になりたい……と思いながら夫が用意してくれた朝食(パン、バナナ、ヨーグルト)を娘と夫と食べる。注・食欲はゼロである。
薬を飲み、着替える。
洗濯物を干す。

夫と一緒に7時45分に家を出る。
道中、車の中で「ブギウギ」を見る。
職場の最寄り駅へだいぶ早めに到着し、駅前のマックでコーヒーを注文。
ラジオ「東京ポッド許可局」を聴きながらコーヒーを飲む。だいたい40分くらいマックにいる。
そして、時間になったら職場へ向かう。
こんな感じの朝のルーティン。

「東京ポッド許可局」は、つい最近偶然に知って聴き始めたラジオだ。マキタスポーツ、サンキュータツオ、プチ鹿島の三人のトーク。
こんなにわたしにちょうどいいテンションのラジオがあったとは!と感銘を受けた。
ゆるゆるしたテンポがちょうど良くて、なにより面白くて、笑えて、1時間聴き続けることがまったく苦にならない。もっと前に知りたかった。

最近はふと気持ちが寂しくなるときが多いから、音楽よりも人の声が聞きたくて、だから「東京ポッド許可局」をよく聴いている。
電車のなかで、歩きながら、家のこたつでごろ寝しながら。

さて、寝起きは最悪だった精神状態が、駅前のマックで40分間コーヒーを飲んでいるくらいから少しずつ平常心へと近づいていって、職場に行く頃には「いつものわたし」が表面に現れている。はぐれメタルがこそこそとどこかへ逃げていく。
昼へと、夕方へと進むにつれ、どんどんいつもの自分となり、夜になる。そんな感じ。

とにかく朝がつらい。
アンド、このルーティンで攻められない休日がつらい。はぐれメタルから脱せないのだ。
休日に関しては要検討。なにか無理やりにでもルーティンを作るべきかもしれない。

皆さんは、どうお過ごしですか?

つらい人も、つらくない人も、平常心な人もいるかと思いますが、なんていうか、人生にはいろいろな曲がり角や落とし穴があるのでどんなときも「ま、仕方がない、これがいまの自分だ」と思うしかないのかもしれませんね。

なーんて、いまは平常心の自分だから言えることですが。つらいときは、そりゃあもう、めちゃつらい。
でも、ヘドロなはぐれメタルな自分も自分だ。

(いま気がついたけど、ヘドロ色したはぐれメタルって、バブルスライムだな)


・・・

これを読んでいます。
このほか、ただいま『そして私は一人になった』(山本文緒)、『還暦不行届』(安野モヨコ)、『マリコ、うまくいくよ』(益田ミリ)などなどを併行して読んでいます。

これも読みました。
Usaoさんのまんが、もともと好きで何年か前によく読んでいた。いつの間にかこんなことになっていたとは知らなかった。
たいへん共感しながら読みました。

・・・

おまけ

職場で、若者たちが豆まきをすると言っておめんをたくさん作っていた。
鬼滅の刃のキャラとか、ジョーカーとか、なぜかラムちゃん(一応鬼)とか。
鬼じゃないじゃんなにこれ~、かぶらせて~と、ひとつかぶって、パーテーションの向こうからピース。

向こう側から見てた同僚が、ののっつさん怖すぎます!写真撮っていいすか!と撮られた一枚。

めちゃめちゃ、怖い。
怖すぎるって。ピース。