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ChatGPTは「傾国の美女」。

【何度か取り上げているけれども】
ChatGPT、この手のサービスやアプリはこれから増えて当たり前、というくらい一般的になってきた。二匹目のドジョウ、三匹目のドジョウを狙って大儲けを企む人もすでに多く出ている。

【人工知能開発してる人には「GPT」は前から有名】
一昨年頃から、ChatGPTの元になる「GPT」が、開発者の間では話題だったが「これを使って最初のヒットを出すのは誰か?」が、シリコンバレー周辺の投資家の間で話題だった。AIといえどもなかなか「ヒット(大衆ウケするもの)」がなかったのだ。この投資家や開発者の盛り上がりに、最初の答えを出したのが「ChatGPT/OpenAI」だった、というわけだ。

【AIをどこに使うか?】
開発者から見れば「どの部分にGPTを使えば、大衆受けして儲かるか」ってことだ。できることはわかっているので、問題はそれをいかに素人がびっくりする形で見せられるか?。

【ChatGPTはこれまでのAI利用システムとどこが違うか】
ChatGPTはAIの機能を、物事の解釈や価値観などの解釈、という「見えない」ところではなく「文章表現」に使った。

【例えて言えば「横道」】
要するに、クルマで言えば、エンジンとか走行性能とかの向上や、居住性などではなく、ボディのデザインの良さのみに力を入れ、そこに最新技術と優れた人材を注ぎ込んだ。AI利用の「本道」ではなく「横道」を選んだ、という選択が、大衆化を促進し、大きなビジネスをより短い間に成し遂げた。

【本道を走ったら出遅れた】
自分の感じとして、本道を走って出遅れたのが「Google」などのメインプレイヤーだ。「邪道」だけれども、とにかく「大衆にウケる」を、やったのが「OpenAI」。

【歌がうまいベテランより】
歌の非常にうまいベテラン歌手よりも、化粧がうまくて可愛いだけの美人歌手がウケている、という感じ、と言えばわかりやすいだろうか。AIシステム開発者としては、どちらに属して仕事をするか、というのは「役所勤め」と「芸能プロ勤め」の違い、というとわかりやすいだろうか。こういうことは世の中の常ではあるけれども。

【詐欺師の素質】
現在のChatGPTやその派生サービスは、中身はないけど表現が上手いので、不正確な情報しかシステムが持っていないとか、得られない場合は、結果として「詐欺師」になってしまう。これで世の中が動いたら、大変なことになる、というのは、わかるだろう。

【ChatGPTは現代の「傾国の美女」】
ChatGPTは現代の「傾国の美女」のようなものなので、おそらく先は危うい。もしもその美女が危うくならなければ、世の中が危うくなるだろう。たいしたインパクトではあっても、私が見る限りにおいてだけれども、深掘りすると、本質はそういうことではないかな?と、使って見て思う。

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