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正月の子らに追われて猫疲れ

自由詩 愛しきもの2


今日は元旦の月曜日
あちこちで
おめでとうの
会話が飛び交う

新年の特番が流れて
退屈した子供たちが
もう嫌がっている
猫を追い回す
長閑な元旦

突然画面が切り替わり
地震警報と津波警報が
繰り返される
早く逃げろと叫ぶアナウンサー

子供たちも幼いながら
画面の異様な状況に気を取られ
メイはようやく自分の寝床に
落ちついた

緊急地震速報の
チャイムが不規則だが
何度も何度も鳴り響く
もう2時間以上も続いている

毎年繰り返される
大雨
洪水
酷暑
地震
自然災害に加え

差別
虐め
パワハラ
セクハラ
紛争
戦争
人的災害もなくならない

たとえいま元気でも
この世は
明日どうなるか
分からないと
みな頭では分かっている

が、実際自分の身にそれが起きた時
どのように動くかは
訓練を繰り返し
想像するしかない

非常時に
自分は
自分の意志で家族になった
メイのことを
命に引き換えても
守らなくてはいけないと
強く思う

非常バックの中に
猫のご飯を入れ
水もⅠ本増やした
キャリーバックを
寝床の頭の上におき
いつもメイの側で寝る

自分に出来ることは
それくらい

とにかく一緒に逃げる

とにかく離れない

とにかく生き延びる


新年に相次ぎ響くアラートよ


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