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xRのトレンドを網羅するスピーカーセッションの数々〜AWE USA 2019視察レポート (1日目)

多業界のxRトレンドが知れるセッションの数々

こんにちは、バルスの林です。
AWE USA2019の1日目がスタートしました。朝9時からxRにまつわる様々なスピーカーセッションが続き、サンタクララのコンベンションセンター内の会場を行った来たりしてあっという間に時間が過ぎていました。

企業展示のEXPO部分は2日目からのため、今日はとにかくセッションを見聞きするのが中心になりました。ほとんどのスピーカーセッションが30分刻みだったのでさくさくと覗くことができ、Eコマースや工業向けにおけるARトレンドなど普段接することのない業界の情報にも触れることができたのが印象的でした。

全てを網羅することはできませんが、私が参加した中で印象的だったものをいくつか簡単にご紹介します。(アジェンダのタイトルの和訳は読者に伝わればと思い意訳も含みつつ、私が勝手に付けましたのでご留意ください)

ARの価値を加速させるには? / Accelerating Value with Augmented Reality

ARの開発プラットフォームであるvuforiaが工業向けの開発で活用されている実際の事例を紹介。エンタメ向けARよりも、トレーニング時間の削減(セッションでは50%と)や生産性向上の向上というわかりやすい価値があるため、普及が早く進みそうな業界です。

2019年に5GでXRを活用する方法 / How to take advantage of XR over 5G in 2019: Understanding XR Viewers

5GによるxRへの影響を紹介するセッション。5Gにより、大容量、高速、低遅延、接続数などがあるが、ARグラスなどには低遅延が一番メリットが出そうです。同じ環境にいる複数の人が同時に同じもの(例えばスポーツなど)を見ているときに複数の人の端末ごとに遅延がなくなったり、左右を見るなどした場合にもリアルタイムに情報が更新されるのはメリットだなと感じました。
写真は機能を全部のせた場合のARグラスの事例です。ARコンタクトが普及するまではみんな眼鏡をかける未来が来るのでしょうか(笑)。

ジャーナリズムを拡張する / Augmenting Journalism

ARアプリを使って実際の美術館展示のスケールを体感させるなど、ニューヨークタイムズ紙が行なっている事例紹介と共に、AR(拡張現実)ジャーナリズムにもたらすものは何かといというテーマで話すセッション。

ARはECの体験をどのように変えるのか? / How AR is Transforming the Online Retail Experience

ARを用いることのECのメリットとして、返品率が下がる、サイトへの滞在時間が伸びるなどを上げていました。実際に、返品率が数%下がるだけでも、コスト削減の効果は非常に大きそうです。実際にMacy’sでは5%から1%に低下させることができたという事例を紹介しており、他社にも同様に普及が進みそうです。

BIG5のSpatial Computingの活用について / Where will the Big Five Take Spatial Computing?

GAFAとマイクロソフトを含めた、BIG5がAR/VRをどう活用しているのかの事例を説明していました。
・Apple:ARKit, ARグラスにより、再度appleのエコシステムの価値を向上させていく
・Facebook:Facebook、Messenger、InstagramでAR広告を積極的に展開
・Google:現実世界をすべてインデックス化していく一貫で、文字で検索しなくても、画像認識ベースで(ARグラスやスマホで)検索できるようにしていく
・Amazon:ECの販売に加えて、大量にデータを扱うことになるためAWSの成長も期待される
・Microsoft:HoloLensとAzureを組み合わせて、特にビジネス用途に強いAR Cloudを構築していく

明日は、EXPOも始まるので今日以上に、たくさん見るものがありそうです。

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