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自己肯定感が低い…と悩んでいた自分へ

「自己肯定感」という言葉は、特に子育てをしているとよく耳にすると思います。

自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉

出典:Wikipedia


・自分は自分のままで素晴らしい

・自分の存在はそれだけで価値がある

自己肯定感って、こんな感覚ですね。


諸外国に比べて日本人の自己肯定感は低いと言われていて、それを示すデータもありますが、今日は概論ではなくて私の個人的な感覚の話をします。


自己肯定感は白黒ではない

自己肯定感は「高い」「低い」で表現されます。

「自己肯定感を高める」とか「自己肯定感が低くなってるかも」とか言います。


「ある」「ない」じゃないんですよね。

これが、実はとても大事なポイントだと思っています。


自己肯定感が高い状態が続くと、そうじゃなくなった時に「こんなの自分じゃない…」と落ち込んだりしますが、自己肯定感は揺らぐのが当たり前。


一度獲得した自己肯定感が未来永劫続くわけではないし、逆に一度失った自己肯定感を一生取り戻せないわけでもないです。


「自己肯定感が低い…」と悩んでいる時は、言葉では「低い」と言っていても、感覚としては「なくなってしまった…」に近い場合が多々あると思います。(自己肯定感が低くなると白黒思考に陥りやすくなる気もします。)


自己肯定感はなくなったわけじゃない。ちょっと低くなっているだけ。

自己肯定感はちゃんと「ある」んです。



自己肯定感は「木」に似てる

これは私の個人的な感覚なのですが、自己肯定感は「木」に似ていると思います。

自己肯定感の根っこは、幼少期の親(養育者)との関わりによって形成される部分が大きいと思うし、実際にそう言われているので、やはり子ども時代の環境や経験は重要。


でも、それが全てではないと思います。


木が育つには、根を張った後も常に水と太陽と土が必要で、これは人生に置き換えると「今いる環境」のようなもの。

自立していない子どものうちは、親をはじめ周りの大人がしっかり環境整備をしてあげることが大切ですが、大人になれば自分で自分が生きる環境を選べます。


環境のパワーは継続性が強い上に絶大です。

これは、自己肯定感を健全に保てる環境であればとても良いけれど、自己肯定感をじわじわと蝕むような場合は最悪。


水と太陽と土のバランスが取れていない環境にいると、それだけで木は枯れてしまうので、今いる場所で消耗している感覚があるのなら、その環境から抜け出すことを考えなければいけないと思います。


常に自分ファーストで

自分も他人も、時代も環境も、すべて変わり続けるものです。

だから、心地良いと思った場所が苦しい場所に変わることもあるし、過去に苦い経験をした場所に戻ってみたら驚くほどフィットした、ということもある。

そういった「感覚の変化」みたいなものを忌み嫌う必要は全くなくて、むしろ積極的に受け入れた方が、「自分らしく生きやすい」のだと思います。


だってそうしないと、いつのまにか自分を大切にすることを置き去りにしてしまうから。


自分を大切にできなくなると、自己肯定感は下がります。


今、自分が、何を、どう感じているのか。

そこに常にアンテナを張って、そこでキャッチしたものから目を逸らさず、しっかり向き合い続けることが、自分ファーストでいるということなのだ思います。


自分が喜ぶことをちゃんとしてあげる

自分を大切にすることができるのは、自分です。

誰かから大切にされたいと思うのは人として自然な感情だし、お互いに想い合うことで人生はあたたかく充実したものになっていきますが、他人を想うより自分を想うことの方が大切です。


まずは自分が喜ぶことを、ちゃんとしてあげる。

「ちゃんと」というのが大事。

わかっていてもやっていないことが、意外とたくさんあると思います。

例えば、睡眠とか。食事とか。体のケアとか。


自己肯定感が下がっていると感じてちょっと辛い時は、「自己肯定感を上げたい」とか「前の自分みたいに戻りたい」とか、プラスのエネルギーが強いことは考えすぎない方が良いと思います。


まずは今の自分が喜ぶことを、1分でいいからしてあげる。


大丈夫。

自己肯定感は「ある」のだから、自分を大切にしていれば、また戻るべきところに戻っていきます。

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