noob_climber

クライミング関連の気づきを発信していきます。

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最近の記事

バランスよく取り組むこと

今回は雑記というか、日記に近い内容。フィジカルと技術、最大出力と持久力、いろんなバランスが崩れてきているので、トレーニングにも変化を出さなければいけないように感じます。 ボルダー中心の1年 ここ1年、ボルダーを中心に保持とフィジカルを取り組んできて、一定の成長はしたのですが、リードの回数はめっきり減りました。強くなった気はすれど、それがリードでも活きるのかは微妙なところです。リード中心に取り組んでいた一年前までは、パワーを使って登る「ボルダー登り」から、ぶら下がりや脱力主体

    • Ocun/Ozone レビュー

      久々に「きちんと考えて」靴を買ったので、備忘録として残します。靴選びに悩んでいる方の参考にでもなれば、なお良いです。 先に断っておきますが、一般人クライマーの考えなので、性能的な面については主観も混じっていると思ってみていただけると幸いです。 OCUNについて今回買ったのは、タイトルにもあるようにOCUNのOzoneです。OCUNはクライミングシューズ以外にも、チョークやハーネス、ロープなどを手がける総合ブランドで、リードもやるクライマーなら、時たま見かけることもあるのかな

      • 自分で登る

        クライミングが続く人、強くなる人の特徴を考えてみましたので、記録として書き残しておこうかと思います。(自分で読み返すためにも) 初心者の成長から考える初心者の頃、自分一人でクライミングを始めた人より、友達などの複数人でレジャーとして始めた人の方が多いように思います。その後何回か行っているうちにだんだんと熱量に差が出て人数が減っていき、ハマった人は一人でもジムに通うようになります。そんな話はクライマー同士でよく聞きます。 言うならば「自分で登ることの第一歩」です。自分で「強く

        • 靴の相談を受けました

          普段通っているジムで、「2足目のクライミングシューズは何がおすすめか」と相談を受けました。いろんな靴を履いてきたつもりではありますが、今の自分が2足目を買うとしたら、という視点で靴について考えてみました。 候補の靴・インスティンクトVSR/VS →試し履き程度しかないですが、足型もストレートでダウントゥーもほどほど、ヒールフックは良い、トゥーラバーもよく効く弱点のない靴だと思います。外でも活躍できる汎用性があり、非常によくまとまった靴だと思います。 ・スクワマ →スポルテ

        バランスよく取り組むこと

          できるだけ綺麗に登りたい

          2023年もあと数日で終わります。今年、どのように登ったのか、どう成長したのか。来年どうやって登っていこうか考えるタイミングで、最近「クライミングあんまり上手くなってないな?」と感じます。そんな観点から直近の気づきをまとめてみようかなと思います。 保持力・フィジカル強化に注力した今年の8月からフィジカル的な能力を伸ばそうと、ボルダー中心に強度を高めにトレーニングを設定しました。強度を高くしたことで外のボルダーでも初段を安定して登れるようになってきましたが、一方で脱力している

          できるだけ綺麗に登りたい

          完登の集中力

          ルート、課題を繋げて完登するにあたって、集中力は必要だと思っています。しかし「集中する」とはどういうことなのか、具体的に捉えられないといけないとも考えています。 今回は自分が意識していることを、記録してみようと思います。 (大して強くないクライマーの意見です) レッドポイント狙いの集中力・シークエンスの暗記 これは前提となってきますが、ルート、課題の手順を正確に覚えているかどうかです。ホールド、スタンス、体勢、力を入れる方向、持った時の感触、レストのタイミング‥。どこまで

          完登の集中力

          カウンターバランスの話

          クライミングの基礎技術において、カウンターバランスは最たるもので、 ここを理解するとかなり応用の効く考え方だと思っています。 「気持ちいい動き」と言われるものは基本的にカウンターバランスが取れている場合が多く、逆足で次のホールドを撮りにいく場面ほど不安定になります。 基礎ですが奥深い技術なので、ここで改めて整理してみようと思います。 ダイアゴナル 一番オーソドックスなバランスの取り方で、保持している手と対角にある足とを固定してバランスを取ります。 正体、側体共に使え、か

          カウンターバランスの話

          クライミングの"足"について

          足がうまいと長く登れるよ あの人は足が切れなくて上手い あんな粒スタンスでムーブ起こせるのか、すごい クライマーなら「足が大事」と一度は聞いたことがあるのではないでしょうか? フック系のムーブ習得で課題を解決できるようになったり、ホールドのどこを踏むか細かく修正したことでバランスが良くなったり‥ なかなか奥が深い足遣いを掘り下げてみます。 シューズで変わる? 自論ですが変わります。 主に3つのポイントで大きく感覚が変わります。 ・つま先 どれだけ反る/反らないか、が重

