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小売とAR、テレビとAR、5GとARの活用事例 〜AWE USA 2019視察レポート(3日目)

今日は2日目と3日目の、気になったセッション内容を中心に、エンタメ、小売、5G ✕ ARについてご紹介します。

Entertainment, XR + 5G

通信キャリアのVerizonによる、5GによってエンターテイメントとXRがどう変わるかについてのセッション。
コンテンツが、プリレンダーの様に事前に準備されたものから、リアルタイムに制作されるものに変わりつつあり、将来はパーソナライゼーションやインタラクティブ性が重視されると予想している。
5Gによって低遅延・大容量のデータ転送が可能となることで、処理をクライアントではなくネットワークで実施することができるようになっていく。これのメリットは2つあり、表現・インタラクティブ性の双方でよりリッチなコンテンツをリアルタイムに伝送できるようになることと、端末負荷が減るので電池も持つようになるとのこと。

Augmented reality meets Television

TVとスマホアプリ及びARの連携に関するセッション。
日本でもデータ放送を使った朝の番組での「じゃんけん」みたいに、視聴者と一緒にアプリでクイズをするというようなものがまず紹介される。アプリにすることでその場で集計をリアルタイムにして視聴者の画面に出したり、その場で視聴者に商品の当選をアプリを通じて行うなどを実施している。ARの活用は、部屋の中にプレゼントボックスが出てきて、それを開けるというような、演出の強化に利用していた。
それよりも、理科の実験みたいなクイズや動物などを実物大で見せるなど、リアルに大きさや仕組みを見せれるなどのほうが、ARならではの価値を出せそうだなと思った。

TMaximizing intelligent transformation with AR/VR

LenovoのAR/VR領域に関する今後の事業戦略及びARヘッドセット「ThinkReality A6」の発表に関するセッション。
企業向けPCシェアNo.1、大企業向けのシェアNo.1を活かして、今後はCloud Platform及びARやVRのデバイスも提供することでLenovoのエコシステムの中で制約なくすべて完結できるようになりますよ、というプレゼン。これまでのPCからVR/ARのデバイスを両方提供し、その上でCloud Platformを使い情報連携をシームレスに行うことができるようになると。MicrosoftがHoloLens、Windows、Azureとすべて連携させてビジネス向けに特化したARを強化していくのと似た戦略。
でも、正直「ThinkReality A6」はnrealに比べると使いにくく、戦略通りに行くには、まだまだハードルが多そうな印象。

AR for retail with sentiment analysis

ARを使った小売の事例についてのセッション。
使用用途としては2つで、ECなどのオンラインチャットアプリで接客して、そのままARで商品を見せてしまうというもの。もう一つは、店舗で商品にかざすと、店員を呼ばずともARの店員が出てきて商品説明をしてくれるというもの。
商品を見せるものに関しては、靴とかだと持っている服とその場で並べてみたりできて購入イメージが湧いて、購買率が上がりそう。これにEXPOでデモを展示していた、靴のフィッティングARも加えて履いているイメージをサイズ含めて表現できれば、購買率の増加及び返品率の低下とかなり効果が出そう。
もう一つは、複雑な商品とかの場合に特に効きそう。専門商品を専門商品に精通したAR販売員が説明してくれたほうが、納得感が高く、ついかってしまいそう。

3日間に渡ってAWEの視察レポートをお送りしました。EPXOもセッションも充実した、いいイベントでした。また、30分刻みのセッションでテンポ良く進むところと、そこまで人が多すぎないところも気軽に見て回れるポイントでした(笑)

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