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今日の気になる言葉123

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#自分

私が私であるために必要な行為

と作曲を表現したのは、4人のバリトンで結成する「ハンサム四兄弟」の長男・宮本益光氏(先日の『ベストオブクラシック』)。仮に自信がなくても周囲が批判しようとも、私であるために必要と定義づければ迷わない。私が私と認めなければ生きる意味はないのだから。

「生きづらさ。」

について土井裕泰監督は「周囲とうまく同調できない、思い描いたようには生きられない、そんな…

「自分の弱さを認めるんだ!」

と調教師・緑川(中村蒼)は騎手・瑞穂(平手友梨奈)に叫ぶ(先週の『風の向こうへ駆け抜けろ』)。競馬学校の落馬体験から無意識に馬を怖れていると指摘し、同時に彼は自らの弱さを中央競馬への自意識過剰だと吐露する。弱さは克服できずとも認め続けるしかない。

自分の味方で自分がいられる。

人生を楽しむためには?という問にそう答えたkemio氏(先日の『LIFESTYLE COLLEGE』)。「自分の機嫌は自分でとる」と吉岡里帆氏。人は常に「自分」という最も身近な存在と会話し、応援し受け入れて生きる。「自分」とだけは喧嘩しちゃダメだ。

「メモには魔力があります。」
と前田裕二氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「気づいていなかった自分の欲求や行動の志向が明らかになる」と、就活生向けに「人生の軸=自分が幸せに感じること」を見つけるメモの効用を説く。私もミニ手帳にメモするのだが俳句とツイートネタで軸とは無関係だ。

「ダルちゃん。」
は資生堂の季刊誌「花椿」ウェブ版で連載中のはるな檸檬氏作の漫画(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ダルダル星人“ダルちゃんは“世の中のふつう” に合わせつつ他人に振り回されない自分を見出す。選択肢の多さに悩む20代女性に人気と言うが自分探しは廃れない。

「みんなちがって、みんないい。」 で有名な金子みすゞの詩を掲げ、滅亡を防ぐため同じ種でも別々の個性が必要と説いた佐治晴夫・美宙天文台台長(『サルース』8月号)。他者を気にするなら新しい自分づくりに力を注げと語る。仏陀の言葉にある「自灯明・法灯明」は自分を拠り所に周囲と調和する事。

他の人と違う動きが運を呼ぶ。

と萩本欽一氏(『週刊文春』1月30日号)。故に晴れたらゴルフをやめてネタを考え、雪なら逆に「辛い」と言いつつ早朝から出かける。すると、いつもと違う時間にヒントがあると。“人と違う視点”の大切さは誰もが言うが欽ちゃんに言われると妙に納得感が深まる。

「自分と向き合う。」

という言葉を本で見つけた石川遼選手は“ただの石川遼”が抱く不安を“プロゴルファー石川遼”が押しつぶしていたと気付く(先月の『日本経済新聞』朝刊)。そして他人の期待に応えるのではなく自分のためにゴルフをやろうと決める。一番大切なのは自分でいいんだ。

「他人の物差し。」

で自分の価値が決まると考えるグラビアアイドル・千鶴(大塚千弘)は、手羽先の唐揚げを食べる姿さえ男に見せない(『深夜食堂』2部4話)。だが神崎(柄本佑)の裏切りに目覚め「見つかりました私の物差し」と笑った。恋愛も仕事もその物差しができて本編開始だ。

「自分ていうのは世界初。」

とマンボウやしろ氏(先日の『SkyrocketCompany』)。「代表作のラーメンを作りたい」という自営業のリスナー投稿に答え「自分は何者でどんな人間かをちゃんと追求できたらそれがオリジナル」と喝破。この男、しれっと金言を放つので油断できない。

自分だけは絶対に騙しちゃ駄目。

人気女優の高城百合子(井川遥)は、こう言って自分に正直に生きよと千代(杉咲花)に告げる(水曜の『おちょやん』)。「本当にやりたい事をやるべきよ」とも言ったが、万人にこの生き方はできない。しかし仮に踏み出せば結果はどうであろうと後悔はしないはずだ。

自分を最後に助けてくれるのは自分
という東京五輪の卓球日本代表・石川佳純選手の言葉を先日の「ZAPPA」で紹介。全日本卓球選手権での5年ぶりの優勝にはまさに精神力の強靭さを感じた。こう思えば、この1球という場面で自分を失わないだろうし、普段から自分を大切にでき肯定できる気がする。

強いられて何かをするのは嫌い。 と言っていた篠田桃紅氏が107歳で死去(先日の『日本経済新聞』朝刊)。戦後にアメリアに渡り書でも抽象画でもある水墨アートを広めた。テレビで何度かお見かけしたが、その自由な生き方は唸るしかなかった。強いられるのは私も嫌うが普通はそれあっての人生だ。