こんなにやさしくされて
うれしいはずなのに
さみしい

毎日毎日
ひとりぼっちが滲みてくる

人とかかわることがない

母はひとりで
どうやって生きていたのか

神様の話を聞いていると
直接人と話しをしないと
生きているとは言えないと
いわれている

機械を通しては人間はふれあえない

何にもないわたしだから

今までは必ず誰かがわたしの側にいてくれたから
ひとりぼっちはつらく、かなしい

こんなことに耐えられない
自分の脆弱さに
嫌気がさす

心療内科にゆくのはいや
薬を出されるだけだから
誰かにはなしを聞いて欲しいけど

どこにも行きたくない
神と自分しかないから
生きたくない

朝、目が覚める

あぁ、今日も目覚めてしまった

リアルじゃない生き方は

地に足がついていない

お彼岸で
御先祖様を思い出す日

今年は母がいないから
何もかもが身近に感じる

これからずっとそうなのか

やっぱり誰といても
むなしくなる

母がいないのは耐えられない

リアルなお母さんに

会いたい

会いにゆきたい