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平岡憲人(ノリト)についてのnote

1.生い立ち

 大阪生まれ。教育一家に生まれた。伽羅橋幼稚園、大阪教育大付属天王寺小学校、清風中学、清風高校で育った。中学時代から大阪の電気街日本橋に通い、高校入学祝いに頂いた8ビットマイコン(パソコン)にはまる。
 大学は、東京目白の和敬塾から東京大学工学部都市工学科に通った。大学院在学中に1年半フランスに留学、下水道制御で博士(工学)となった。専門分野は、都市工学、環境衛生工学、下水道学、コンピュータ制御である。
 卒業後、学部時代から勤めていた都市計画コンサルで、都市デザインと情報システム開発にたずさわった。父の大阪府知事選もあって大阪に戻り、2001年から清風情報工科学院の経営を行っている。

2.挑戦

 職人気質・エンジニア気質の自分にとって、学校経営は慣れないものだった。学生数10数人まで減ったところから学生数700人の学校に成長させることができたのは、ひとえに教職員と家族の献身、そして関わって下さった皆様のおかげである。

2.1 専門学校経営

 2001年に大阪ガス・オージス総研が経営されていたオージスコンピュータ学院専門学校を引き継ぎ、清風情報工科学院としてIT専門学校の経営をしている。当初400日学校の保健室に泊まり込んで学生を指導した。
 資格重視の専門学校が多い中、ものづくりにこだわったPBLベースの職業教育をしている。毎年1作つくって企業の評価を得ないと進級・卒業できないしくみを作っている。
 レベルは徐々に上がって、上位者をシリコンバレーに短期研修に出せる程度になった。今後、生成AI時代に学生を飛躍させたい。君もITを極めよう。好きならプロになれるぞ。

2.2 日本語学校経営

 清風情報工科学院の1部門として日本語学校を経営している。日本ファンを育てたくて教育している。日本に留学するなら、清風情報工科学院である。
 日本語を伝えることは日本文化を伝えることである。単なる語学教育や受験教育に終わらないよう心がけている。非漢字圏の学生が漢字を加速的に習得し高度人材になれるようにすることが一番の課題である。
 留学生の募集のため、台湾、韓国、中国、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、モンゴル、インド、スリランカなどを旅した。特にベトナムでは学生らの家を100軒以上訪問し、人情にふれることができた。 

2.3 社会人学校経営

 日本語教師養成講座を開設している。社会人に420時間の研修を行い、日本語教師の資格を与える学校である。文化庁の定めた教育項目を独自のカリキュラム体系に仕上げた。全日制4ヶ月での短期育成、日本語学校の教育と連動した実践的な教育内容が特徴である。あなたも先生にならないか!
 不定期で都市農業講座も開催している。水耕栽培の方法と、6次産業やスマート農業の方法を教える講座である。昨年から辻調理師専門学校とのタイアップ講座となっている。
 今後生成AIやDX関連の社会人講座を開設する予定である。

3.開発

 清風情報工科学院を経営し始めてからを振り返ると、様々なカリキュラムを開発してきたことに気づいた。いずれも、やむにやまれず開発したものである。人が帰納的に獲得している経験的な知識をいかに見える化・追体験させて伝えるか、ということにこだわってカリキュラム開発している。

3.1 IT教育系

 自校の、情報処理・デザイン・ゲームのカリキュラム開発をしてきた。情報処理ではPBLベースのシステム開発、デザインではターゲット分析に基づく広告デザイン、ゲームではノベルゲームから3Dゲームへの多段階ステージが特徴。
 最近は、外国人留学生向けのブリッジSEコース、日本語とIT基礎の並行学習コースを開発。また、ロボットSIerカリキュラム、ハードウェアエンジニアカリキュラムを開発。
 現在は、AI時代のシステム開発力生成AIの基礎生成AIの応用(情報処理・デザイン・ゲーム)現場DX(工場改善・自動化)などのカリキュラム開発に取組中。このブログで、生成AIのシリーズを公開していく予定。

3.2 日本系

 日本の古来からの常識を見える化し、日本人・外国人に伝えるカリキュラムを開発してきた。「日本基礎力」を定義して、その学習段階を整理した。これには、古日本語研究の成果を活かしてある。
 外国人が、日本のビジネス習慣を獲得できるカリキュラムを開発している。二文化二常識理論、留学成功法生活指導ルーブリック中級ビジネス日本語などを開発した。
 非漢字圏の外国人が、漢字を習得できるカリキュラムを開発している。カリキュラムは論文として整理してある。N2これだけ漢字という漢字の文字と語彙の教材を開発済み。その基礎編となる仮称「文字のもと」の理論開発は終わり、ICT教材をIT企業と共同開発中。

日本基礎力

3.3 日本語教育系

 中堅日本語教師研修のカリキュラム開発を行った。主任日本語教師研修のカリキュラムの開発に長年従事してきた経験から、中堅日本語教師研修としてまとめたもの。
 日本語教師養成のカリキュラム開発を行っている。現場で必要となる知識・技能・心構えを4ヶ月で獲得できるカリキュラム。またMISJという日本語教授法のICT教材開発を支援してきた。
 現在、進路指導カリキュラムの整理中。なにを目標にどのタイミングで何を何と連動させて指導するか。教員交代などで不透明になっていたものを見える化中。日本語教育参照枠に対応したCan-do型カリキュラムの移行にも取り組んでいる。

(参考)つくった中堅日本語教師研修はリンク先の一般社団法人 全日本学校法人日本語教育協議会のもの。関わった主任日本語教師研修は一般財団法人 日本語教育振興協会の日本語教育コーディネーター(主任教員)に対する研修。

