【詩】ひとりの美術館

ひとり黙々と歩いている

一枚 また一枚と

気に入った絵画の前で立ち止まる

何時間居ても飽きない

そう思うと目が覚める


ひとり探していたものは

結局一度も手に入らぬまま

記憶の中の置き場所へと片付けられる

一生変わらないのか

それが嫌で僕は目を開ける



©nori


2009/09/23

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