見出し画像

起業も、人生も、心のワクワクがきっかけ。

アマゾンを辞めて、自分の会社に専念し始めてからちょうど2ヶ月。(当時の心境はこちら)。大企業での仕事と違い、色々な不確定要素が多い中で、我ながらすごく楽しくやっている。そんな中、立ち止まって気付いたのは、人生でも、起業やビジネスでも、私は同じ意思決定の仕方をしている、と。

「ワクワクする!」に耳を傾ける

4歳でヴァイオリンを習いたいと言った時も、フランスに留学すると決めた時も、ヴィーガンをやってみると決めた時も、Ekolokalを始めると決めた時も、理由はシンプル:

なにそれ、面白い!

心と魂がときめいた。ただそれだけだった。

なので、とは言わないが、どれもあまり合理的に決めたわけではなく、周りに迷惑をかけたり、実現できるのか不明だったり、お金がなかったり。できない理由の方が多かった気がする。でも、全部できた。そしてワクワクは続く。

フラれたピアノの先生

何かと教育熱心な母は、楽器を習って欲しかったらしく、3歳ごろに何を習いたいか聞いてきた。覚えていないが、私はピアノと答えたらしい。当時住んでいたイギリスで、知り合いもツテも多くなっかはずの母がピアノの先生を一生懸命探してくれて、初回のレッスンも予約をしていた。

なのに、ある日、同級生の子がヴァイオリンを弾いている姿に魅了された私は:

私、ヴァイオリン弾く!

と宣言したらしい。母は、私が会うこともなかったピアノの先生に謝罪し、一からヴァイオリンの先生を探してくれたそうだ。(この話は近年知った)。

でも、私は、ヴァイオリンを弾いている友人を見た時の様子を今でも覚えている。光景も鮮明に思い出せる。

要はそれほど魂が感動したのだ。

住所を持たないノマドな天才エジプト人

MBA留学の決め手となった瞬間も、鮮明に覚えている。INSEADの卒業生が集まる飲み会があるからと誘われ、指定の場所に訪れた。

東京にいる卒業生が集まっているので、当然日本人だけだと思っていた私は、びっくりした。外国人の方が多かった。次にびっくりしたのが自己紹介してきたエジプト人卒業生の方の話:

人生は短い。世界中を見てみたい。仕事なんてどこからでもできるじゃん

聞くと、彼はもう数年、住所を持たずホテル暮らしを続けながらオンラインでコンサルティング業務をしていた。荷物はパリとカナダとシンガポールの倉庫に預けて、必要な時にそれらの国に「寄って」取りに行っているんだと。

やはりこの瞬間も、私は鮮明に覚えている。一見とんでもないような生き方で生計が成り立っている人がいる、という衝撃だけで数日ワクワクが止まらなかった。

その夜INSEADに行くと決意し、母に宣言。学費を払えるお金が無いことに気付いたのは翌朝だった。

野菜だけ食べるというトンデモナイ食生活

以前旦那との出会いは少し述べたが、やっぱりヴィーガンという生き方に出会った時の衝撃も忘れられない。

今でも鮮明に脳裏に映る、一生懸命サラダを山盛り食べる男の姿。次の日も、またその次の日も、サラダを山盛り頬張る男。この男こそが、私の旦那だ。

私が彼に出会ってヴィーガンになったのもやっぱりシンプル:

野菜しか食べないなんて面白すぎる。とりあえず2週間徹底してみる。

出会った当時の旦那にそう宣言して、翌日からいきなり私の野菜生活がはじまった。翌朝、冷蔵庫にフランスの美味しいチーズがたくさん残っていたことに気づき、クラスメートに泣く泣くあげたのだった。

産休=暇、という発想

Ekolokalの始まりもやっぱり閃きとノリ。妊娠7ヶ月目の時にヘレンと出会い、翌月に:

エコマップ作りたいんだ。一緒に起業しよう。

と言われた私は二つ返事でオーケーした。しかもその理由:

産休で暇になるからね

「産休中に社会起業家として起業しちゃう」という発想にすごくワクワクしたのだった。

Ekolokalにおける意思決定も実は...

まだ公開できないが、来年の頭にとてもワクワクすることがEkolokalを通して実現する。ここまで読んでいただいたのであればお気付きかもしれないが、この案件も決め手は:

やってみたい!よしやろう!

である。

収支が合うのか、リスクはどのくらいか、費用はいくらかなどをちゃんと考えたのは...そう、宣言してからである。

でも、悪い方向に行く気がしない。人生もビジネスもワクワクして、感動してなんぼでしょ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?