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アニメや映画を楽しむのに誰かの「答え」なんかいらない

オンラインイベントで60分間、オタ話をした。
僕のアニメや映画の見方を60分にわたってインタビューしてくださるイベント。
アニメや映画の解釈方法を深堀りすることで人生のインプットアウトプットに役立てるのが目的だ。

主催の三浦さんは、僕が『ルパン三世:カリオストロの城』について書いたnoteを面白がってこの企画を立ち上げてくださった。
ある程度クローズの場だったので、安心して話をすることができた。
『ルパン三世』には濃いファンがいる。

僕は正直に言って『ルパン三世』そのものについてはそれほど濃いファンではない。
でも、宮崎駿監督作品である『カリオストロの城』は大好きだ。
先月の劇場再公開の感動もnoteに書いた。

濃い『ルパン三世』のオールドファンの中には、『カリオストロの城』はルパンじゃないという原理主義者もいらっしゃる。
この原理主義者はいい意味だ。こだわりを持った濃いファンの態度を尊敬する。
僕も『ジョージ・ルーカスのスターウォーズ』原理主義者だし。

ただ、自分の原理主義から見た「答え」を他人に押し付けたり攻撃に使うと、世界を狭めてしまう。
自分の好きな『ルパン三世』や『スターウォーズ』を広めたいのに、逆に新規ファンに嫌われてを逃してしまう。
だから僕は「スカイウォーカーの夜明けが最高!」って人も人類みな兄弟だと思って寛容にしている。

だってディズニー制作の『スカイウォーカーの夜明け』を好きになった人が、遡ってジョージルーカスのスターウォーズを見てくれるかもしれないじゃないか。
だからルパン三世のオールドファンには『カリオストロの城』にも寛容になってほしい。
50代の男性には「ドラゴンボールはやぱりGTっすよね!」って30代を受け入れてほしい。

濃いファン、オールドファン、原理主義者が新規ファンを排除せずに受け入れることで、その作品は広まっていくのだ。
だからといって、自分が嫌いなものを好きになる必要はない。
その作品を僕は認めないけれど、その作品を好きなあなたのことは否定しないというスタンス。

そもそもフィクションの楽しみ方に正解なんてものはない。
どんな楽しみ方をしたって勝手である。
特に好きなもの、自分にとって特別な作品はどん自分で解釈をして、どんどん深く掘っていく。

そうすれば自然に横幅も広がって総面積がひろくなり、映画がどんどん面白くなっていく。
スターウォーズを掘っていけば黒澤明につながるし、2001年宇宙の旅にも、フラッシュゴードンにもつながる。
ディズニーのスターウォーズ映画はつまらなかったけれど、ディズニーのスターウォーズドラマはまた面白くなっている。

気づけばイベントの終了時間になっていた。
自分のオタ話を60分も自分中心に話せる機会はめったにない。
僕はあんまり作品の数を見ない。ひとつの推しを深堀することで自然に広がる世界を楽しんでいる。



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