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作ること・売ることどっちが大変? #39

美味しい野菜は勝手に売れるのか

みなさんはどう思いますか?
どんな商品も勝手に売れる為には必要性が重要です。
日本の水道水は安全だと言われていますが、手を洗うには問題はないけど飲むには問題があるとしたら?
安全なペットボトルのミネラルウォーターは勝手に売れます。
飲料水がそれしかないからです。

世界一美味しい野菜があったとしても、食べなくても困らないのであれば勝手には売れない。
また世界一美味しいと誰かが証明して宣伝する事で、勝手に売れるようになっていきます。
どんなに画期的な機能がついた車であっても、それをCMしたりディラーが紹介したりする事で売上があり、それでも違う物を選択する人がいるのです。

作ることは自己満足の世界

野菜にしても相手に合わせたオーダーメイドで作ることは出来ません。
その為、農家のこだわりで無農薬だったり、形・味があったりします。
「作る」という作業については企業であればコンセプトがあったりしますが、販売しながら作業工程を変更するわけではないので、出来上がりまでは企業の自己満足となります。

商品を「売る」

その商品の良さを伝える事は、作ること以上に大変で労力を使います。
スーパーの試食なども良さを伝える為に行っています。
1つの商品を購入してもらう為には、どんな味なのか?どう調理をすると美味しいのか?など知ってもらう為に試食を行っています。
試食の商品は「広告宣伝費」ですね。

カーディーラーでは試乗を行っています。
見た目・カタログ数値・金額は見れば解る事ですが、実際に伝えたい事は馬力や燃費ではないはずです。
乗り心地・安全性能・空間の広さだったり体験してもらう事で、解ってもらえる内容だったりします。

こんな経営陣はダメ

取り扱い商品が自由に選択ができる時代です。
畑違いの商品を置いている会社がありますが、その商品を選んだ理由はどうでしょうか?
利益率が高いから?
有名な商品だから?
こんな理由で選択していた場合は思っている結果にはなりません。
なぜなら、どうすればその商品が売れるのかが重要だからです!
試食・試乗など試す機会もですが良さを伝えるだけのチカラが、まずはスタッフに伝わるか?
「作る」側の思いだけで売れるはずがないのです。
いくら糖度の高いフルーツを作ったとしても、糖度が高ければ何でも良いのか?
農家が糖度の高さを伝えても見た目だったり、甘すぎたりとデメリットもあるのではないでしょうか?
販売する側から伝えやすいオススメがあるかです。
そこを理解した上での販売戦略が経営陣には必要ですね。

例えば

炭酸水を単体で飲むのであれば、激マズの炭酸水Aがあるとします。
でもハイボールとして使うなら最高に美味しくなる炭酸水Aだったとすればハイボールが好きな人は絶対に必要とするはずです。
これを伝える努力をすれば、一定数の顧客には何もせずに売れる商品に代わっていくと思います。
継続して売れる商品販売をしていきたいですよね。

最後に

100人中で100人に売れる商品は存在しません。
なぜなら真似をする企業が必ずいるからです。
この記事を書くのに1時間かかったとしても、売れるものになるには良さを伝える努力と、販売スキルが必要です。
売れるようになるまでの工程は1時間ではなく、数ヶ月・数年の時間が必要だと思います。
無料で書いている記事ですが、買いたいと思っていただければ販売します…

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