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ジャイサルメール・黄金散歩【インド#3】

ジャイサルメールへは、デリーから夜行列車に18時間揺られて辿り着いた。
インドの洗礼を受けて、ゲロを何回吐いたか分からない状況で、体の中を完全に空っぽにしてジャイサルメールに辿り着いたため、しばらくフラフラであった。


チェックインの手続きもしないまま丸一日部屋で寝込み、ライスとバナナで何とか生き返ったが、延泊の手続きもできないくらい寝込んでいた。
それでも寝かせ続けてくれたおかげで、3日目くらいにようやく生き返った。
フラフラの体で少しずつジャイサルメールの町を歩き、飛び込んできた景色は、黄金だった。
ゴールデンシティと呼ばれるだけのことはある。
しかし、牛のうんこや、寝ている犬、鳩のフン攻撃にあちこち注意しなければ歩けない。
これぞインドだなとしびれる。
本調子になかなか戻らず、足も気持ちも元気なのに、内臓が先に疲れるという初めての感覚に毎日戸惑いながら、30分くらいの散歩をして徐々に体と内臓を慣らしていった。

そこで見た黄金の町の写真を。

おかっぱ頭が伸びてきた
トーキョーパレスという日本人宿の屋上のレストラン。日本人宿は普段は避けて寄り付かないようにしているが、胃腸の緊急事態ゆえ、和食を求めて行った。(和食は無かったけど)
ジャイサルメールフォート
パトワン・キ・ハヴェリ
ラジャスタン州にはハヴェリという大邸宅がたくさんある。中にはダイアモンドがたくさんあるとか。入らなかったけど。
マハラジャの豪邸と言うよりも鳩のパレス。
1週間に2回同じ映画を見た。
Pathaan
いや、君たちを撮ってるのではなくて
私の大好きなランビール・カプールを撮りたかったのよ。
この映画、来月見よう。
昭和によく見た景色
犬見てたら私も喉が渇いたので。
マカニアラッシー。
スパイスが入っててアイスみたいで美味しかった!
毎日舐めている飴。1個1ルピー(1.6円)
店先に大体あるから、
私のように喉の調子の悪い人がかなり多いと推測している。


泊まっていた宿からは、ジャイサルメールフォートを眺めることができた。
宿はよく停電するので、近辺だけ停電した時の城の眺めは最高だった。


余談な追記:

牛はあちこちにいる、ということはつまり牛のウンチだらけなのである。
砂漠の町なので砂埃がすごく、喉の調子もずっと悪かったが、わずかな散歩の時間はとても楽しかった。
タイとラオスはTEVAのサンダルでウロウロし続けていた。おかげで足が焦げたのだが、インドではほぼずっとkeenのトレッキングシューズを履いて散歩している。
おかげで、焦げた足の甲のカサカサもおさまりつつある。
トレッキングシューズを履いているのは、城のある町は道のりにアップダウンが多いこと、予想以上に夜寒いことが理由だが、こんなにトレッキングシューズが役に立つとは思っていなかった。
さすがのTEVAハリケーンサンダルとはいえ、結局サンダルはサンダル。トレッキングシューズの方が足がかなり楽だし、歩きやすいのである。
しかし、困ったことは靴下を毎日洗濯しないといけないこと。
靴下は登山用1足と普通の靴下を1足しか持って来ておらず、ラオスで普通の靴下をなくしたせいで、慢性的に靴下不足だった。
パンツは数時間で乾くので2枚で十分事足りているが、靴下はなかなか乾かない。
風呂上がりに過ごす時のゆるくて薄い靴下と、街歩き用の分厚い靴下が必要だった。
乾きやすさも大事だし、ビーサンで履ける指が分かれているタイプも必要だし、臭い問題もある。
かれこれ靴下を3足追加したが、毎日毎日、靴下について悩む日々だった。
私は、旅の時間の中で、靴下について考える比率が他人よりも異常に多いバックパッカーだと思う。変なの。
さて、それ以外の悩ましい日々について、ジャイサルメールでのことを、また書こうと思う。

続く

写真はiPhone11proが数枚、大半がGR。


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