マガジンのカバー画像

今日の気になる言葉123

549
ぴったり123文字で、できる限り毎日更新を基本に当社WEBサイトで(前世紀末の11月より)継続中です。http://www.present-inc.com/           … もっと読む
運営しているクリエイター

2019年8月の記事一覧

「暑いですね。」
というFM番組の挨拶に「そこエアコン効いてるんじゃないの?」というリスナー投稿(先日の『Skyrocket Company』)。半分は冗談だが、テレビの天気予報でも自分の実感として「暑いですね」と言う。しかし炎天下での仕事はどうなる?といつも思う。

「児童虐待。」
の件数 が15万9850件となり28年連続で過去最多を更新したが「通告を受けて48時間以内に子供の安否確認を行うルールが人出不足で守られていない」と先日の「日本経済新聞」朝刊。しかし、全ての児童虐待の報道は増加理由を語らない。街と人間の無機質化か。

「喧嘩を減らしたい。」
と広島市内の小学生の男の子(先日の『ニュースウオッチ9』)。戦争はいけないことだから自分自身も喧嘩を減らす、と目標を語ったのだ。翻って今年の平和記念式典でのこども代表のメッセージには大人の添削が見え見え。「意思をもって学ぶ」などと小学生が言うか。

「夏の匂い。」
をテーマにした本日の「シンクロのシティ」。田舎の草いきれや干した布団の太陽の匂いは定番だが「夏は煙草をメンソールにする」はいずれ消滅か。それより気になったのは「今日は夏の匂いを感じていない」というMCとスタッフの声。五感を使っていないと言いたい。

「ステイケーション。」
を「近所や身近な所でゆったり過ごす」と定義した井上・OZmagazine編集長(先日の『LOVE CONNECTION』)。STAYとVACATIONを合わせた米国の造語だが、予算と時間の制約で我家は殆どこれだ。この夏は電車で1時間46分の河口湖。

「普通でいいんだよ、普通で。」
と咲太郎(岡田将生)は「あなたの人生を創る。必ず傑作にします」となつ(広瀬すず)に求婚した一久(中川大志)に、こう言った(先日の『なつぞら』)。普通に生きることの難しさに耐えた戦争孤児の腹からの言葉。続けて「気取ったこと言うな」と。なお気負わず。

戦争を体験した方が生きていた。 と朝ドラで戦災孤児役を演じる広瀬すず氏は何十年後かに言うのだろうか。戦後生まれが8割を超えたと言っても、その意味でまだ今は敗戦とつながっている。しかし私も父の戦争体験を全て聞いていない。メディアは悲劇に偏らず、戦時のプロパガンダを糾弾してほしい。

「ムーンショット。」
とは日本発のイノベーションを国主導で生み出す試みの名称で1千億を投じる(先日の『日本経済新聞』朝刊)。60年代の米国の月着陸計画で使われ、オバマのがん撲滅プロジェクトの名でもあるらしいが、よその国の計画の名を使うとは、軍備に比べた額の少なさとは。

「うなぎ商戦 利益7倍増。」
という先日の「日本経済新聞」朝刊の見出しの理由は、ファミマが土用の丑の日のうな重などの販売を原則予約制にし売れ残りに伴う廃棄が大幅減したからとか。クリスマスも恵方巻も予約にすると言うが大賛成。ウチはどれも買わないし、大量廃棄はそれだけで罪である。

人間は生き物であり自然の一部。
と“左手のピアニスト”舘野泉氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。楽器を生き物のように扱う姿に中村桂子氏は「身の周りのモノを生き物的に見ていく」と形容。私は同じバンドを続けて使うと他のバンドが可哀そうな気がして毎日、平等に巻く。

ラブラブな話をする人少ない。
と結婚2年目の横澤夏子氏(先週の『田中みな実 あったかタイム』)。「結婚はいいもんじゃないよ」と言われると田中氏。私が関わったFM番組で「暮らしで大切なことは?」と訊かれ「妻」と答えた世界No.1バリスタ・粕谷哲氏が忘れられない。私もそう言うはず。

本気で多様性なんか考えていない。
と養老孟司氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「一元化に向かっているから逆に個性や多様性だのと言う」と語るが、だからと言って多様化を肯定はしない。もちろん商品は多様化しているが、生き方は寄らば大樹の傾向に戻り、考え方は保守に収斂しているように思う。

アドレスホッピング。
とは1拠点に留まらず移動する生活を指すが、先駆者の市橋正太郎氏は「住む地のコミュニティに関わって多様な価値観を知り、いま苦しんでいるなら移動するだけでラクになれる」と効能を述べた(本日の『MOTIVE!!』)。可能か否かは別に、誰もが憧れるはず。

行くよ。

「Alexa。」 とはAmazonが開発した音声認識サービスで、楽曲・情報検索から家電の操作までできるが、その声を聞いていて、テレビ・ラジオに出演する“話すプロ”たちは、時間に追われるのが理由か知らぬが皆、言葉でなく音として話し、この人工音声に似ていると気づいた。