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公開中の2本のヒーロー映画はどちらも「父親」の存在感がすごい

6月16日に同時公開された『ザ・フラッシュ』と『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はアメコミ原作のスーパーヒーロー映画です。
どちらもすごく評判がよくて、アメリカでも日本でも大ヒット中。
私も2本とも期待を超えて堪能しました。

どちらも今流行りのマルチバースやタイムトラベルによる時間線の改変というSF的な枠組みのお話。
もしかしたら、この手の映画が好きな人にとっては最近多すぎて食傷気味かもしれません。
しかしです、この2本はよくある枠組みに独自の味付けをして、見慣れている人でも新鮮に見られるように作られています。

どちらの映画もが舞台設定はとんでもなく大きくて広い。
マルチバースという無数にある平行宇宙を渡り歩いたり、過去現在未来を行き来したり。
その中で描かれる家族や親子関係。

その中でもひときわ父と子の関係がクローズアップされています。
片方の映画では家族の悲劇を防ぐために世界線を変えようとします。
しかし、世界線と変えることはその世界を破壊すること。

それに気づいて運命を受け入れる。
もう一方の映画では、また別の選択をする。
どちらがどちらとも書きませんが、世界は捉えようによって本当に多様であることがわかります。

どちらも続編ですけれども、今劇場でやっているのから見ても大丈夫。
なぜならどちらも映像が凄すぎて、前作を見ている人でも圧倒されてストーリーが把握しきれないから。
だから前作知らなくっても見て大丈夫。

面白かったら前を遡って見ればよし。
『ザ・フラッシュ』の前作は『ジャスティスリーグ』。
『スパイダーマン〜』の前作は『スパイダーバース』。

どっちの前作もめっちゃ面白いですよ!
多様な父子関係、その父子関係に向かい合う多様な方法を映画館で学べるめったにない機会。
2023年の6月はヒーロー映画のパパが熱い!

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