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【GK分析】ディーンヘンダーソンはいずれユナイテッド、そしてイングランド代表のゴールマウスに立つのだろう

 こんにちは。ReneNoricです。

 大変な1か月となりましたね。休校、イベントの延期、中止、外出自粛。当然国内外の主要リーグも休止なので見るサッカーがない!!サッカー観戦から離れて久しいひとたちも多くなってきたのではないでしょうか。無事に再開のめどが立つと良いですね。

 まあこんな事態ですから見れてないわけですよ、サッカー。でも今月はディーンヘンダーソンを分析する!と月初めに宣言してしまったものだから、やらないわけにもいかず、過去の試合のメモを掘り返しつつプレー集も眺めながら書けることを書いていこう!ということで始めます。

 ちなみに前回はACミランのジャンルイジ・ドンナルンマの分析をしました。こちらもぜひ。


ゴールディフェンス

 大きな武器は、大股での構えから繰り出されるダイナミックなセービングだ。ゴールの幅はほとんど守れている。また、大股に構えるGKにありがちな動作の大きさもあまり目立つことなく、ボールが来るまでリアクションを待てるのも彼の良さだ。

 基本姿勢は、シュートがどの位置からであっても基本的に変わらない。たとえ角度がない局面でも大股での構えは同じだ。

 セービングしたあとの起き方に、バリエーションはない。横に倒れたときの上の足を1歩目とする、基本的な立ち方しかしない。だが、そのアクション自体が素早いのであまりバリエーションを持つ必要性を感じていないのかもしれない。ただ、これからそこに変化があるのかは、注目してみると面白いかもしれない。

 僕自身、ヘンダーソンのプレーは限られた試合しか見ていないが、欠点かな?と思うポイントがある。

 基本姿勢に注目すると、かなり前かがみの姿勢で構える。その影響か、下がってポジション調整をするのは得意ではないかも、とシティ戦のメモに記していた。
 バックステップが遅いわけではないが、「いま下がってゴールラインで対応したほうがよいのでは?」という局面で、前に出っぱなしで下がれないのが欠点と思われる。局面局面の判断でポジションの高低を調整できるともっと止められそうだなぁと考えている。

(この調整が抜群にうまいのはアトレティのオブラクだ。「前に出る」「ゴールラインまで下がる」の判断とタイミングがえげつないぐらいドンピシャなのでぜひ注目してみてほしい)


スペースディフェンス

 DFラインの設定位置はそこそこ高いが、それに合わせて高いポジションを保つわけではない。ただ、スピードがあるので、ライン背後のカバーリングは速い。

 クロスボールへの飛び出しの判断は良く、前に出てプレーすることを得意としている。ただ、ボールをつかみに行く意識が高いので、時折中途半端にボールをこぼす場面もちらほらみた。

 5バックの恩恵も受けて、裏抜けへの対応は、あまり回数は多くないが、スルーパスへの飛び出しは常に狙っている(その意識が高いせいもあって、姿勢が前かがみになりがちだが)。

 セットプレーでは、GKのプレーエリアを確保できており、そのためのライン設定と味方の配置に対してコミュニケーションが味方と十分に取れている。また、ハイボールへの強さも持っている。


オフェンスアクション

 シンプルにけりだすプレーが多く、かなりの飛距離のボールを蹴れる。精度はそれほどでもない。ビルドアップでも存在感をみせることがないが、それほどチームからGKに対する要求もないので、問題ではない。まもれりゃいいのである。


ひとりごと

 得体のしれないものに対する不気味な不安が漂っている今日この頃だけれど、サッカーのことを考えているときはその不安も忘れさせてくれる。そんな存在が(サッカーに限らず)あると安心だ。また無事にサッカーが見られる日常が戻ってくることを願うばかりです。

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