3.4 汎用系

 大阪のアメリカ村の人たちと人間力開発のカリキュラムを開発した。取材活動を通じて刺激と能力アップを図るというもの。
 ルーブリックづくりは、とかく外部基準に合わせ、外部基準をこねくり回し結果として難解なルーブリックをつくる人が多い。ルーブリックづくりの本質を誰でも体験・理解できる「さつまいもルーブリック」を開発した。(基本編は下に示した。)
 都市農業のカリキュラムを開発した。特に、水耕栽培と6次産業ビジネスやスマート農業との接点を中心に開発した。昨年から、辻調理師専門学校の授業の一部となっている。
 その他、人が帰納的に獲得している経験的な知識をいかに見える化・追体験させて伝えるか、ということにこだわってカリキュラム開発している。

4.探求

4.1 古日本語・古代史

 2006年に当時はまっていた憲法研究がきっかけとなって古事記・日本書紀の原書「ヲシテ文献」に出会った。これをコンピュータで分析し2008年に明治書院から「よみがえる日本語」という本を出版した。
 その後、研究を続けるため月1回「まとかなるやまとことは講座」を10年以上に渡ってつづけ、中間成果を発表している。また初心者向けシリーズも月1回「日本復興チャンネル」にて、発表している。
 これらは、本校の教育方針のひとつである伊勢神宮の教えとは何なのかの探求である。アマテルカミ(天照大御神)の教えがこのヲシテ文献に残っているからである。

4.2 仏教・儒教・道教

 聖徳太子・弘法大師の教えを中心に仏教を探求している。弘法大師については本校の理事長が探求しているので、その話を聞いている。聖徳太子については、聖徳太子17条憲法、そして17条5憲法を今後探求したい。
 儒教・道教は我が国に大きな影響を残している。儒教・道教は中国に学生募集に行き三字経などを知ることができたが、今は事実上行けなくなり探求できない。ただ、「仁」「徳」の本質はヲシテ文献で初めて理解できた。
 外来宗教は我が国に定着するにあたり変容する。その変容こそが日本社会のもつ特性であり、ドグマの浄化でもある。文化も同じである。カレーライスラーメンの中にそれを解く鍵がある。

4.3 農業

 都市でできる農業スマート農業に興味を持ち、農業にはまった。最初は、Sobicという新たな農法だったが、後に水耕栽培になった。学校の屋上に研究農場があり、授業で使っている。現在は、有機養液栽培に取組中。
 コロナで外出規制がかけられた時、ひょんなことから千早赤阪村で農園を借りて農業の真似事をすることになった。耕作放棄地の再開墾から、有機農業、6次産業化までいろんなことを楽しんだ。
 大地とのきずな、村の人から人への伝承の温かさ、農機具のありがたさ、考えることの小ささ、雑草の生命力などを感じることができた。人間性の回復に農業はいいね

4.4 ウクライナ支援

 2022年2月24日にロシアが突如隣国ウクライナに全面侵攻した。避難民は1400万人に上り、隣国ポーランドを中心に全世界に逃れている。本校は、全国の日本語学校に呼びかけ、自発的に学費を全面免除してウクライナ避難民の受け入れを表明した。
 40校の有志校によりウクライナ学生支援会(JSUS)を立ち上げ、全国で100名のウクライナ避難民学生を受け入れている。彼ら彼女らが将来、日本・ウクライナ間の橋渡しとなれるよう支援している。
 受け入れに当たっては、日本財団、双日財団、公文財団をはじめ、多くの企業、団体、自治体、個人からご支援をいただいた。感謝に耐えない。活動は令和5年度文化庁長官より表彰された。

文化庁長官表彰

5.健康

5.1 腹式呼吸・瞑想

 小さい頃から祖父に教えてもらい腹式呼吸を毎日していた。祖父の師匠であった江間俊一先生の江間式修養法である。道教のいう気海丹田を意識して、息を細く長くするというものである。
 大学院時代にTM瞑想に出会い効果の高さを実感。シディ法も実践したがこちらはうまくいかなかった。10年ほどしなかった時があったが、40歳以降は1日2回瞑想を実践している。

5.2 筋トレ・自力整体

 骨格のバランスの関係で運動方面にはほとんどセンスはない。キャッチボール、野球、サッカー、バスケ、バレー、ゴルフ・・・、どれも全滅である。スキーはなんとかできた。ヨットウィンドサーフィンは少しできる。
 しかし、これは面白いと取り組んだのは筋トレである。大学・大学院時代によくやった。やっただけ結果が出るのがいい。フィットネス理論を学んで実践した。
 40歳からは整体に目覚めた。最初は菊池整体、次に自力整体、その後緩消法。最近は、簡単な自己整体と、自転車乗り、chocoZAP通いに変化している。次の自炊とあいまって、この1年で10キロの減量に成功。

5.3 食事・自炊

 最近はまっているのは自炊である。親友で本校の設立メンバーでもあった上野勝彦がガンで亡くなったのが原因である。結果として、発がん食事由来説を強く説く吉野敏明先生の主張に耳を傾け、食生活を見直すことにした。
 小麦、砂糖、植物油、牛乳、食品添加物を避けるため、自炊に切り替えた。日本民族が長年食べてきた食材は常食可能だが、近年舶来した食材を常食すると15年程度で発がんの原因となるようだ。
 現在は、ヘルシオホットクック蒸し器を道具に、自炊を楽しんでいる。明日の弁当を考えながらする買い物は楽しい。ベースを作って味付けという技も身につけつつある。やればできるもんだ。


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