７月から９月いっぱい、就労移行センターに通うのを止めている。うつの症状がひどくなって、何もかもが嫌になり、何もできなくなったからだ。
　休みに入る前はどうしよう？　これでいいのか？　復帰できるのか？　などいろいろ不安にもなったけど、その時、その瞬間を考えると、続けることは不可能だったので、間違いではなかったと思う。

　休息中の時間の過ごし方だけれども、これが意外と厄介だ。わたしは、長く過ごした実家とはかなり離れて暮らしているし、最後に密な連絡を取った友人たちの電話や住所のデータは、ある時、一斉に失ってしまった。あるいは、捨てたのかもしれない。そう一度は捨てたのだけど、まだ繋がっていたい。矛盾するけれども、あの頃の密な関係を取り戻したいのだ。

　そこまで考えて思う。果たして、そんなことができるのだろうか？　答えは【無理】だろう。時間がたちすぎている。20年も前の話になってしまう。時間なんて、振り返れば、過ぎたのはあっとゆうまだ。皆に私の事がどう伝わっているかも分からない。思い出してはくれるかもしれないが、覚えていてくれるかというと無いだろう。私は、時折、懐かしく、未練がましく、あの頃を思い出すけれども、向こうはさっぱりだろう。また、向こうからもわたしの住所はわからない。ずっと一人暮らしをして、実家の住所も教えていないし、今も携帯の番号が変わっている。近況もこの通りで、皆はまさか私が障害者となって就労移行に通っていて、更にそれすら続かない事なんて思いもよらないだろう。また話したところで理解されないだろう。だから、無理なんだ。思い出しても無理なんだ。もう繋がってもうわべだけの関係になる。

　じゃあ、今は？　孤立している。家族は【毒親】の両親と、【毒妹】しかおらず、ここ数年まともに会話もしていない。たまにLINEのやりとりをするくらい。母の毒はきついので、主治医からも会わないように言われている。理由を考えて断ったらいいんじゃない、と。明らかに毒気が凄いので、近づきたくない、もう年老いていて、まともに話せる機会も少ないとは思うけれども、それでも、だ。気の毒にも思う。でも、それは考えない。【毒妹】だって酷いものだ。生活が裕福であり、結婚して幸せな家庭を持ってしまったが為に、こちらを完全に無視するようになった。哀れだ。私はまだいい、両親が可哀そうだ。両方の娘に無視されるような末路になるなんて。でも、もう今更修正できない。辛いけれども。後悔するかもしれないし、いつまでこの状態を続けられるかもわからないけれども。

　家族はいないなら、友人は？というと、最後に深いかかわりを持ったのは分かれたＤＶ旦那だったりする。婚家から、逃げるように引っ越しさせた毒母は、やはり毒でしかなく、そこにいるのも6カ月で終わった。仕事を、また遠くに見つけ、ひっそり引っ越し準備をし、ある日、とんづらしたのだ。ざまあみやがれ。みんなてめえとは一緒にいたくないんだ、どうして自分の態度を改めようと、気付こうと、しないのだろう？
　まあ、話は逸れてしまったので、修正すると、元旦那以降の連絡先は、さっきも書いた通り、携帯のデータが無くなってしまったので、医療関係、福祉関係、などしかない。寂しいものだ。たまに健常者のお誘いがあっても、生活保護では遊ぶお金も無いので、今度、高校の記念同窓会が開催されるがそれすら行くことができない。境遇も違い過ぎるし、話題もない。一番仲良くしていた子は海外だ。それが残念で仕方がない。

　病状悪化のため働けなくなって、生活保護を受給するようになってから、よくこれまで生きてこれたなと思う。最初の数年間は、うつが酷すぎて、何も構ってられない程、生きているのが不思議なほどの状態だったと思う。寝たきりだったと思う。週に２度の通院をしていたのだろう。デイケアに通ったりもした。でも飛び降り自殺未遂もした。友達になれたような、みんないなくなったような精神科の知り合いばかりだ。

　Ｂ型は、違法ではないのか？と思うような仕事をさせられていた。コロナ禍でフルリモートで良かったので少しは続いたけれども、逆に、毎日壁に向かって、嫌な仕事をして、電話連絡すらできず、チャットだけで終わる毎日、孤独が深まった。また死を考える。

　そんな頃、訪問看護師という選択肢を知った。来てもらおうと思った。話し相手が必要だ。考えてみれば、今まで月１の５分診察（途中から、月１のカウンセリングも始まった）と、ヘルパーさんだけとし関わらず、よく生きてこれたものだ。訪看さんは、最初の事業所は、精神科も診るとはいいつつも老人介護が主みたいで、あまり合わなかった。来てもらうと逆に不愉快になった。なので、精神科に特化した事業所に変えてもらってからもう１～２年だと思うけれども、楽になった。うつの吐き場所がひとつ増えたと思った。

