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8月19日 LZ127グラーフ・ツェッペリンが霞ヶ浦に到着(1927年)

アメリカ、ニュージャージーから出発し、大西洋を横断してドイツ、ロシア、シベリアを通って日本の霞ヶ浦飛行場に到着、5日後に出発して初の太平洋横断飛行の後サンフランシスコ上空を通過してロサンゼルスに到着、という北半球一周飛行を行った時のこと。

全長236m、現在の世界最大の飛行機であるAn225(84m)の3倍弱くらいの円筒型の物体が空に浮いてるわけでしょう?見てみたかったなぁ!
ちなみに最も大きい飛行船はこの次に建造されたLZ129ヒンデンブルクで全長245m。爆発事故で有名ですが、当初ヘリウムを使う予定がアメリカの禁輸措置により入手困難であったため水素を使っていた事による事故です。
前回1868年の皆既日食の事を書きましたが、その時発見されたヘリウムがここに影響してるんですね…。

画像は1997年製の全く新しい飛行船、ツェッペリンNTです(埼玉のホンダエアポートにて)。このツェッペリンNT、当時実際にLZ127を作ったZeppelin Luftschifftechnik GmbH(ツェッペリン飛行技術会社)が作った物なのだそうです。過去の栄光にあやかって昔存在した会社の名前を冠する、てのはブガッティとかスパイカーとかでやってますが、当時の、それも飛行船の会社がまだ存続してるのすごいですよね。

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