マガジンのカバー画像

今日の気になる言葉123

549
ぴったり123文字で、できる限り毎日更新を基本に当社WEBサイトで(前世紀末の11月より)継続中です。http://www.present-inc.com/           … もっと読む
運営しているクリエイター

2021年8月の記事一覧

「自分の靴を履かない。」

と日本人の発言に警鐘を鳴らしたブレイディみかこ氏(先日の『ニュースウオッチ9』)。社会や(その場の)空気の靴に合わせて履くと言う一方、意見の異なる相手を理解する意味で「他者の靴を履く」意識を提唱した。炎上の原因の一つはその意識が生まれぬ脳にある。

「恋愛話ができる。」

タレントに明石家さんま・田村淳を挙げ、できない方に松本人志・有吉弘行各氏を挙げた放送作家の高須光聖氏(先日の『TOKYO SPEAKEASY』)。私達も二分されそうだが、どんな性格に起因するのだろう。何となく話せない方が上品な気がするが私は話す方。

毎年、“好き”が更新される。

つまり夫を年毎に好きになると、怒る夫の性格をカウンセリングで克服した犬山紙子氏(先日の『LIFESTYLE COLLEGE』)。釣りは一生幸せにするが結婚は一週間などと皮肉られるが、年輪を重ね気心が通じる訳だから好きの度合いは本来は深まって当然だ。

「子宮感覚。」

は中沢けい「海を感じる時」の群像新人賞受賞時に吉行淳之介が最初に使ったとは知らなかった(先日の『日本経済新聞』朝刊)。多和田葉子氏は「子宮を脳の代わりに使っているのか」と皮肉ったが“女性の才能を異端視”する意識に、この表現が嫌われる理由があるか。

「私個人の意見ですが。」

と殆どの学生が言うと富永京子・立命館大准教授(『生活と自治』8月号)。「他の人と同じ要素を持っていると思っていない」と批判するが、私もコメントで使う。誤解を防ぐため「正論とは思わず一つの意見」と言う場合だ。「個人の感想です」はCMの逃げ口上だが。

JUST ACCEPTED

(弱い自分を隠さず)ただ受け入れる。僧名・明玄ことF・キリンガー氏の悟りの言葉だ(先日の『何も求めず ただ座るだけ_自給自足の禅寺 安泰寺の1年』)。ドイツの裕福な家庭で育ったが世俗的な成功に疑問を感じていた。悩みの深さは違う。しかし私も受け入れる。