　でも、それでももっと楽しい話がしたい。と思ってしまう。今、ネットを通じて健常者の主婦さんたちと話すことが多い。私は、今はリモートで契約社員をしていることになっている。でも、楽しい話ができる人がいない。本当に、この年代でネットで楽しくおしゃべりしている人なんて、暇な主婦さんくらいで、あまりにも暇でゲームにはまっていて、雑談というよりゲームしながらだったりで、まったく面白くない。逆にストレスを感じるときもある。この人と話したい！って人が、一人としていない。残念ながら。

　とあるＳＮＳでは、わたしは障碍者であることを隠していない。逆に、リアルを隠して、障害者としか話していない。でも、そこで愚痴が言えるかといえばそうでもない。みんなも憩いの場として、ＳＮＳを利用しているのだ。だから、作業所に通っている人が多いのだが、そういう日常のあれこれをテキストチャットする。リロード時間が長いので、タイピングの早いわたしとしては、リロードのしまくりだ。それでいて、コメントがなかなか帰ってこず、やっと戻ってきたのに、またコメントし、修正し、送信し、その後はまたリロードを繰り返す。むなしい。寂しい。声に出して話したい。でも、そういう場所ではない。わかっている。みんな匿名がいいのだ。そして、みんな病んでいるから、あがってくるタイミングがとても少ないのだ。仕方がない。しょうがない。でも最後の頼みがこんな感じなのでとても寂しい。つらい。わーーーーーーーって、自分の気持ちを話したくなる。誰か、聞いてーーーーーーーーーって、思う、強く思う、気も狂わんばかりに思う。

　先週はまた【死にたい病】と戦っていた。この先、『人生挽回！！』なんてことは、どう考えても思いつかない。無理です。じゃあ、この惨めな、退屈な、死にたくなるような暮らしを、何歳まで続けるのだろう？と考えてしまう。後期高齢者にまでなってしまったら、いったいどうしたらいいのだろう？　それより先に、目の衰えからネットとかもできなくなったら、どうやって人と交流するのだろう？　わからない。さっぱりわからない。わたしが入院してた時に隣のベッドで、親しくしてくれた少し気の変なおばあちゃんは、物凄い小さな部屋に住んでいる。そして病院に行くたびに、遭遇してしまう。いろんな顔見知りさんとお話されるので、わたしはもう解放してもらった。無視している。目を合わさないようにしている。診察日も別ならいいのに。と、思われるようなおばあさんにわたしもそのうちなるのだ。そう遠くないそのうち。気が付けばあっとゆうま。考えたくない。でも、考えなくちゃいけない。最悪だ。滅入る。何も希望が無い。そういう時、死にたくなる。死んでしまえって思う。簡単に死ねると思う。今ならね。

　今日、訪看さんに、今、どういう気持ちか聞かれたので、ちょうど良かったので、こんな気持ちですよと話したら、「短期間でも入院はどうですか？　心理士さんや先生に話すことができますか？」と言われた。以前に一度、閉鎖病棟に入院している。すごく不便だ。わたしはあの時、元気にふるまおうとするあまり、同じ部屋の女性ふたりを追い詰めてしまったのかもしれない。せっかくグループLINEを作ったくらいの関係になったのに、一人抜け、二人抜け、私も抜けた。思い出したくない過去になってしまった。皆、それぞれの事情があるのに、わたしは配慮が足りなかったのかもしれない、そう考えてしまう。とはいえ、わたしも病人です。

　精神とは関係のない演説を聞いてみた。コミュニティに属していない人、家族の無い人、など孤独な人は早く死ぬとの事だった。それは精神のほうでも聞かされている。まさか、健常者の方でも聞かされるとは思わなかった。つらい。わたしには前途が無い。明るい兆しが無い。何もできない。部屋の片付けもヘルパーさんは見てみぬふりをするようになって、手伝ってくれない。そう先週休まれて、それからおかしくなったんだ、わたしの生活、頭の中、いろいろが。結局はそこか。自分でリカバリできなかったんだ。そう。自分でできる事、できない事がまだある。だから頼りにしているのに、週一回なのに来てくれなかったらとても困るんだ。何をしてくれるわけではないけれども。困るんだ。

　今日は、意外と元気になれた、というのも、ネットフリマで、商品を購入してもらったのを郵便局に朝早々と送りに行ったのだ。その時ゲリラ豪雨にあい、びしゃびしゃになって帰宅、その後、また内科クリニックに通っているので、薬を貰いにでかけて今度はカンカン照り。どういいう天候…。
　とはいえ、日常的に家に籠れているので、有難い。

　はぁ。吐き出した。結構吐き出した。ここまで読んでくれた人がいたら軌跡かも。ありがとう。少しはわたしは日常を忘れて、自分の気持ちを吐き出すのに夢中になれた。今だけ気分が楽だ。頑張ってこう！！！