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今日の気になる言葉123

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2020年2月の記事一覧

「○○ロール。」

で終わる言葉を30秒で探し書くワークは、数を競わず参加者の言葉から「違う発想を学んだ」と思う事で多様性を理解するチームビルディングの手法の一つ(先日の『FOOT×BRAIN』)。私は昭和なシッカ、ベリー、クリームのみで出演者から出た言葉に学んだ。

「鬼は内。福は内。」

節分に京都の商家ではこう言って豆まきをする(先日の『京都人の密かな愉しみ 冬』再)。鬼を「大荷(おおに=品物)」に掛けた縁起担ぎで、注文が多く入るのを願ったとか。閻魔様をご本尊とする引接寺では「福は内、鬼も内」となる。また人はしばしば鬼も内に飼う。

「恋人と指を絡ませて歩く。」

のが好きな割合は男女計55%で握手のようにつなぐ割合が45%という調査結果が出た今週の「SkyrocketCompany」。20代は絡ませる割合が71%に上った。相手による、状況にもよる、と言っていたが、私は絡ませた記憶が薄く、握手の方が好きだ。

龍4つで「てつ」と読むこの漢字は64画で「大漢和辞典」内の最多画数と米国出身で山形大学のジスク・マシュー助教に教えられる(先日の『ワタシが日本に住む理由』)。「おしゃべり」の意味で金代の「五音篇海」に初出とのことだが、知への情熱の前に国境はない。

「大人になりきれていない。」

と58歳のキムラ緑子氏(『大人の休日倶楽部』2月号)。35歳から本格的に女優業が始まったためまだ慣れない仕事があり、一方で仕事ばかりして他の経験が少ないのが理由。人は多かれ少なかれ経験はもちろん性格にも偏りがあり、私は未熟さを痛感する機会が多い。

YouRaise MeUp.
というケルティックウーマンの歌のリクエストに応えつつパッヘルベル「カノン」も同じ旋律の繰り返しがそう聴こえず好きと森口博子氏(先週の『KISS & SMILE』)。披露宴に使われる両曲を例に「同じ様な日常の営みも日々違う」と述懐。繰り返しが生む幸せ。

そんなまがい物は作りたくない。 と、削り節作りの際に出る端材などを使いグルタミン酸ソーダを添加するだしパックを拒み、鰹の頭や内臓を除いて煮て骨を抜き薪火で燻製した表面を磨き2回以上かび付した本枯れ節を作る山彦鰹節(『生活と自治』2月号)。静岡の雑煮は鰹節と大根・白菜のみで食す。

君のチョコはなぜそんなに高いの?
という問に「カカオ豆生産者に妥当な額が渡され労働者に適正な報酬が払われているか有機栽培か無農薬かに注意しベルギーの職人が作る」と答えるとP・マルコリーニ氏(先週の『朝日新聞』朝刊)。チョコレートもSDGs(持続可能な開発目標)の視点で評価される。

「やらせ。」

で盛り上がった本日の「ワイドナショー」だが、今野勉氏が婚礼の再現を村人に頼んだ「遠くへ行きたい」の裏話をしたのは前世紀。駅から歩かない距離で偶然、名店を見つける街散策番組など要演出がテレビで、タレントが態度を装うのをやらせと笑うのは逆に許せない。

反対であるとか賛成であるとか

を誇大化して見るのではなく本当のことが知りたいと加藤登紀子氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。「違う立場を否定せず、ちゃんと受け止めることができないと生きていけないよ」と声を強める彼女の先に、広大なTwitterの海が見えた。

「探し物。」

をする行為が勤務時間の多くを占めていた事実を洗い出し資料の置き場を決めて必ず元に戻す習慣付けで格段の作業効率アップを実現させた話を某業界トップ企業の社長インタビューで聞いた。その方の店長時代の事だが、やがて社の標準になる。我が身に活かせる視点だ。

丸い物置けばトントンと行くよ
と萩本欽一氏に助言されたと、ずんの飯尾和樹氏(今週の『UR LIFESTYLE COLLEGE』)。「冷蔵庫とかテレビとか四角い物ばっかりだろ」という指摘にも笑うが、実は「角をとれ」という教えだったと述懐。できる方には簡単だろうが、未だに私の課題だ。

「null. 」

とは「会社帰りに飲む?歌う?運動する?それとも描く? 」をキャッチフレーズに東京・目黒で展開する絵の具使い放題で後片付け不要のアトリエコート(先週の『ACROSS THE SKY』)。noteでクレヨン画を描くようになって解放感ある時間を私も実感する。

「オブジェ社員。」 とは、時間までいればいいと考えて仕事をしないオブジェと化した古参社員で「昔の部下に指示される筋合いはない」と反発する(先日の『日本経済新聞』朝刊)。定年延長で継続雇用された社員に関する調査から導かれたが、雇用延長の動きには人材育成の視点が欠ける。