          クライミングの"足"について

          フォームの崩れ

          2023年の目標を消化しようと御岳でボルダーをしてきました。今年の目標としていた完登数・グレードは完了したのですが、最近の登り方について反省点があったので記録しておこうと思います。 御岳 溶けたソフトクリーム岩 ソフトトラバースもう1本初段を年内に落としておきたいと思い、GWに30分くらい触ったソフトトラバースに狙いを定めました。トラバース系なので、手数は多めで1手の強度はそれほど高くないというタイプです。半年間寝かせていたので、ムーブを作り直すつもりでいましたが、案外忘れ

          フォームの崩れ

          クライミングシューズの爪先

          前回に引き続いてシューズのお話です。レビューではなく、自分が靴を選ぶ時にどんなところを気にしているか、まとめておこうという程度なのであくまで参考程度に読んでいただけたら‥。 なんで靴のことを考えるのか僕はいわゆる「勘が悪い」「センスがない」というタイプなので、頭で理屈を整理して自分で感じてみて、感覚と理屈をくっつけていく流れでさまざまなことを習得してきたつもりです。ムーブはもちろん、靴においてもそうです。 「この靴は〜〜という作りになっているから、こうやって使う時にメリット

          クライミングシューズの爪先

          クライマーの食事を考える

          「軽い方が有利」なのはクライミングにおいては、悲しくも事実ですが、ただ痩せれば登れるというわけでもないのが難しいところです。そんな前提がありながらも最近は食事を増やしているので、その辺りの考えをまとめておこうと思います。 減量のメリット・デメリット減量は体重を軽くするためにやるものです。必要以上の体脂肪で重いのであれば、その分の軽量化はやったほうがいいと思います。指にしても足にしても、登るための足がかりは頼りなく、それらを使って体重を支えるので、「負荷を減らせる」というのは

          クライマーの食事を考える

          いろんなシューズを履いてみる

          クライミングシューズ、自分に本当にあったものを探しあてるのは非常に難しいことです。靴の種類だけでなく、クライミングにおいてはサイズによっても大きく性格が変わるシューズが多いです。そのため課題によって履き分けたり、経験年数によって好みが変わるということもあり得ます。 今回はシューズをそこそこ履いた中で思ったことを書いてみようかと思います。 シューズ遍歴・ARAGON/La spoltiva ・Skwama/La spoltiva ・UP MOC/UN PARALLEL ・MI

          いろんなシューズを履いてみる

          オンサイトの価値

          クライミングの完登には複数の種類があります。フラッシュ(一撃)、レッドポイント、ピンクポイント、オンサイト‥。今回は自分が思う完登について、まとめてみようかなと思います。 スタイルの話フリークライミングは「岩の特徴と自分の体を使って登る」というスタイルの世界です。『Rot Punkt』/patagoniaでは 「こういうことだ、おまえらもうハーケンを引っ張るんじゃないぞ。ハーケンを引っ張って上に行くんじゃない。それでは登ったことにならないから。何にも頼らずに岩の特徴だけで

          オンサイトの価値

          ケガをして気づいたこと

          久しぶりの更新で、いきなり怪我の話です。怪我といっても、肘を軽く捻挫した程度なのですが、登りにやはり影響は出るものです。 肘を痛めた状態で登った限界グレードの3つ下、4級程度をインドアで本数稼ごうとトレーニングをしたところ、やはり受傷した側での保持のタイミングで痛みが走ることがありました。できる限り痛みのない保持を探りながら行ったのですが、どうやら力を入れていた方が痛みが出ないようでした。 脱力すること脱力することで痛みが出る、具体的にいうと指先だけで引っ掛けるような肘を

          ケガをして気づいたこと

          身体が教えてくれるクライミング

          3連休、3連登の2日目、身体にボチボチダメージを感じ始めます。 打撲、指皮のヒリヒリ、そして筋肉痛。筋肉痛になって喜ぶ人もいますね。 「超回復して最大筋力が上がるぞ」という喜びはクライマーでなくとも、運動に取り組んでいる方は結構わかるように思います。 今回は筋肉痛について、少し書いてみようかなと思います。 筋肉痛になる場所クライミングを始めたての方は、前腕に筋肉痛が起こると思います。クライマーの前腕が異常に発達していることをみても、前腕に負荷のかかる運動であることは間違いな

          身体が教えてくれるクライミング

          クライミングにおける足遣い

          またも久々な更新となってしまいました。 今回は足遣いについて、最近気づいたことを記録がてら書いてみようと思います。 クライミングでいう”足の力・技術”って?私はこれまで足の技術に関して、そこまで深く考えていなかったように思います。浅くて恥ずかしいですが、「足は切れない方が上手い!」くらいの認識でしかありませんでした。足を残すためにどこの筋肉を使っているのか、どういったトレーニングをすれば強化できるのかなど、考えていなかったんですね。周囲を見てみても、手の保持・ホールディング

          クライミングにおける足遣い