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酒場にて

俺のような誇り高い男はな…
そのとき彼は一段と高らかに笑った
そして転げ落ちていった
何処までも転げ落ちていったのだ

私は月明かりの映える窓際で
杯から転げる音を聞いていた
どっぷりと落ち着いていた
真夜中と語らいながら杯を重ねた

自問自答していた
転げ落ちたのは誰なのだろう
グラスの月は答えない

もうすぐ次の日かもしれない
いや違うかもしれぬが
どうでも良いことだった

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