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今日の気になる言葉123

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2021年5月の記事一覧

「女性の神様は嫉妬深い。」

だから弁財天を祀る井の頭公園でボートに乗るカップルは別れると言った洋平(渋谷謙人)に「嫉妬深い男も結構いる」と差別を指摘した遥(佐々木春香)(先日の『ソロ活女子のススメ』)。私は同公園でボートに乗らず別れ、妻と弁財天で有名な江島神社で式を挙げた。

ほんまに好きなことしいや。

本多正識・吉本総合芸能学院(NSC)講師が、お笑いの世界でブレイクを目指す若者たちに向けて言う言葉だ(先日の『プロフェッショナル 仕事の流儀』)。「お笑いに絶対はない」から「自分らの世界観」を尊重する。小説も絵画も音楽も、芸術全てに共通する助言だ。

家にいるのがそんなに退屈で苦痛か
と「動かずにいられない都会の人間」に疑問を呈した馳星周氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。氏は軽井沢に住み朝は犬の散歩、日中は仕事、夜は妻と語り映画鑑賞し読書する日々を重ねる。家にいる時間は暇で飽きる味気ないというメッセージに偏り過ぎだと私も思う。

「自分が何をしたいか。」

で新作ケーキを考えないとお客様が迷うと語った金子美明「パリセヴェイユ」オーナーシェフ(先日の『情熱大陸』)。「お客さんがどういうモノを好まれるか」という発想はやめたとか。全く逆とも言える商品戦略を行うメーカーは何を思うか。“自分”を出すしかない。

「あのときの自分、ナイス!」

売上7,610円のお客様を降ろした後でタクシー運転手の女性が言った言葉だ(先日の『あのとき、タクシーに乗って』)。この職に就くなど思ってもいなかったが「いまこの瞬間は全然やってよかった」と。人が仕事を続ける拠り所は人の数だけあり生き方そのものだ。

失敗しても間違ってもいいんだぞ

という事を夫達に教えてもらった人と自ら演じる「大豆田とわ子と三人の元夫」の主人公を定義した松たか子氏(『FRaU』5月号)。3回結婚・離婚という失敗だけでなく、とわ子の言動は軋轢を生むが、でもめげない。失敗や間違いには反省を通じた成長が必ずある。

「現代人は引き算が苦手。」 と米国の大学研究チーム(先日の『日本経済新聞』朝刊)。土台に立てられた1本の脚で板を支える模型で板のぐらつきを抑えると1ドルもらえるが脚1本10セントという問題で、脚を外すと答えたのは41%だった。人間は引くより足して問題解決する。頭のどこかに。

無理だと思う事を超えてみたい。

と松本まりか氏(『アエラ』5.17号)。「存在しているだけで説得力がある」女優を目指し売れない20年間に自分を作った。常に何かを探しているように見えるのはそのためか。「無理だよ」と言う事は日常茶飯事だが、まずそれを口にせぬ意識から整えていきたい。

恋したら霧で見えなくなっちゃう

だから結婚前にモラハラ亭主を見抜けない、とある50代女子会での会話。その霧が、ある日突然、晴れるのだとか。先日の「生きるとか死ぬとか父親とか」では「好きっていう感情は目を曇らせる」とトキコ(吉田羊)。人間は変わるから、いずれにしても進むしかない。