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今日の気になる言葉123

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2021年4月の記事一覧

出口のないトンネルはないよ。

池江璃花子選手が白血病で入院中に勇気づけられた担当医の言葉だ(先日の『NEWS23』)。「トンネルを抜けるときは?」という質問に「そのときにならないと分からない」と彼女。医師は抜けるまでは「出口に向かって歩いている」とも言った。日本も、世界もか。

性的同意ハンドブック慶應。

には性的同意(性行為・ボディタッチ・性的発言を全て性行為とし同意がなければ性暴力に)の定義や対策がまとめられる(先日の『ACROSS THE SKY』)。慶應大の有志大学生が作成した。「これを言うとセクハラになるが」という言い訳を笑って許すのもダメ。

やりたい事をやるべきじゃないの

と言った元サッカー日本代表でAuB(株)代表取締役の鈴木啓太氏(先日の『探究の階段』)。いきなりアスリートの腸内環境分析を始めると「頭おかしくなったかと思われた」と自嘲したが、今は軌道に乗る。やりたい事をやろうと思ったら、やるのが古来からの道理。

「あんパンのあん。」

で「こしあん」好き53.9%、「粒あん」46.1%というAll Aboutの調査(1千人対象)を先日の「Seasoning」で紹介。しかし裏ごしのコストが原因か流通するあんぱんの8割以上が粒あんとか。「あんパン以外なら粒」の声もありこの論争、深い。

「一箱支店。」

とは10冊の本が入る箱を小さな本屋に見立てるプロジェクトで運営はSPBS本店(先日の『SHIBUYA DESIGN』)。“支店”の本は選書の講習を受けた支店長が選び飲食店などに置かれる。チケット購入で読めるがnoteの企画が現実化したような催事だ。

人生で今が一番ストレスがない

と言ったのは“ひとり出版社”つまり一人で版元となるスタイルで出版業を営む百万年書房の北尾修一氏 (先日の『日本経済新聞』朝刊)。出版不況のなかでも増加中の業態らしいが、「自分で全て決められる」ものの「売れなければつぶれる」真剣勝負に挑む姿勢に敬服。

「出し惜しみしちゃダメよ。」 故橋田寿賀子が内館牧子氏の朝ドラ脚本決定に際して伝えた助言だ(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「書くことがなくなったら」という内館氏の疑問に橋田は「追い込まれたら必ず次のいい手が見つかる」と。今野敏氏も同じ事を言ったがnoteも同じと勝手に思った。

「いつも綱渡りなの。」

と言った斉藤由貴氏は台本は車に置き放しで現場で台詞を覚えるとか(先週の『Sparkle Life』)。出番までシーンを把握しておらずそのときの気持ちを大切にすると言うが離れ技と言ってよい。私は披露宴のスピーチを当日、家を出てから考える習慣があった。

こんなに辛いの、何が辛いんだろ

それを考える時間もなく人に訊いたり話す時間もないと後輩を憂えた中村邦子・東京女子医科大学病院看護師長(先日の『NHKスペシャル~看護師たちの限界線』)。想像を絶する集中治療室勤務を垣間見るなか、看護師たちの自問が切ない。免疫力を高めねばと思った。